暑気払い

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こんにちは。
すっかりご無沙汰しており、久しぶりの投稿になります。

今週から一気に気温が上がり、真夏日が続いています。まだ暑さに体が慣れていないので、体調を崩さぬように水分の補給、塩分の補給などしっかり対策を取って過ごしているところです。この暑さでビアガーデンが盛況とのこと、暑気払いも兼ねて皆で楽しむのもいいことですね。

ところで、この「暑気払い」という言葉、ちょっと気になったので少し調べてみました。
食べ物や飲み物で体に貯まった熱を取り除いたり、行水や水遊びで体を冷やしたりすること、とありました。食べ物や飲み物に関しては、単に冷たい物を食べるといったことではなく、体を冷やす作用のある瓜類など、夏野菜や夏の果物を摂取することを意味するようです。
また、暑いとついついキンキンに冷えた飲み物を一気に飲んでしまいがちですが、胃腸に負担がかかるので、注意が必要ですね。飲み物と言えば、冬の飲み物のイメージの甘酒ですが、江戸時代は暑気払いとして夏に飲まれていたそうです。たしかに栄養豊富で飲む点滴とも呼ばれる甘酒、夏の食欲が落ちているときにぴったりな感じです。さっそく、我が家でも甘酒を冷蔵庫にストックしておこうと思います。

先日、宮島の玄関口の宮島口で乗船しようと待っていたとき、飾られている大量の風鈴が風に揺られて一斉に涼やかな音を立てて、とても爽やかな気持ちになりました。これは耳で感じる暑気払い、風情があって素敵です。

写真は、そのとき撮影したハンゲショウです。漢字で「半夏生」と書くのですが、ハンゲショウが水辺で群生している様子を眺めていると暑さを忘れられました。これは目で感じる暑気払いですね!