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大掃除後のぎっくり腰再発予防を。

大掃除後のぎっくり腰再発予防を。

 年の瀬を迎えて”ぎっくり腰”に悩む人は意外に多いものです。その殆どが大掃除の後遺症、日頃の心労も影響しての合併症気味”腰痛”の典型です。
「魔女の一突き」といわれる”ぎくり腰”は癖になる症状で、その経験者の再発率は、完治後1年間で25%前後のもなります。その再発を防ぐためには、無理な姿勢をとる行為を避け、腰への負担を軽くすることが大切です。
その上で、適度の運動と肥満対策も欠かせません。
腰は、長期間同じ姿勢で仕事をしたり、急に重い物を持ったり、前かがみなどの無理な姿勢を嫌います。それらは、ぎっくり腰の再発を誘います。肥満は腰に余分な負担を掛けますので、脂肪を減らす努力は絶対に必要です。
と、ここまではどの整体の教本や医学書をみても大差はありません。
しかし、私の知る限りにおいては、その再発防止にもっとも効果的なのはストレスを溜めないことです。私の周囲のぎっくり腰体験者で、私のサロンに出入りしてアルファー波トレーニングやまさつ整体などでストレス解消に励んだ人の中からはまだ一人もぎっくり腰再発者は出ていません。25%どころか0%です。サンプル例が少ないので統計とはいえませんが、参考にはなるはずです。こう考えると、”ぎっくり腰”の原因の一つにストレスがあってもおかしくない気がします。そう考えると、元ストレス解消サロンを経営していた私が、高齢になっても腰痛と無縁なのは当然のことだったのです。
なお、”ぎっくり腰”とは腰部の靭帯や筋肉の損傷などが原因ですので、完治を急いではなりません。二日ほど安静を心がけて筋肉の炎症を鎮め、そこから徐々にリハベリを始めて筋肉の回復を図れば、ほぼ一週間で元の元気な体に戻ります。
急激に襲った腰のひどい痛みは、椎間板がっぶれて神経を圧迫していることもあり、その場合は”椎間板ヘルニア”という立派な病名がついていますので直ちに然るべき病院に行くべきで、整体の分野ではありません。

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腰痛、肩凝りに悩む方へ!

腰痛持ちの多くの人は再発に悩んでいます。
この原因の殆どは、大腰筋が硬く縮こまっているrロック状態を、急に伸ばすことによって起る靭帯や筋肉の損傷です。この大腰筋は、腹部の奥まったところに位置していて股関節を曲げたりするときに使う筋肉ですので、ここを痛めると体を支える多くの筋肉に悪影響を及ぼし、血行を悪くして肌荒れや慢性肩凝りの原因にもなります。したがって、日頃から腹筋を鍛えていれば大腰筋がしなやかになって腰痛や肩凝りの心配なくなり、腰痛の再発も大幅に減少します。
ところが最近の研究では、腰痛の原因に食生活の影響が大きいことも分かってきています。
慢性の腰痛や肩凝り、股関節痛や膝痛、さらには五十肩などに悩む方に対する調査で、その症状を持つ人の殆どが、糖質過多による低タンパク質状態であることが分かったのです。糖質摂取が多すぎると必然的にタンパクの質摂取量が減り、必要以上に脂肪分を溜め込むことで肥満体質になり、筋肉の柔軟性も失われ腰痛や肩凝りになりやすい体質になってしまいます。
したがって、腰痛や肩凝り対策には、食生活の改善による食事のバランス保持、これが必須条件になるのです。

