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参考図書・小林永周著「ご利益さま」(株)ファミマ・ドット・コム刊。
開運スポット巡りー2
東京大神宮
小林 永周
前回の出雲大社の「縁結び」が、お陰様で好評だったようで一安心です。ところが開運村の役場に「島根県出雲市までは遠すぎるし、パソコン上での参拝ではご気分もイマイチご利益も薄そう、首都圏では?」との投書があったと聞きます。そこで、ご要望に応えて今回は、同じ「縁結び」で都心にある著名な神社「東京大神宮」を紹介します。
「東京大神宮」は、JR中央線・総武線飯田橋駅」西口より徒歩3分と都心の千代田区富士見2-4-1にあり、関東近県から気軽に行ける距離にあります。この隠者は、「東京のお伊勢さま」とも言われますが、それは、明治13年に伊勢神宮の遥拝殿として日比谷に創建されたことにあり、当時は日比谷神宮と呼ばれていました。その遥拝殿が関東大震災で焼失後、昭和3年に現在地に移って東京大神宮となって今日にいたっています。伊勢神宮の遥拝殿とは、本来詣りたい場所が遠い為に、遠くからでも参拝したと同じ効果やご利益が得られるように作られた場所のことで、東京にいて伊勢神宮を参拝したと同じご利益が得られるということになります。なお、伊勢神宮参拝のご利益の第一は縁結び(良縁・恋愛成就)、第二は女性の美容・魅力アップ、第三は対人関係、第四は夫婦円満の好転、その他となっています。
「東京大神宮」のご祭神は、天照皇大神(あまてらすおおみかみ)と豊受大神(とようけのおおかみ)、ほかに万物の結びの働きをつかさどる天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、神産巣日神(かみむすひのかみ)、この三造化神と倭比売命(やまとひめのみこと)とを相殿に併せて祀ってあります。
東京大神宮は、神前結婚式を創案した神社ですが、それまでには試行錯誤の苦労があります。
明治33年、後の大正天皇となられる明宮嘉仁(はるのみやよしひと)親王殿下と公爵家令嬢・九条節子さまとの結婚式が、皇居内にある神社で執り行われました。この時のご婚礼儀式を参考に、東京大神宮が模擬結婚式などで改良を加え、神前結婚式を始めたのが評判になって、全国の神社での親善結婚に広まって神社経営に経済的な面でも寄与することになりました。
そのため、縁結びに関わるご利益を授けるパワースポットとして、広く認知されることになり、ここで創始した神前結婚式で結ばれると生涯幸せ間違いなしとのご託宣を得ることになったのです。
この縁結びのお守りには、「縁結び幸せ小槌」の他に、女性の悩み事解決にご利益があると言われる、スズラン(花言葉は「幸福が訪れる」)の花を模した鈴付きの「縁結び鈴蘭守り」があり、さらに、恋占いの「恋みくじ」が知られています。
「東京大神宮」のご利益は、伊勢神宮のご利益とは別に、「縁結び」だけではありません。恋愛成就の他に家内安全、商売繁昌、厄除開運、安産祈願、交通安全、学業成就など幅広く多くのご利益が評判を呼んでいます。
縁結びのお守りはといい、その他に目的別それぞれのお守りが用意されています。
それと、ここでは当たると評判の「恋」のおみくじが若い女性の間で評判です。
この愛らしい色とりどりの絵柄の「恋みくじ」には、恋愛を成就させる様々なアドバイスが的確に書かれていてすぐに役立つと評判です。
さらに、東京大神宮では御朱印も頂けます(有料)。御祈祷受付窓口横に御朱印の案内板がありますのでそれに従ってください。
境内にある飯富稲荷神社もパワースポットの一環ですから参拝をお忘れなく。
この「東京大神宮」は、恋人と一緒に参詣するとご利益が、さらに増えると伝えられています。
でも、このパソコン上の「東京大神宮」への願掛け参拝はもちろんお一人で結構、お賽銭はご縁で五円です。