幸福を売る男
芦野 宏
Ⅲ 新たな旅立ち
芦野宏(本名・羽鳥廣)略年譜-6
一九八九年(平成元) 前年の日仏親善パリ・コンサートの報告コンサートを郵便貯金ホール(1/30)で開催、六月五日にニュージーランド、オークランドで親善コンサート(リージエント・ホテル)に出演、植木浩文化庁長官のメッセージを代読、両国の音楽文化交流を果たす。七月にフランス革命二百年記念パリ祭でゲストのリーヌ・ルノーらと日本縦断公演をともにする。
-九九〇年(平成2) 訳詞コンサート・シリーズ始まる。〔(なかにし礼(6/22、FM東京ホール)〕、薩摩忠(12/1、有楽町朝日ホール)、女性作詞家(九一年10/9,10、日仏会館ホール)、永田文夫(九二年6/26、朝日ホール)、続・薩摩忠(九二年12/25、26、博品館劇場)この年九月一七日シラク市長より、日仏親善、パリ市への貢献が評価され、パリ市ヴュルメイユ勲章を授与。同一八日パリ、パラディ・ラタンの『サンタオム・ショー』にゲスト出演。秋に紫綬褒章受章。
-九九一年(平成う) 二月ヴュルメイユ勲章・紫綬璽早のダブル受章パーティ⊥帝国ホテル)。五月に日本シャンソン協会(会長・石井好子)が設立され、副会長に就任。二月、訳詞コンサートの『女性作詞家の世界』が文化庁芸術祭協賛公演として表彰される。
一九九二年(平成4)第三回の「パリ年92」・東京・パリ友好都市提携一〇周年記念・が開催され(7月・12月)、その芸術フェスティバル、リーヌ・ルノー主演のシャンソン&レヴュー『サ・セ・パリ』(東急文化村シアター・コクーン)にゲスト出演「パリのミュージック・ホール」を歌う(∥/1)。リーヌ・ルノー滞日中に彼女と三二年ぶりに「いつの日かパリに」「知りすぎたのね」をデュエット録音。