椎間板ヘルニアというお友達
新海 富美代
今年は梅雨入りが早めの様だと言われていましたが関東ではまだ梅雨入りしてません。この夏も異常気象で豪雨被害や暑さが厳しくならないことを祈るばかりです。
今回も前回の続きで私の腰痛のお話から入りたいと思います。私の腰痛も仲間の先生や他の先生の施術により改善して来ています。時間を作り何度となく施術を受けたり近くの温泉に行き身体を温めて自分の身体にいつも以上に目を向けるように心がけてきました。
以前整体の先生に「身体に賭けた分稼げるよ!」と言われたのを思い出しました。誕生日を迎え一つ年を重ねて行けば身体にも負担が掛かって身に応えるようになるのも当然ですから、今回腰痛を感じさせたのは「1つ年を重ねたのだから身体に気をつけなさい」という忠告と受け止めて暫く様子を見ていましたが、やはり痛みが続くので一度病院で見て頂こうと整形外科に出向きました。
診察を受ける前に症状を看護師さんにお話しておいたので、診察室に入るなり先生が「症状的に腰から来ていると思うよ!」と言われて横になり両足を触って診察してくれました。その後レントゲン撮影をして出た答えは腰椎椎間板ヘルニアでした。腰椎3、4番の間に症状が出ていました。
先生の説明によると 最近になってこのヘルニアが起きたのではなくずっと前になっていて、有難いことに今まではヘルニアの症状が出なかった事や腰のレントゲン撮影をする機会がなかったので気付かなかったのだけの事ですよという話でした。私は自分が整体の仕事をさせて頂きながら沢山の方のお話を聞いたり症状のお話を聞いて来たのに、まさか自分が腰椎椎間板ヘルニアだったとは思いもよらずびっくりでした。
しかし今回整形を受診した事により病名が分かり色々な面で良かったと思っています。先生から飲み薬と鎮痛剤の湿布を頂き、さらに腰痛体操を教えて下さり毎日3種類の体操を8セットするように指示が出ました。先生の言われることを守り自分でも整体を受けて改善して行こうと思って帰宅しました。その後は言われた様にしていくと症状も少しずつ改善して楽になって来ました。
次の約束の診察日に病院に行くと先ず看護師さんに腰痛体操が出来ているかチェックされました。診察室で先生の診察を受けると先生から薬での不都合な症状は無いか聞かれたので、「お蔭様で大分楽になれました」と話すと先生は一喜一憂してはいけないと言われました。少し良いからといって動いてあるラインを超えるとまた痛みが強くなったりするので長期戦で見ていく必要があると言われました。
これからは加齢も加わるから半年、3年とみていかねばならないと言われて、私としてはちょっと簡単に考えていたのですがこれからは意識を変えていかなければならないと思いました。
このような事を今まで経験することもなく過ごして来ましたが、今回自分自身が体験して私の整体院に通院して下さるお客様の気持ちを感じる事が出来ました。この気持ちを大事にこれからの仕事に役立てて行きたいと思っています。ある専門的な方から、ヘルニアを持ちながらそう言った症状が今まで出てこなかったのは自分なりに整体を受けたり運動をしたりして自己管理がある程度出来ていたお陰でしょうと言われ、私がこの仕事をやっていたこともプラスになっていたのかも知れないと有難く思っています。
また今回の経験を通してやはり冷えには注意し筋肉の柔軟性を保つ事の大切さを痛感しました。自分に合った筋肉トレーニングと整体を定期的にきちんと受ける事の大切さも再確認しました。合わせて年を重ねて行くにつれ身体の衰えは必ず出てくるという事を自覚して、日々楽しみながら充実した生活をしていくことが大切だなと思っています。このように身体は気にしながらも気持ちだけはずっと明るく若々しくいたいと思うのです。