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す。

5、ひとまず応急処置をー2 ぎっくり腰

5、ひとまず応急処置をー2

ぎっくり腰

前回は「寝違い」で首を取り上げましたが今回は「ギックリ腰」です。
この「寝違い」と「ギックリ腰」は場所こそ違いますが原因も結果もほぼ同じ、ストレスが主原因で筋肉の炎症が結果です。
腰痛には腰が痛いだけでなく様々な病気の要因が含まれている場合があるので厄介です。その面倒な慢性腰痛は後述することにして、ここでは「ぎっくり腰」と呼ばれる急性の腰痛症についての対処法を申し上げます。
ぎっくり腰は、体のバランスを崩したり急に重い物を持ったり、急に腰を曲げたりした時に発生する急性腰痛で、腰の関節や筋肉の炎症が原因とされていますが、「魔女の一突き」という別称があるだけに、その激しい痛さは格別です。
こうした急性腰痛は、深刻な場合もありますので要注意、その見分け方が大切になります。
「ぎっくり腰」は突然激しい痛みに襲われますからパニックになり易いのですが、まず冷静に暫く静止して痛みに耐え、そろそろ動けるようになったら(這ってでも)安静に出来る場所まで移動します。
安静の姿勢は横向きで腰に負担がかからないようにします。
昔の「ぎっくり腰」対処法は、このまま安静にして痛みが消えるのを待ったのですが、現代の療法では可能な範囲で動いて治すほうが回復も早く再発も少ないことが分かっています。
「ぎっくり腰」の激しい痛みで動けなくなったとき、脚のしびれや痛みも同時に起こっていたら、「腰部脊柱管狭窄(ようぶせきちゅうかんきょうさく)を発症した可能性がありますので、これは外科医の分野で整体では手が出せません。
整体はあくまでも「未病(みびょう」対処法であって、病名がつくものには手を出すべきではないのです。
腰腰や脚に痛みやしびれを感じる症状には他に脊椎がずれる「変性すべり症」や足の裏まで響く「椎間板ヘルニア」などもありますが、これらは「ギックリ腰」のように瞬間的に激痛が走って動けなくなる症状とは違いますのでここでは省きます。
ぎっくり腰に襲われた直後は「ウッ」と唸って痛みに耐えるしかありませんが、ひとまず腰に負担がかからないように、膝を軽く曲げて楽な姿勢で横向きに寝るか、仰向けに寝て、膝の下に座布団を二つ折りにして置くか、仰向けに寝て両脚を座布団二枚折り程度の高さに載せて腰の負担を軽くするなど応急処置をします。
以上のように、横向きがいいか仰向けがいいか、脚は曲げたほうがいいか、高くしたほうがいいか・・・痛みが少ない姿勢が一番ですので時々姿勢を変えてみることも有効です。
ぎっくり腰は、関節や筋肉の炎症である場合が殆どですから、炎症が収まるまでは入浴も指圧もよくありません。
ぎっくり腰は、当初は安静にしますが、痛いからといって動かないでいると背筋が衰えて、却って腰痛の回復が遅れてしまいます。発症翌日か翌々日あたりに痛みが和らいだら多少の痛みを我慢しても積極的に体を動かします。
腰痛についての調査では、日本人の4人に1人が腰痛で悩んだことがあることが分かっています。
以前は腰痛になったらまず安静、これが上司忌でした。
ところが最近の研究では、腰痛は動いて治すほうが好結果であることが分かっていて、これは世界共通の認識になっています。
とくに以前は腰痛用コルセットなども普及しましたが、これは痛みは和らげますが自治治癒力を弱めて腰痛の快癒を遅らせますのでお勧めできません。
医師の治療を必要とする腰痛の代表格は、神経症状を出す「脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)」「椎間板ヘルニア」、それに糖尿病など免疫が低い病気を持つ人は、場合によっては腰に細菌がつく化膿性脊椎炎が心配ですし、骨粗しょう症の方の腰痛は一時的に安静が必要で、その上で医師の治療を受ける必要があります。
それら医師の診療を必要とする腰痛は約15%、残りの約85%は、軽いストレッチや整体の軽擦で完治することが出来ます。
位本では急性腰痛を「ぎっくり腰」と呼び、西洋では「魔女の一撃」と言います。
腰痛には様々な原因があり、その全容はまだ解明されていませんが、その一因にストレスが関わっていることだけは分かっています。悩み事でストレスだらけで苦しんでいるの時に「ぎっくり腰」では踏んだり蹴ったりですが、腰痛は心身が不調の時に訪れる貧乏神そのものなのです。
したがって心配事がなくなってストレスから解放されると腰痛はいつの間にか治っているものです。
最近では、脳が腰痛に関わっていることも分かっていて、腰痛を恐れたり意識しすぎると腰痛の症状が長引き、すぐ治るという
暗示が働けば腰痛は早く治ります。
さて前置きが長くなりすぎましたので結論を急ぎます。
前述のように、腰が急に痛むのは「ぎっくり腰」や「椎間板ヘルニア」などです。
重苦しい痛みが続くようなら腰痛症とみられます。
腰痛症は、長時間同じ姿勢でいたり、姿勢が悪かったり、運動不足、肥満などで血行不良、筋肉が硬くなって周囲の神経を圧迫して起こることが多いものです。また、ストレスが髙いと筋肉も緊張状態が続いて腰痛になる場合もあります。
ストレス解消筋肉を和らげ血行を良くすることが腰痛緩和のベスト療法です。
このように腰痛は軽いうちに治せばすぐ回復しますがそのまま放置すると慢性腰痛になって、一度よくなってもすぐ症状が繰り返しますので早期の手当てが重要です。ここでは腰痛によく効く手のツボを紹介します。

 腰痛に効くツボ

腰腿点(ようたいてん)
場所は、手の甲の人さし指と中指、小指と薬指、これらの骨の分かれ目中央、二カ所とも同じ施術で行います。
このツボを親指と人さし指で手の甲を挟み一回に、約6秒押し揉みし6秒離すのを6回、これを一日に数回(回数は自由)、これが一番の療法です。
腰痛に強い腰部の押圧は逆効果、軽擦でストレスを和らげる施術が有効です。

応急処置ー1 寝違い対策

第一章 整体入門

応急処置ー1

第一章 整体入門

5、ひとまず応急処置をー1

1、寝違い対策

寝る時は何でもなかったのに、朝起きたら首が痛くて自由にならない・・・これが寝違いです。
寝ている間に妙な姿勢で無意識に首を捻ったりすると筋肉や靭帯が損傷して痛みます。
寝違いを別の言い方で表現すると「「首の筋肉の肉離れ」「頸椎の捻挫」「頸椎変位」などで、首の筋肉に傷が入って炎症が発生していると思えば間違いありません。
場合によっては、首だけでなく腕の痺れを感じることがありますが、こうなると、かなりの重症です。
寝違えた場合、大概の人は少し力を入れて首を揉み、その後でお風呂に入ると、痛みがとれたように感じます。
しかし、これは一時的なもので、翌日になれば痛みはもっとひどくなります。
痛みがひどい時は炎症を起こしていますから、温めるのは厳禁です。
むしろ、患部を冷湿布や保冷剤などで冷やし、しばらく安静にして揉んだり押したりは後回しにすべきです。
例外として、凝りや血行不良での寝違いがありますが、これは肩の凝り過ぎと痛みの連鎖ですからすぐ分かります。この場合は冷やすのは逆効果で、温めて筋肉を和らげれば血行もよくなり肩凝りも首の痛みも和らぎます。
いずれにしても肩凝り以外の「寝違い」は、炎症による激痛ですから、最初は冷やして安静、少し落ち着いたら次の手です。

