こんにちは。羽合光凜(うごうこうりん)です。
今日は、オコゼに刺されたお話です。
先週末のダイビングでウミウシを撮影していた時、きちんと確認せずに岩場に手をついたら刺すような痛みが! 「???」・・・よく見ると、周りの泥と同化しているオコゼがギロリっ。左手の人差し指の第二関節付近をグローブ越しに刺されてしまいました。血を絞り出しながらボートまで戻り、熱いお湯に患部を浸けて応急処置をしました。
岩に埋もれているオコゼ。どこにいるか、わかりますか?
実は、問題?はここからなのです。
陸に戻ってから、休日診療の病院を検索して、A外科に確認の電話をしました。
「オコゼに刺されたのですが、そちらで診ていただけますか?」
「お湯に浸けてください。」
「もうお湯に浸けて応急処置はしたのですが、手が2倍ぐらいに膨れて・・・」
「それなら病院に来てもらっても、できることはもうないです。」
「塗り薬とか出していただけませんか?」
「うちはそういうことはしませんから。来てもらってもなにもできませんよ。」
まさに「??????」
オコゼに刺された痛み以上にショックを受けました。
ネットで検索しても、オコゼに刺されたときの対処の方法として、「応急処置をしたら病院で診てもらいましょう」と書いてあります。それが、「来るな!」とばかりに否定されたのですから・・・。
気を取り直して、他の休日診療医のB外科に電話をしたところ、「すぐに来て下さい。」とのこと。
診察してもらうと、かなり腫れて熱をもっていたため、毒の中和剤の注射・薬の塗布と湿布・飲み薬の処方をしていただき、
「最初の応急処置をきちんとされていたのがよかったですよ。」
「大丈夫と思うけど、万が一気分が悪くなったり、症状が悪くなったりしたら、夜中でも大丈夫なので電話して下さい」
と言っていただきました。
特に最後の言葉は、気弱になっていた心に本当に滲みて、とても嬉しく、そして心強かったです。
おかげさまで、2倍以上に腫れて曲げることもできなかった指が、翌日には腫れと痛みはほとんど引きました。
A外科さんについて思うことは色々あれど、終わりよければすべてよし、ですね♪
毒のある背びれを立てて威嚇中のオコゼ
皆さんも、オコゼには十分注意して下さいね!!