太陽と深呼吸
新海 富美代
この12月22日は冬至、「ゆず湯」に入りかぼちゃを食べてしっかりビタミンを取り冬の寒さに立ち向かっていける体力づくりの一日にしたいものですね。また。この日は一年で一番に日が短い日であることは皆さんご承知の通りですね。
私は「易経・64卦」を学ぶようになってから、冬至は「坤為地(こんいち)」という陰の極まりで冬や母を表わし、夏至は陽の極まりで夏や父を表わすこよを知りました。したがって「坤為地」のこの日を境に「乾為天(けんいてん)」に向かって日の長さが米一粒程ずつ伸びて行く自然現象にも関心を持つようになってきています。前々から朝玄関のお掃除をし終えてから太陽(お
てんとうさま)に身体を向けてエネルギーを頂き、一日のスタートをきっています。
一年を通して太陽を見ていますが、季節により太陽の感じが微妙に違っているのが分かるようになりました。私のお気に入りの太陽は やはり冬至の翌日からの太陽です。気のせいではなく、日の光の力強さがこの日を境に違ってくるのが実際に体感できるのです。季節的にはこれから真冬に向かうのですが、実際の太陽と私の心は、すでに夏至の「乾為天」に向かって前向きに動き始めるのです。
この時期の朝はとても寒く、寒さで身体も引き締まりますが、その中で太陽の力強い光を浴びて呼吸を深くゆっくりと数回すると心も落ち着き、気持ちが穏やかになります。深呼吸も先ずはゆっくりと息を吐き、鼻で胸一杯に息を吸い込み、今度は細く長くゆっくりとお腹の中全ての息を吐きだします。吸う事よりも吐くことの方が大切のようです。以前「自力整体」をちょっとやっていましたがその時の先生は吐く時間が30秒近くあるそうでした。
私も整体の仕事をさせて頂いている関係から30秒とまでは行きませんが長めに吐く事が出来ます。これも訓練で長く吐く事が出来る様になります。
私の経験では 澄んだ空気の中で深呼吸を繰り返し続けていくと気持ちも落ち着き、自律神経に良いのか血圧も安定してくると いったメリットもありました。
毎朝の太陽の光のエネルギーは、私の元気の源となっています。特に寒いこれからの季節は、身が引き締まり、さあ今日も
頑張るぞ!! と一層活力が湧いて来ます。
夏至の太陽が燦燦と輝く様に太陽のエネルギーを頂き、私もこれから輝きたいと思います。
今年も残す所あと9日間、日に日に力強くなる太陽の光のエネルギーを頂きながら、来年度に希望を持ち、よき新年を迎えたいと思います。皆様も「よいお年を!」です。