痛みが軽くなってきたら、まず、首の左右、どちらが痛いかを確かめます。
首の右側が痛い場合は、ゆっくりと息を吐きながら反対の左側に首を倒して6秒ほど耐え、フッと力を抜いて戻します。
最初は軽く、徐々に強めて5回ほど同じ動作を繰り返して様子をみます。
倒す方向はあくまでも反対側、右後が痛ければ左前、左後が痛ければ右前に倒します。
これを数回繰り返して様子をみます。
また、脇の下の神経の血行を良好にすることも効果があり、首回りのツボの軽擦も役立つことがあります。
ところが、寝違いを治すツボは首回りより手にあることがよく知られています。
昔から、寝違えた時は「落枕(らくちん)」、手の甲側の人差し指と中指の間にあるツボです。
ここは左右どちらも親指を用いての押しさすりが有効で、少し強めに何度でも首の痛みが治まるまで施療してください。
「寝違い」は、炎症の傷ですから施術してもすぐには治りません。
程度にもよりますが、痛みが治まるまでにおよそ3~6日はかかるのはご承知おきください。

4-私の整体への姿勢ー5

4-私の整体への姿勢ー5

体の痛みや不調を改善したり予防するのに中国を起源とする東洋の整体法を用いますが、私の場合は手から微電流(アルファー波)が出ますので、強く押すより摩擦する感じのほうが筋肉を和らげ血流をよくすることが分かっています。
その手から出る微電流は癒しに適した波動ですので癒し効果によるストレス解消と精神的安定を得ることができます。
一般に整体といえば、その対象は肩凝り、腰痛、この二つに代表されますが、最近ではパソコンやスマホなどによって眼精疲労と頭痛、デスクワークによる腰痛と足の浮腫(むく)みなどによる体調不良が、美容にも悪影響を与えます。
したがって、肩コリ、腰痛、頭痛、むくみを解消する近道は、姿勢を正しくして骨格を正しい位置に直すことに尽きます。実際にはそれが出来ないので身体のあちこちが歪むのですが、整体はその歪みを正し、さらに血行やリンパの流れを良くして体内の不純物や老廃物を体外に排除して肌や骨格の状態を改善することを目指しています。
それと、独り整体でつい手が向いてしまうのに、クビの揉みがありますが、これは絶対にいけません。
整体でも、よく首を揉むと聞きますが、いくら凝っていても、首は脳神経に直結しますので下手に揉み間違えると、自律神経失調症をはじめ脳に悪影響を与えます。
では、首が凝ったらどうするのか?
この場合は、周辺の筋肉を和らげることから始めるのが大切で、首は柔らかく指先で摩るだけ、これで首の筋肉もほぐれます。
顔の小顔整体が人気ですが、うたい文句の脂肪除去はまず無理、せいぜい邪魔にならない場所に移動させるだけです。
それでも、引き締まった美しい顔立ちにするのは可能です。顔の浮腫みをとり、顔リンパの流れをよくし、血液をきれいにすれば、見違えるような美人顔に変身するものです。
鼻を真っ直ぐに、アゴのラインをきれいに、肌の張りをよく、口角を平行に、頬をスッキリと注文はさまざまです。
顔のむくみの原因は骨盤や腓腹筋、顔面骨などにあり、その矯正によって、スッキリした顔立ちになります。
また、顔の浮腫みが内臓疾患からくる例もあり、この場合は内臓の療養が先になります。このように、他の部位が原因だった場合は、いくら顔だけせじゅつしても根本的な改善にはなりません。
他に問題がなければ、顔面筋矯正を中心に施術すれば、案外簡単に顔のむくみが取れて、アゴの形も整い、ほおの形もスッキリしてスリムで感じのいい小顔になります。

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誰でも出来る整体シリーズ
今回も顔の美容ツボです。顔には、リンパの流をよくして小顔ケアに役だつ美肌効果のあるツボがたくさんあります。
肌荒れ、小じわ、むくみ、たるみ、しみ、そばかす、吹き出物など、顔のトラブルを減らすためにも顏ツボ整体は欠かせません。全開に続いて顔のツボを参考にしてください。

4-13 顴髎 (けんりょう)
目尻下の延長線上を頬骨の縁にあるツボで、この周辺の筋肉をほぐすことで顔のたるみやシワの改善、顔を引き締めるなどの美容と小顔効果があります。さらに、アゴの疲れや頬骨のバランス調整、口の開をスムーズにします。

4-15.上迎香(じょうげいこう)」
迎香の少し上に位置する鼻の付け根の両側にあるツボです。ここを中指で6秒6回(3秒づつ休む)ほど押すことで、鼻づまり解消の効果があり、美顔効果もあるツボです。

