
新渡戸稲造著、桜井桜村訳、幅雅臣装丁、えむ出版発刊、本体5千円。
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武士道を考えるー10
花見 正樹
第七章、武士道の至誠
「至誠」とは、人間としてきわめて誠実なことをいい、似た意味の言葉には、真心、誠実、忠実などがあります。
「至誠、天に通ず」は、真心を持って事に当たれば、何事も好結果が得られる、という意味です。
武士道での「誠」とは、嘘をつかない、誠意で主君に尽くし、仲間を裏切らない。武士に二言はなく、武士の約束は絶対であって証文も不要。誠意がない武士は、罪悪であり弱い人間であるとされて武士仲間から相手にされないのです。
「誠」こそが武士の名誉を守る大切な要素なのです。