ダイビング」カテゴリーアーカイブ

ちょっと余談~島根でのダイビング

こんにちは。光凜(こうりん)です。

すっかり暑くなり・・・暑すぎて・・・世界的な酷暑で大変なことになってます。
国連事務総長が「地球沸騰化の時代が来た」と警告しているこの夏、皆さんもしっかり水分と塩分の補給をして、この猛暑を一緒に乗り切りましょう。

私は、夏を迎えてウェットスーツでのダイビングの季節になり、夏の水中を満喫しているところです。先日、島根県に行き、日本海でのダイビングを楽しんできました。

瀬戸内海と日本海の違いはなんと言っても海の色です。対馬海流の影響で、透明度が高く澄み切った青い景色が目の前に広がります。

夏はウミウシの観察が難しい季節ですが、珍しいウミウシや海洋生物に出会うことができたのでご紹介したいと思います。

ボート下には小魚の群れ。豪快に舞っていました。    

瀬戸内海では観察できないサガミミノウミウシ。

日本固有種・おなじみのシロウミウシ。模様がちょっと珍しい。

クロヘリアメフラシ。2匹いるのがわかりますか?

コケギンポ。頭上のモシャモシャがかわいい。

少しでも涼んでいただけたら、うれしいです。

 

新年のご挨拶

遅ればせながら・・・。
明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします。

みなさまは、年末年始をどのように過ごされましたか?
私は、いつも通りの年末年始を過ごしましたが、大きく変わったことが1つ。テレビ番組をほとんど見ませんでした。最近の我が家のテレビは、映画を見たり、YouTubeを見るためのモニターと化しています。

家電の寿命は10年前後といわれていますが、10年以上お世話になっていた我が家のテレビと掃除機が寿命を迎えたため買い換えました。
それにしても、最近の家電製品の進化はすごいですね!
テレビには動画配信サービスがすでに内蔵されており、PCやタブレットを繋がなくても気軽に映画やYouTubeを楽しめるようになりました。掃除機は充電式コードレスを購入したため、コードが家具に絡まることもなく、部屋を移動するのも楽々、さらに吸引部にライトが付いていてゴミや埃が一目で分かる・・・まさにストレスフリー!!
そして・・・、購入するとき店内のいろいろなものに目移りし、家族に内緒で美顔器を買ってしまいました。ただ、内緒で買ったゆえに、使う機会がなかなかないという、ジレンマに陥っています。やっぱり内緒はよくないですね。。。

ダイバーとしては、1月3日に広島湾で初潜り。私の通っているショップの初船出だったので、御神酒をお供えしてのスタートです。
広島湾の水温は14℃を切り、これからますます水温は下がっていきますが、アイナメの卵や、鮮やかな色のミノウミウシなど、見どころ満載になります。

アイナメのお父さんが卵を守っているところです。冬ならではの光景です。

ヒクラゲがゆったりと漂っていました。

広島のダイバーたちに大人気の「魚みくじ」です。 

ちょっと余談~冬の広島湾

こんにちは。羽合光凜(うごうこうりん)です。

2月から3月にかけて、広島湾の海は透明度・透視度が上がります。先日ダイビングをしたとき、冷たく澄んだ水と生き物たちの活き活きとした様子に、活力をもらいました。
今日は、このページを覗いてくださった方々に、写真でその様子をお伝えできたらと思います。

藻類は太陽の光を求めてニョキニョキと成長します。藻を食べるウミウシたちには天国の日々です。が、ダイバーにとっては絡まないよう注意が必要です。

藻をひたすら食べているクロミドリガイ。
コノハミドリガイもモグモグタイム。
ヒラミルミドリガイもお食事中。
砂地に潜むカレイ
物思いにふけっているシロウミウシ。
オレンジの縁が綺麗なクロシタナシウミウシ

ぼーっとしているメバル君。
ポリプ全開のウミイチゴ。

真冬の広島湾の水中は、とても賑やかです。生命力豊かな世界を感じていただけたら嬉しいです。

 

ちょっと余談~水中の魅力

こんにちは。羽合光凜(うごうこうりん)です。
今年もよろしくお願いします!

12月は目の手術後ということもあり、家で大人しく過ごしていましたが、年明けに眼科の先生の許可が下りるやいなや、さっそく広島湾にダイビング~初潜り~に行ってきました。
1月中旬の水温は13度、カイロをお腹と背中と足先に貼り、ドライスーツという首から下が濡れない不思議な?スーツを着込んで、いざ水中へ。久しぶりの海は・・・冬のウミウシたちがまったりと出迎えてくれました。

ウミウシウォッチャーの私ですが、それ以外の海の生き物たちも見ていて飽きることはありません。
たとえばヒトデ。広島湾では主として「アカヒトデ」が一年中観測できます。
生物学的にはヒトデ綱アカヒトデ目ホウキボシ科に属する生物です。主食は貝類ですが、捕食しているところを見かけたことはなく、岩場に張りついてじっとしています。

アカヒトデは、その写真映えしない容姿からかスルーするダイバーがほとんどですが、じっくり観察してみると、これがなかなか可愛らしい生き物です。
星のてっぺんを頭、左右上側を両手、左右下側を両足、とイメージしながら観察していると、なんとも人間味ある姿に。

走ってます。

座って瞑想?