4-16、迎香(げいこう)
鼻の脇にあるくぼみのツボで、鼻詰まりや鼻の周りの血行とリンパの流れをくしやリンパの流れを促進させます。さらに肌のたるみ、ほうれい線の改善、鼻づまり、花粉症にも効果があります。施術は上迎香と同様です。

4-17、大迎(だいげい)
あごの噛み合わせの筋肉があるところにあるツボで、むくみ。小じわや肌荒れに効く美肌効果のツボです。

4、私の整体への姿勢-4

4、私の整体への姿勢-4

中国整体では、身体には「気脈」と「血液」が流れる「経絡」が体中に張り巡らされていて、その経絡に添って沢山のツボ(経穴)があり、そのツボの数は人や流派によって違いますが全身で300~600となります。
そのうち、頭部と顔面を合わせて約130、それらのツボには経絡を通じて、それぞれに対応する内臓部位があり、そのツボを押すことで、それに対応する内臓部位を刺激し、その部位の不調を改善する作用があるのです。
そう考えると、内臓各部位や身体各部の隠れた不調が「顔色」に表れることも納得できるはずです。
したがって「顔色が悪い」ということは身体のどこかが不調なわけですから、そお顔色を良く見て、身体内部に関連するツボを施術することによって痛みを緩和したり身体の不調を改善することが出来るのです。
ただ、化粧した女性の場合は顔色では判断がつきにくい時があります。その場合は、皮膚の荒れ、発汗、吹き出物などの異変を見抜くか、手の色などで不調を見抜くかしないとなかなか見えません。日本の整体では医療行為は禁じられていますが、中国整体は病気の治療も行いますので身体を四診(ししん=4種の診断法)を用い、目で見える範囲内での「望診(ぼうしん)」、話を聞いての「聞診(ぶんしん)」、質問しての「問診(もんしん)」、軽く触れてみての「蝕診(しょくしん)または切診(せっしん)」があります。私はこれらを学びましたが日本の整体ではこの一部しか用いません。

つづく

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今回は、目の下のたるみを改善して目をスッキリさせる美容のツボです。
4-10、承泣(しょうきゅう)
まぶたの窪み下にある骨のふちにあるツボで、ここを刺激すると目の周囲の血行が甦りハリが出て、目の下のむくみやたるみが解消して疲れ目も改善されます。ここは美容のツボでもあり、小指の腹を用いてゆっくりと優しくさするだけです。ここは皮膚が薄いので強く押すと逆効果でたるうみは改善されません。ゆっくり優しく6秒さすって3秒放し、これを6回でOKです。

4-11、球後(きゅうご)
ここは黒目の下から目尻までの中央にあり、目の周囲のわずかな窪みです。
ここをしげきすると目の周囲の血液やリンパの流れがよくなって、目の下のたるみやのむくみを改善し、目元がきりっと引き締まった感じになり目の疲れにも効果的です。ここも承久と同じで皮膚が薄いので強く押すと逆効果でたるうみは改善されません。ゆっくり優しく6秒さすって3秒放し、これを6回でOKです。

4-12、睛明(せいめい)
ここは鼻の根本と目頭の中間に位置し、眼精疲労(疲れ目)には一番のポイントです。さらに目の周囲のむくや目の充血などにも効果があります。こちらも皮膚が薄いので強く押すと逆効果でたるうみは改善されません。ゆっくり優しく6秒さすって3秒放し、これを6回でOKです。

4、私の整体への姿勢-3&顔のツボ

4、私の整体への姿勢-3

1日のスタートとなる朝、さわやかな気分で目覚めて「さあーやるぞ!」と気合を入れて立ち上がる・・・こんな日はやること成すこと何でもうまくいくものです。
ところが、朝起きるのが辛くて布団から立ち上るのが容易じゃない。このような時は、頭が痛い、吐き気がする、腰が痛い、したがって食欲もない、などと自分自身で何らかの理由を付けますが、これが精神的な場合もあるから困るのです。ただし、このような状態の時は100パーセント肩が凝っているとみて間違いありません。
、仕事(家事)をしたくない、人に会いたくない、職場(学校)に行きたくない、このように精神的にも落ち込んでいる状態の時は、殆ど間違いなく肩が凝っていて動くが億劫なのは事実なのです。それは、心の緊張が体にも緊張をもたらすからです。
肩が凝るという現象は筋肉の緊張が血管やリンパ管を圧迫して体内への酸素や栄養の供給を阻害し、老廃物の対外への排出作業の邪魔をしていて、血液が汚れたまま体内に流れ、尿酸などの疲労物質が溜まりますから活動する気まで失われているのです。
では、筋肉疲労が残っているのはどこに原因があるかといえば、過労、寝不足、過食、便秘、目の疲れ、腰痛、肩凝りなどで精神的に慢性疲労が蓄積され、眠りが浅く、体内の新陳代謝が完全ではないので疲労が残り、それがまた肩凝りに反映されるという悪循環を繰り返しているのです。
では、その遠因はというと、一番の原因はストレスです。そのストレスに加えて女性の場合は、乳部の重さが筋肉に影響を与えてn慢性的な肩凝りを引き起こしています。 ですから、ストレスを解消しない限り肩凝りも軽くなりません。
ストレスが病気を作ることは、 今さら説明の要はないと思いますが、例えば零細企業の経営者が、月末になって銀行で割引いた顧客の手形が突然不渡りになって、午後3時までに銀行に入金しないと倒産になる、銀行の信用枠も限度を超えていて銀行借り入れは不可、こんなことも起こり得るのが事業です。この危機に直面した経営者は一気にストレスに襲われて心身共に疲労困憊、何の手も打てずに病魔に蝕まれて発症して倒れ、入院騒ぎになることが多々あります。私も若い時、そんな経験をしたことがあります。危機は何とか乗り越えましたが、尾籠な話ですが血が混じった赤い小便が出て、十二指腸潰瘍で胃が痛くて食欲もなく、無性に肩が凝った記憶が残っています。あれはまだ20代の若さで乗り切れましたが、体力気力が落ちた中年期だったらストレスに苛まれて自殺していたかも知れません。
いま、私が本気で「占い悩み相談・癒し整体」を考えるのは、ストレスと肩凝りと病い発症との因果関係を体験しているからです。そこで、最近は、開運道スクールの受講生をはじめ、サロンに訪れる来客でご希望の方には、ストレスと肩凝りの解消のボランティアを始めたとこと大好評なのです。

