追悼
宗像善樹講師を偲ぶ
花見 正樹
開運道講師で、咸臨丸と海軍提督・木村摂津守を主題にした長編の歴史文学を開運道ホームページに長期間にわたって連載させて頂いた作家の宗像善樹さんが令和3年12月2日の夜明け前、突然の呼吸困難で急死されたのです。
真面目な人柄で6年前に旅先で腰を痛めて以来、自宅療養の傍ら執筆活動を生き甲斐に精一杯頑張った人生でした。5日のお通夜では奥方・信子さんの涙ながらの愛情溢れる感謝と哀悼の言葉に送られて遠い黄泉の国に旅立ったのです。残されたご家族の悲しみをお察しすると、世間並みな慰めの言葉では足りるはずもありません。ただただ言葉もなく故人のご冥福を祈り、残されたご家族のご健勝を祈るばかりです。
思えば私の人生でこのような辛い2年間は初めての出来事です。昨年の球磨川災害で鮎宿の主を失って以来、元電通の友人をはじめ米沢新聞の社長の急死と元東京支社長など3人の米沢新聞役員の死、宗像善樹さんとも縁があった同じ開運道講師で私の古い友人である三武義彦氏の急死など、訃報だらけで身が縮むばかりです。
しかし、ここが私の正念場、私が受け皿にならなくて誰がなる、こう考えると身を縮めてはいられません。先立ちし友には不義理ですが、すぐには行きません。
悲しを乗り越えて毅然と生き抜いて参ります。これからも宜しくお願いします。