行楽シーズンでの台風災害、心からお見舞い申し上げます。
新海 富美代
10月の三連休は関東甲信越東北地方に台風19号が上陸して大きな被害をもたらしました。季節的にも良い時で行楽や結婚式やらイベント等も色々と計画していた方も多くいたことと思います。我が家も娘の孫の3歳の七五三祝いと息子の8月に産まれた孫の初宮詣りを13日に計画していました。
数日前から台風の進行状況を気にしていました。12日は台風の影響を一番受けるらしく13日なら台風も去ってお天気になるから何とか大丈夫だと思っていました。ただ息子の孫はまだ2カ月なので1泊での遠乗りは厳しいとの事で、12日午前中のまだ台風の影響が少ない朝早めに埼玉を出てお陰様で道も空いていて10時頃には甲府に来る事が出来ました。
一方娘たちは13日の朝に来ると言う事になっていました。甲府も午後から雨が強くなり次第に風も強くなってきて雨戸をしめたり家の周りの小物をかた付けたりして台風に備えました。一夜が明けて朝になると雨も上がり日が指して来て、これは良かったお天気になったと思って七五三詣りと初宮詣りのお祝いのお赤飯やお料理の準備を始めました。
その日は中央線が止まっていると言う情報が入りましたが中央高速については何も言ってないから大丈夫だと思い、娘からの電話に高速道路大丈夫みたいだよと答えてしまいました。それで娘達は朝早めに車で家を出たのですが中央高速も土砂の崩落で通れない事がわかり、一般道で来ようとして向かったのですが山梨に向かう主な道はどこも土砂崩れがあったりして、それでもあちらこちらのルートを模索して2時間あまり走りましたが結局どうにもならず甲府に来る事を断念しました。
娘の住んでいる場所も道路の冠水やら土砂崩れの災害が発生し大変だったと言っていました。幸いにも被害を受ける事が無かった事だけでも有難い事です。結局私はお祝いの準備はしたもののどうなるかと気を揉み心身ともに疲れながらも息子の孫の初宮詣りのみを行いました。無事にお宮詣りを済ませてホッとしたものの今度は翌日息子達が帰る方法を考えなくてはなりません。
中央道が大月八王子間で通行止め、国道20号も通行止め。さてどのルートで帰れるか?と検討した所中央道で大月まで行きそこから須走ルートを通り御殿場から東名に乗るルートがどうも行けそうだと言う事になり一安心しました。翌日息子達は渋滞をさける為に早めに出掛けて行きました。須走辺りでちょっと渋滞はあったものの埼玉まで4時間程で無事に帰宅出来ました。いつものコースよりも2倍増の時間は掛かりましたが小さな子供を連れての帰宅でしたので無事に到着出来た事に感謝です!私も息子家族が無事に帰ってくれたことで本当に安心しました。
毎度のことながら山梨は陸の孤島になってしまいましたが幸いにも大きな災害被害は無く有難い事でした。我が家の今回の台風の影響も、息子家族が無事帰宅してくれた事で解消しましたが、目をテレビに向けると、各地で大変な被害が出ていてその大きさに胸が痛む思いです。近年全国各地で災害が頻繁に起こるようになり此れからはいつなんどき何が起こるかわかりません。
災害から身を守る事をそれぞれが意識していかなければいけないと感じた今回の台風でした。被害に遭われた方々の事を思うと本当に胸が痛くなります。一日も早く元の生活に戻れます様にと祈る気持ちです。