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 顔のツボー1

顔のツボを上手に活用すると血行を促進し、目の疲労回復、肌荒れ修正、余分な脂肪やリンパ液内の老廃物を排除して小顔美人のスッキリ顔にし、同時に体全体の調子を整えることなどに役だちます。顔のツボには、さらに三叉神経痛解消、しわ・たるみをとる効果、頭痛解消、鼻炎改善、歯痛軽減などにも効果がある箇所もあります。

4-7、印堂(いんどう)
眉間にあるこの印堂のツボは、緊張緩和、ストレス解消、肩こり、疲れ目などの改善に役だちます。とくに「印堂」は、背骨に沿っている経絡の督脈(とくみゃく)に通じている重要なツボです。ここは利き手の中指を当てて6秒を6回、離すのは自分のやり易いリズムご随意に、これは他のツボも3~6秒内ならご自由に。話してびぃいうを6回押し摩擦します。

4-8、攅竹( さんちく)
眉頭の内側にあるこの攅竹のツボは、目の疲れをとり、頬の痛み、めまい、涙過多、結膜炎、まぶたのむくみ改善などに効果があります。ここは両手の中指を用い、秒数その他は上記に同じです。

4-9、太陽」(たいよう)
眉尻と目尻を結んだ線の真ん中より少し外側にあるこのツボは、目の疲れ、頭痛、ストレス解消、脂肪燃焼に効果があり、小顔ケアには欠かせないツボです。押し方、秒数は上記と同じですが、ここは最初は軽く、徐々に押し摩擦を強めるのがコツです。

(注)花見正樹の講演「手相と長寿」が11月3日(土)にあります。詳細はHP表紙の「お知らせ」で。

4、私の整体への姿勢-2

4、私の整体への姿勢-2

前回の続きで整体の神様・故野口晴哉(はるちか)師に載っていた「火事場のバカ力」から拝借したエピソードです。
隣家の火事に慌てた男が、大事にしていた90キロ近いビクターの旧式蓄音機を一人で一気に庭に運び出しました。暫くして隣家の火事がボヤ程度で無事に収まって、さて蓄音機を家の中に戻そうとしたら、いくら頑張ってもビクともしません。結局、三人がかりでやっと部屋に戻せたそうです。
同じく野口師の著書に、新潟県に派遣された青年技師と下宿先の動作の鈍い腰の曲がった老婆の話があります。ある夜、地震が来た時、まだ寝床の中の青年技師に、「地震だから早く逃げなさい!」と声を掛けて、アッと驚く間に飛ぶような速さで姿を消した話です。地震が収まって帰ってくると老婆は元の腰の曲がったよぼよぼ姿に戻りましたが、手にはしっかりと夫の位牌と貯金通帳を持っていたそうで、これにまた青年技師は驚くのです。
これらの現象について野口師は「いざという時に発揮できた力は、普段、そんな力が無かったとはいえません、そぅいう力があるのに、平素発揮しないまま暮らしていたと申すべきです」と断定します。
野口氏の整体に対する神業の如き手技は、高弟といえども真似は出来ないそうですが、野口師は、人夫々の潜在する能力に合わせて施術していたのかも知れません。多忙な師は一人3分の短時間施術で必要なツボをきちっと抑えて一人一人に満足する療術を行っていたと聞きます。この整体の神業はツボを熟知した上に人間観察が鋭く、人を一瞥しただけで、その人間の弱い部位が見えて、透視のような現象が起っていたとも推察できます。もちろん、そうなるまでの研鑽努力は余人の真似出来るものではありません。これには頭が下がるばかりです。そこで私も考えました。私も占いでは半世紀超、ほぼ12万人の方々と接して来ましたから人を視る目には少々自信があります。整体の神様でもある野口師には遠く及ばずといえども、人を見抜く占術の特技を活かして、開運道式癒し整体を確立したいと思いを深めているところです。

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   頭部のツボ(経穴)シリーズの続き、翳風(えいふう)と完骨(かんこつ)をご覧ください。

