皆さま二十四節気はご存じでしょうか?
一年を春夏秋冬四つの季節に分け、さらにそれぞれを六つずつに分けたもの。
「節」「節気」と「中」「中気」と呼ばれるものが交互にあります。
その二十四節気を三つずつに分けたものが七十二候と呼ばれます。
二十四節気や七十二候は古来より、様々な行事や文化風俗、果ては農作業に至るまで。
生活の多くのものを季節にあわせて楽しみ営むために使われてきました。
ところが……ここ最近の気候変動は、この古来からの風流な伝統をおびやかしつつあります。
悲しいかな、あと何年かしたら二十四節気も七十二候も今以上に現実的ではなくなり、
小説や歴史本の中だけの言葉になってしまいそうです。
せっかく四季のある日本に生まれて育ったのだから。
そうならないようにが無理ならば、せめてそうなったときの忘備録に。
花見師のバックアップのもと、四季折々の徒然を綴っていく機会を頂戴いたしました。
「雨水」雪が雨に変わり氷が解けて水になるさまを表します。
実際は北の国ではまだ雪が深く、関東地方でも冷え込んで雪が降ることもある季節です。l
「草木萌動」七十二候では2月28日から「草木が萌え始める季節」に入りました。
ここ首都圏では寒暖差が激しい毎日ですが、暦の上では少しずつ確実に春になっています。