縁結び&美容ー江島神社

開運スポット巡りー3
江島神社(えのしまじんじゃ)

小林永周講師の略歴は上部の「プロフィール」をクリックしてください。

縁結び+美人祈願の江島神社

先週は東京大神宮、先々週は縁結びの宗家・出雲神社と紹介しましたが、今週はそれにオマケが付く神社です。
なんと、縁結びに加えて、美肌、美形、美笑、美髪、美白の5つのご利益が得られる美人づくり神社です。
神奈川県の江の島といえば都心から2時間足らずで行ける至近距離にあります。ここなら誌上だけでなく、気軽に行ける人も多いのではないかと思い、第3弾に繰り上げました。
予定では、縁結びの次は「縁切り」だったのですが、縁切りはもう少し後にします。離婚できずに悩んでいる人、ストーカーで悩んでいる人は少々、お待ちください。

江の島の弁天橋を渡り参道に至ると、両側に土産物屋が軒を連ね観光客で賑っています。青銅の鳥居、その先には朱色の鳥居と宮殿を思わせる建物が構えています。石段を登り切ると玄関口に身を祓い清める茅の輪があり、正面に辺津宵が鋲座しています。
江島神社はこの辺津宮のはかに中津宵と奥津宮があり、3つのお宮を総称して江島神社と呼ばれています。ご祭神は、3人姉妹の女神様。 江の島は3姉妹の女神に見守られている開運の島といえます。

ここ「江島神社」のご祭神は、天照大神(あまてらすおおみかみ)と須佐之男命(すさのおのみこと)の間に生まれた、三姉妹の女神様達です。奥津宮の多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)、中津宮の市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)、辺津宮の田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)で、この三女神をもって「江島大神」と総称していますが、古くは江島明神(えのしまみょうじん)とも呼ばれていました。
それが、仏教との習合によって、弁財天女とされ、江島弁財天として信仰されることになり、海の神、水の神の他に、幸福・財宝を招き、芸道上達の功徳を持つ神として、今日まで仰がれています。
江島神社は、福岡の宗像大社、広島の厳島神社とも御同神でもあります。
最初に参拝する辺津宮には田寸津比責命(たぎつひめのみりと)が祀られ、境内の奉安殿には日本三大弁財天に数えられる江島弁財天があり、八常弁財天像と裸弁財天とも呼ばれる妙苦弁財天像が安置されています。勝運、財宝授与、芸能上達のご神徳のある神様として芸能関係者などから厚く信仰されています。
「キレイになりたい」と願う方は市寸島比責命(いちひめのみこと)が祀られている中津宮へ行くことをお薦めします。中津宮限定の「よくばり美人守」が人気で、美肌、美形、美笑、美髪、美白の5つのご利益があるそうです。
さらに、奥津宮は多紀理比貴命(たぎりひめのみこと)が祀られ、こちらは魂を磨くのには最適の場所です。
辺津宮の境内には、根が一つ幹が2つの「むすびの樹」と呼ばれる大銀杏のご神木があり、なかなかの人気で皆さん立ち寄っていました。
さらに、島内の高台には「龍恋の鐘」という愛情スポットがあり、この鐘を二人で鳴らすと恋愛成就、間違いなしとか。
では、ここで前例に倣ってご参拝、これで以上全てのご利益を頂くことになります。


またまた五円玉を用意して、参拝後にお賽銭箱にタッチ、これであなたの幸せ度はまた倍加します。
なお、「日本三大弁財天」とは、安芸の宮島、近江の竹生島、江の島の弁財天のことです。この他、奉安殿の中では、十五童子像、後宇多
一年に一度、6月10日に滋賀県琵琶湖上の竹生島神社において三大弁天を祀る「三社弁才天祭」が行われ、江島神社の神官と厳島神社の神官がそれぞれの弁才天の分霊を竹生島神社に迎えて祭りを行います。このお祭りに参加すれば日本三大弁天の全ての神様を一度に参拝することができるのです。

江島神社の社紋は、北条家の家紋「三枚の鱗」の伝説にちなみ考案されたものです。
建久三年(1190年)鎌倉幕府の北条時政が、子孫繁栄を願って江の島の岩屋に参籠したところ、満願の夜に弁財天が現れ、時政の願いを叶えると約束したあと弁財天は大蛇となって海に消え、その跡に三枚の魚鱗が残されました。時政はこれを北条家の家紋にしたと言い伝えられており、江島神社の社紋はこれにちなんだものです。ではまた来週、お元気で・・・小林永周
江島神社
神奈川県藤沢市江の島2-3-8 小田急線「片瀬江ノ島駅」、
江ノ島t鉄「江ノ島駅」から徒歩約15分。