4-3、翳風(えいふう)
あご骨の後ろにある窪みで耳たぶの下です。
顔のけいれん、イライラ解消、顔面神経痛なぢに効きます。
ここは中指を立てたまま人指し指と薬指を添え、息を吐きながら気持ちよい強さでツボをクリクリと6秒ほど押し、息を吐きながら6病ほどかけて指を離し、これを6回、計36回施術します。三指を用いても長さが違いますから押すのは中指だけになります。

4-5、完骨(かんこつ)
耳の後ろの出っぱった骨の下側のくぼみにあります。
頭痛、偏頭痛、めまい、耳鳴り、目の疲れ、不眠症、自律神経の正常化に有効です。
この部分も「えい風」と同様に、親指でゆっくり上に押し上げるように6秒づつ6回押し摩擦します。

4-6、啞門(あもん)
後頭部の中央、髪の生え際から指1本ほど上です。
啞門の啞は聾唖の啞ですから言葉が話せない状態の啞です。
そこを癒やすことによって会話も活発になり健康も回復します。
ストレス・緊張からくる頭痛、鼻血、発声神経症状に効果的です。
この部分も「えい風」と同様に、親指でゆっくり上に押し上げるように6秒づつ6回押し摩擦します。

(注)花見正樹の講演「手相と長寿」が11月3日(土)にあります。詳細はHP表紙の「お知らせ」で。

4、私の整体への姿勢-1、後頂、玉枕のツボ

4、私の整体への姿勢-1

私は何をやるにも結果はともあれ、師を求めて道を究めようとします。
文学は故青山光二師、気学は先代の故田口二州師、易学は故森脇晧州師、整体は故蔡一潘師、弓術は故窪田真太郎師、礼法は故小笠原清信師、禅は故朝比奈宗厳師、ストレス学は故藤井尚治師、鮎釣りは川原龍太師(療養中)などですが、残念ながら学問の師はいません。
ところで、なぜ師を求めるかというと自分だけで実践を重ねても肝心のツボに辿り着くには時間が掛かり過ぎるからです。
整体も全く同様で、実践でツボを知る前にHPでツボを熟知してから実践に入れば無駄な努力が省けます。
整体に対して先輩諸氏はどのような努力を重ねてきたか、これらを学ぶだけでも整体のノウハウが身につきます。
ここでは、整体伝説の神様とも言われる故野口晴哉(はるちか)師と私の師である蔡一潘師の著書からの引用なども加えて私なりの開運道式整体論を徐々に確立して参る所存です。
野口師の著書の冒頭に、火事場のバカ力の話が出て来て思わず大きく頷いたことがあります。
私が小学校2年の頃、通っていた千葉県市川市の中山小学校で火事があったことがあります。放課後で家路についた直後にそれを知って、同じ帰路の学友と走って戻ったところ、南側の木造校舎から真っ赤な炎が黒い煙を巻き込んで勢いよく天に向かって噴き上げていて、消防自動車からは放水の列が何本も火災現場めがけて飛んでいました。その時、校庭に群がったヤジウマから盛大な歓声と拍手が巻き起こったのです。見ると、教員を交えた4人の若者が二階の音楽室から大きなグランドピアノを必死の形相で階段を下って地上まで運び降ろしたのです。そこからは大勢の助っ人が加わって火の届かない校庭の片隅まで重そうに運んでいました。やがて火事は類焼を防いで無事に収束したのを見て私たちは興奮覚めやらず火事のことを話しながら家路につきました。
翌日の朝礼で校長先生から訓示がありました。その中で印象に残ったのは、200キロ以上もあるピアノを4人で担ぎ下ろしたのに、火事が終わって二階にピアノを戻す時は10人でも上がらず、12人でようやく運び上げることが出来た。人は、いざという時は凄い力が出せるものだ、という内容でした。これを「火事場のバカ力」ということを知ったのはかなり後ですが、これと同じような記述が野口師の「整体入門(ちくま書房)」に載っていたのです。

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誰でも出来る独り整体

ツボの押し方は気持ちいい強さ

ツボを押すとき、慣れないとつい強めに押してしまいますが、これはよくありません。押して「気持ちがいい」強さが一番、「効くーっ!」と顔をしかめてがまんするなどもってのほかです。これは全てのツボに共通します。その中で「すこし強めに」とか「少し弱めに」とか個人的な好みが出てくるものです。とにかく、強ければよいというものではないことだけは、施術側にも授術側にとっても大切なことです。
ツボを押す指は、押しやすい指であればどれでもいいのですが、ツボによっては使用する指が指定されている場合があります。これは、その指を用いるほうがより効果的だからです。指は力加減によって使い分ける場合もあります。強く力が入る順に記せば、親指、人差し指、中指、薬指の順で小指は添えるだけです。
開運道式の原点は中国式で6という数を大切にしますので、殆どのツボは、ゆっくりと息を吐きながら6秒ほど押し、ゆっくりと息を吸いながら6秒ほどかけて指の力を抜き、これを6回ほど繰り返します。これは習慣性ですから慣れると数は数えなくても自然にそうなります。開運道式ではこの時少しクリクリと気持ちい強さでまさつするように動かします。これが意外に効くのです。
これらのツボを押した時に「痛い!」と感じる時は、筋肉疲労や老廃物が滞ってリンパや血液の流れが悪い場合でこれを「実証」と呼び、少し丁寧に時間をかけて血流をよくするようにします。この場合、凝っているからといって強押しは症状を悪くしますから禁物、ゆるやかにを心がけてください。その反面、押して気持ちがいい場合を「虚証」といいい、これは逆に気の不足とみて不通にツボ押しをします。押して気持ちがいい箇所は、疲れがある場所ですから押しまさつが必要なのです。
なんの疲れもなくっ健全健康である箇所のツボは押しても痛みも気持ちよさも感じないものです。
今回紹介するのは前回までの「百会、天柱、風池」に次ぐ頭部の主要ツボで次回も続きます。