ボルダリング。

短足さん。

東京オリンピックで話題になったピクトグラムのようで、妄想が膨らみ、見飽きることがありません。

また、時折、五つ星でない個体を見かけることがあります。アカヒトデは再生力が非常に強く、腕が1本や2本取れてしまっても簡単に再生することができるので、六つ星アカヒトデは、再生の仕方を間違えて?1本増えちゃったのでしょうか。
四つ星アカヒトデは、逆にうまく再生できなかったのかな?
それとも元々の奇形なのか?
このような場合、移動や捕食に影響がないのかも、気になるところです。

 

ちょっと余談~ダイビングのこと(2)~

こんにちは。羽合光凜(うごうこうりん)です。

今日は、オコゼに刺されたお話です。
先週末のダイビングでウミウシを撮影していた時、きちんと確認せずに岩場に手をついたら刺すような痛みが! 「???」・・・よく見ると、周りの泥と同化しているオコゼがギロリっ。左手の人差し指の第二関節付近をグローブ越しに刺されてしまいました。血を絞り出しながらボートまで戻り、熱いお湯に患部を浸けて応急処置をしました。

岩に埋もれているオコゼ。どこにいるか、わかりますか?

実は、問題?はここからなのです。

陸に戻ってから、休日診療の病院を検索して、A外科に確認の電話をしました。
「オコゼに刺されたのですが、そちらで診ていただけますか?」
「お湯に浸けてください。」
「もうお湯に浸けて応急処置はしたのですが、手が2倍ぐらいに膨れて・・・」
「それなら病院に来てもらっても、できることはもうないです。」
「塗り薬とか出していただけませんか?」
「うちはそういうことはしませんから。来てもらってもなにもできませんよ。」

まさに「??????」
オコゼに刺された痛み以上にショックを受けました。
ネットで検索しても、オコゼに刺されたときの対処の方法として、「応急処置をしたら病院で診てもらいましょう」と書いてあります。それが、「来るな!」とばかりに否定されたのですから・・・。

気を取り直して、他の休日診療医のB外科に電話をしたところ、「すぐに来て下さい。」とのこと。
診察してもらうと、かなり腫れて熱をもっていたため、毒の中和剤の注射・薬の塗布と湿布・飲み薬の処方をしていただき、
「最初の応急処置をきちんとされていたのがよかったですよ。」
「大丈夫と思うけど、万が一気分が悪くなったり、症状が悪くなったりしたら、夜中でも大丈夫なので電話して下さい」
と言っていただきました。
特に最後の言葉は、気弱になっていた心に本当に滲みて、とても嬉しく、そして心強かったです。

おかげさまで、2倍以上に腫れて曲げることもできなかった指が、翌日には腫れと痛みはほとんど引きました。
A外科さんについて思うことは色々あれど、終わりよければすべてよし、ですね♪

毒のある背びれを立てて威嚇中のオコゼ

皆さんも、オコゼには十分注意して下さいね!!

ちょこっと余談~ダイビングのこと

こんにちは。羽合光凜(うごうこうりん)です。

アマチュアダイバー&無類のウミウシ好きでもあります。週末に休みがとれた時は、雨が降ろうと広島湾で水中散歩です。水温が11℃を切ろうかという瀬戸内海、ウミウシの種類が豊富なこの季節ですが、現在、ダイブディレクター(BSAC)になるために講習中です。肝心のウミウシウォッチングに関しては、ログ付けのときに「今日はこんなウミウシに出会ったよ~」とFUNダイビングの方から聞くだけで、ちょっと寂しい日々です。

ダイブディレクターって何だ??と疑問の方のために少し説明をすると、この資格をもつことにより、インストラクターのアシスタントやガイドダイバーとして活動することができるようになります。

プロダイバーへの入口でもあるため、講習はハードです。私はもうそれなりの年齢なこともあり、「何のためにそんなハードな講習を受けるの?」と言われる方もいます。一番の理由は「これからも安全にスキューバダイビングを続けるため」。もちろんルールをきちんと守れば安全です。とはいえ、人が生きることができない水中世界です。ちょっとしたミスやトラブルでパニックに陥り事故につながることがあります。そういう時に落ち着いて対処できるようスキルアップすることが、それなりの年齢だからこそ、より大切なことと考えています。

…と書くと、なんだかカッコいいのですが、若い人に比べて何倍も努力しないとスキル上達ならず、講習だけでなく自主練にまでインストラクターの方々に付き添っていただいている状態です。レポート提出も半端なく、夜遅くまで四苦八苦…果たして新学期には、晴れてダイブディレクターになれるのでしょうか?

 スキンダイビングの練習

フィンピボットからホバリングの練習

《おまけ》
 ダイビング中にトラブルがおこったときに一番大切なこと、それは「パニックにならないこと」です。そのために、普段からトラブルやミス(いわゆるヒヤリハット)の予想を立てて、対策のシュミレーションを行っておくことがとても重要になります。これは、日常の色々な場面でも言えることですね!

今日は、余談に付き合っていただきありがとうございました!次回から「納音(なっちん)」についてお話しする予定です。