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心霊研究の第一人者が推す
開運スポット巡りー58
念願成就、縁結び、開運招福
青森県、十和田神社(とわだじんじゃ)
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青森県の十和田湖は、かつては下北半島の恐山とともに修験道の東北二大霊場として信仰されてきた経緯があり、古来から心霊スポットとして知られています。
十和田湖には二つの岬が突き出ており、西側の中山崎の西側が「西湖、中山崎と東側の日暮崎の間が「中湖」、日暮崎の東側が「東湖」です。
十和田湖南部の湖畔「御前ケ浜」に位置して、宿泊施設や食事処、お土産売り場が集まるエリアに「休屋(やすみや)」があり、ここが十和田湖の観光拠点になります。そこからの眺望は抜群で、美しい砂浜と湖畔の自然林などが一望できます。
ここからの「探勝路入り口」からは、車も自転車も乗り入れ禁止ですから、静かな散歩コースになっていて、そこからすぐ近くに十和田湖の観光シンボルとなっている「乙女の像」にたどりつきます、
このブロンズ像は、詩人で彫刻家・高村光太郎最後の作品で、十和田湖国立公園指定15周年記念として、昭和28年に建てられました。高さ2.1mの2人の裸婦が向かい合って左手を会わせ左手を会わせており、モデルは光太郎の愛妻・智恵子夫人です。
その乙女の像から近く「休屋」の奥に、当地のパワースポットとして有名な十和田神社があります。
ここには神秘的なエネルギーが溢れていると信じられ、鬱蒼とした杉並木の参道を歩くだけでただならぬ雰囲気を感じることが出来、その本殿には重厚な建築美に荘厳さを感じることが出来ます。
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十和田神社は、十和田湖に突き出す中山半島にあり、創建は古く、平安時代の大同2年(807年)に坂上田村麻呂が東夷征伐の際に日本武尊(ヤマトタケルノミコト)と、十和田湖の主・青龍大権現が祀られています。
ここで青龍大権現に触れます。
ここには、十和田湖伝説の大蛇を法力により退治したという湖の主でもある名僧・南祖坊を「青龍大権現」として祀っていて、境内の祠には僧の履いていた鉄のわらじが奉納されています。
青龍大権現伝説の由来は、昔、熊野で修業した南祖坊が、熊野権現様から「この鉄のわらじを履いて諸国を修行し、わらじの緒が切れたところに住みつくがよい」と諭されて旅立ち、わらじの緒が切れたところが十和田湖でした。ところが、十和田湖にはすでに秋田マタギ出身の八郎太郎が龍に姿を変えて棲み着いていましたから、この地を巡って八郎太郎と南祖坊の間で激しい争いになりました。、七日七晩の死闘の末、八郎太郎は八つ頭の龍に変じて、法華経を唱える南祖坊を襲い、経文を投げつけられると山々に響く悲鳴を上げて八郎潟に逃げました。勝った南祖坊は十和田湖の主として入寂し龍へと姿を変え「青龍大権現」として祀られることになったものです。
この南祖坊の影響で、この地は修験僧徒・山伏の修行場として栄え、江戸時代には南部藩の霊場として発展しました。
杉並木を抜けると、歴史を感じさせる立派な拝殿が現れ、見事な彫刻からも由緒ある神社であることがわかります。
十和田神社から十和田湖へ抜ける道の一つに「開運の小道」と呼ばれる散策路があります。道脇の溶岩に開いた穴を祠として、それぞれに「日の神」「天の岩戸」「金の神」「山の神」「火の神」「風の神」と名付けられた祭神が祀られています。開運を信じて運気を上げたい場合は、この道を通って湖に出ると願いが叶えられます。
十和田神社にはパワースポットとしての「占場(うらないば)」があります。
十和田神社で「おより紙」を頂き、願い事を書いて占場から湖に浮かべます。その紙が引き込まれるように沈めば願いが叶い、いつまでも未練たらしく湖上に浮いているようだと願望は叶いません。
ただし、この場所は断崖絶壁で危険のため、現在は立ち入り禁止で、遊覧船かボートでその近くまで行った時に「おより紙」を投げ入れることで代行できます。
アクセス
電車:JR八戸駅~JRバス十和田湖行で2時間15分、
バス停十和田湖(休屋)下車
車:東北道十和田湖IC~国道103号、30km
十和田神社
青森県十和田市大字奥瀬字十和田16
電話:0176-75-2508