4-1、後頂(ごちょう)
百会(ひゃくえ)から指2本ほど後ろ下にあるツボで、頭痛、めまい、不眠に有効です。
押し方は「風池、天柱」と同様、両手の親指でツボを6回ずつ6回、計36回ほど摩擦しながら押しまさつします。

4-2、玉枕(ぎょくちん)
頭の中心から指2本ほど外側で、目の位置から後頭部に向かって同じ高さで、寝た時の枕の位置にあります。
頭痛、目の疲れ、視力回復、肌の回復、抜け毛、薄毛に効き、美容のツボとされます。
押し方は「後頂」と同じです。

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3、現代の整体。天柱、風池のツボ。

3、現代の整体

現在の日本で行われている「整体」とは、脊椎を主とした体全体の骨格の調整を目的とした手技療法として使われます。それによって、脊椎、骨盤、肩甲骨、上肢・下肢の四肢など身体全体の骨格や骨格筋の調整、関節の歪みやズレの矯正などを、手技と補助具で行う行為とされますが、統一された体系はありません。
「整体」という用語自体は前回、大正年間にアメリカから入った手技療法「カイロプラクティック」らの日本語訳と説明しましたが、この「整体」が一般に広く使われたのは、野口晴哉師による整体操法(野口整体)が有名になったからとされています。私(花見)も約40年前の40代の頃、野口整体を少し習いましたがすぐ飽きて中断、その後、中国の文化革命で日本に逃れて帰化して日本国籍を取得した蔡一潘(さいいっぱん)師に師事して風水と中国整体を学びましたが何の役にもたてずにいました。それが、目を悪くしたことによって整体の道に踏み入れて日本整体師連盟の師範にまで上り詰めて後進を育成する立場になったのですから世の中人のため自分のためにも身命を投げ打って力を尽さねばなりません。
ともあれ「整体」は、大正期にアメリカから入った脊髄矯正法の「カイロプラクティック」や、脊椎反射療法のスポンディロセラピーなどを基礎にして日本向きに改善した「山田式整体術」や野口晴哉師の「野口整体」が、日本古来の「按摩、鍼灸」と肩を並べる勢いで普及して今日の整体ブームの基礎を築きました。
その整体の基盤を築いた先達が目指したのは、触手療法、手技療法など手技の完成、行気法、活元運動、整体体操、体癖論、潜在意識教育などの運動療法等ですが、いずれも人間の内面にある自然治癒力の活用による予防医学を目指すものです。
開運道が目指す整体も全く同じで、手技による脊椎矯正、肩こり首こり腰痛の改善、癒しによる自然治癒力の発揮と健康体質への体質強化を基本に、そこに開運法を摂り入れた新たな道を歩もうとしています。

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 美容健康・癒し整体

東洋医学では、身体に必要な経路と経穴(ツボ)は、経路が14本、経穴(ツボ)が書物によって違いますが凡そ360~600ケ所とされています。
ここでは、その中の重要なツボを選んで頭の天辺(てっぺん)から足のつま先に至るまで載せて参ります。勿論、タイトル通りに大半は独りで出来ますし、背中など自分で手が届かないツボは身内同士で、となり、家族の健康推進や予防医学、コミュニケーションづくりに大いに役だちます。ただし、これを病気治療など医療行為に用いることは、国家資格保持者以外は医療法で固く禁じられていますので絶対にしないでください。自分の健康は自己責任で・・・そのための健康増進がこの整体講座の目的です。
とくに最近は、パソコンを長時間仕事に使う人が増えていますので、それに伴って肩こり首こり腰の痛みで悩む人が激増しています。それらを放置して頭部の血流が悪くなると、頭痛や抜け毛、白髪や老化現象、場合によってはうつ症状の原因にも成りかねませんので放置は出来ません。
その一部は自分でも解消できますので、ここで学んだツボ摩擦でコリも痛みもスッキリ解消してください。
今回は、締め付けられるような緊張型頭痛や首のこりや肩こりにも効く「天柱」、風邪や鼻づまりに効く「風池」のツボを紹介します。

黒丸が天柱、茶丸が風池です。

3-1、天柱(てんちゅう)

後頭部にある肩こりからくる頭痛に効果のあるツボで、髪の生え際で太い筋肉の外ぎわのくぼんだ場所です。
天柱の天とは頭のことで、頭部を支える柱の意味で「天柱」です。天柱は、頭部を支える首から背中の筋肉・僧帽筋のこりや肩こりからくる頭痛全般の解消に効果のあるツボです。
パソコン作業を長時間続けると、首は前傾している重い頭を支え続けるために筋肉や関節が緊張して血液の流れが悪くなり、肩こりや首こりを生じて時には痛いこともあります。
首のこり、あるいは緊張型頭痛には、この「天柱」のツボを刺激します。両手の親指で「天柱」を3秒ほどの休憩を入れて6秒を6回、36回ほどクリクリと摩擦します。その時、他の指で頭を軽く抱えて揉むとやり易い上に効果も上がります。
その前に、蒸しタオルで「天柱」周辺を温めてから行えばより効果的です。

3-2、風池(ふうち)

「風池」は、後頭部の髪の生え際で首のやや外側、「天柱」から親指1本分外側寄りのやや上部にあるくぼみです。
「天柱」と同じ様に両手の親指で「風池」のツボを36回ほど摩擦しながら頭をゆっくり深呼吸をしながら揉みほぐします。
効果は、眼精疲労、鼻炎、風邪予防、偏頭痛頭痛全般など頭痛全般などです。

2、整体の歴史、太陽のツボ

日本で整体という言葉が用いられたのは、整体理論が外国からもたらされた大正時代とされ、それが手技を用いた民間療法となって、日本古来の按摩や鍼灸と並んで代替医療となって普及しました。
その原点は、アメリカから伝えられたカイロプラクティック、オステオパシー、スポンディロセラピーなどです。
これらはいずれも、脊椎矯正療法、骨格矯正療法、を標榜する手技療法で、これを細分化すると、脊椎、骨盤、肩甲骨、四肢、など骨格や関節の歪みやズレの調整や矯正施術となります。
なお、私(花見)が学んだ中国整体では、それらの筋骨矯正整体とは異なって総体的な医療代行の手技療法で、整体という言葉は基本概念のひとつに過ぎず、整体だけが手技療法として確立はしていません。しかも、中国整体そのものが医療行為として日本の医療法に触れますので、中国整体は必然的に、日本式の整体に組み込まれたのも自然の流れとして止むを得ません。
さらに、最近ではインドの伝統医学とされるアーユルヴェーダやタイ式整体なども医療法ギリギリのところで広がりを見せています。
その中にあって、開運道整体は、日本の医療法を尊僔種守して、体重を掛けての揉み押しのない「癒し」と「予防医学」を目的とした「まさつ健康法」とし、他の追随を許さない高度で安全な「リラックス整体」を目指します。

美容健康・癒し整体

東洋医学では、身体に必要な経路と経穴(ツボ)は、経路が14本、経穴(ツボ)が361ケ所とされています。
ここでは、その中の重要なツボを選んで頭の天辺(てっぺん)から足のつま先に至るまで載せて参ります。勿論、タイトル通りに大半は独りで出来ますし、背中など自分で手が届かないツボは身内同士で、となり、家族の健康推進や予防医学、コミュニケーションづくりに大いに役だちます。ただし、これを病気治療など医療行為に用いることは、国家資格保持者以外は医療法で固く禁じられていますので絶対にしないでください。自分の健康は自己責任で・・・そのための健康増進がこの整体講座の目的です。
ところで、最近はパソコン、スマートフォンなどを長時間使用、しかも連日、同じ姿勢での仕事では慢性的な肩こりや頭痛、目の疲れなども仕方なく、目医者には老若男女の患者さんが群れをなしています。そこで、今回は眼精疲労に効くツボの紹介です。

2、太陽(たいよう)は、目医者ごろしのツボ

こめかみのツボ・太陽は、疲れ目(眼精疲労)、老眼・近眼の改善、頭痛、偏頭痛、顔面神経痛などに効果があります。

この太陽のツボを皆さんが知ってしまうと目医者には行かずに済みますが、患者が来ないので目医者は失業に追い込まれます。
そんな目医者無用の太陽のツボは、こめかみの少し前の凹みの部位です。
目尻から指2本分外側、まゆ尻と目尻の中央から少し後方、こめかみからみるとやや目尻寄りとなります。
こめかみは一説によると「米噛み」ですっから、歯をかみしめると動く部分です。その少し前が太陽です。
ここは中指を立てたまま人指し指と薬指を添え、深呼吸をしながら気持ちよい強さでツボを気持よい強さでクリクリと摩擦押しで6秒ほど、そこで3秒ほど休み、これを6回繰り返します。三指を用いても長さが違いますから押すのは中指だけになります。
他の整体では人差し指を用いる場合が多く、押すのも動かさずに5秒ほどですが、実際に施術をしていて安定性がいいのは中指ですので、開運道式では中指を用いて、摩擦健康法が看板ですから当然指でツボを摩擦します。
なお、6という数は、私が昔習った中国整体の恩師から健康に大切な数と教えられ、6とその倍数を多用することにしているだけで他意はありません。したがって、5秒でも7秒でもお好きな数を用いて頂いても結構ですが、私は6をお勧めします。
さらに施術時は、蒸しタオルで目を温めてからとか、入浴時、入浴後など、心身がリラックスしたときほど効果があります。
私は今、白内障、緑内障、視野狭窄症の進行を、この太陽ツボ療法で遅らせ、失明を先延ばしして連日のパソコン作業に励んでいます。
(注)
太陽のツボ近くの骨の下には、表面に出ていない繊細な神経が走っていますので、太陽のツボ以外の強い押しは禁物、太陽のツボは「ピンポイントで!」です。