どうでもいいこと・・・


 世の中には、一般にはどうでもいいことでも当事者にとっては重要な問題であったり、場合によっては死活問題になることもあります。
 文部科学省は、2月13日、なんと2018年に行われる平昌冬季五輪への種目別支援で、氷上の花形だったフィギュア女子をAランクから最低のCランクに引き下げました。理由は、国中が期待した昨年のソチ五輪でメダルを逃したことにあり、信賞必罰に徹して各スポーツ団体の底上げを図ったものと考えられます。
 この支援事業は「マルチサポート事業」と呼ばれる公的なもので、メダル獲得が期待される冬季競技の各種目を対象としたもので、アイスホッケーと女子カーリングなどが新たに指定されています。この事業では、支援の濃淡をメダル獲得の期待度に応じて3段階に分け、最上位のAランクにはスキーのジャンプ女子とフィギュアスケート男子が入っています。
 期待されながらソチ五輪であっけなく敗退したアイスホッケー女子とカーリング女子は、フィギュア女子と共に最下位ランクに落とされて強化予算どころか現状維持も危ぶまれる状態になるようです。これらは多分、懲罰の意味もあると思いますが何だか政府のやり方は、「花が咲かなかった木には水をやるな!」と、極端にセコ過ぎる気もします。
 さりとて、世界のレベルからはるか遠く、予選でイチコロ承知で参加する競技団体や選手がいるのも事実で、これを税金の無駄遣いと指摘されても仕方ありません。
 ともあれ、これで文部科学省が、オリンピックは参加することに意義があるとされたオリンピック精神に反して、勝つことに意義があるに方針を変えたことがハッキリしました。こうなると、予選で敗退するのが最初から分かっている競技種目や選手は参加させる必要もなくなりますし、不必要な各団体の役員、コーチ、トレーナーなども大幅削減できますし、勝てる可能性のある選手だけが出場しますから国内の応援もヒートアップ間違いありません。これはこれでいいのでしょうか? ま、どうでもいいことですが。 

 さて、今度は私のプライベート面のことになります。
 前回報告の通り、2月3日(火)深夜、100歳の母が心不全で呼吸困難になり、救急車で近所の済生会病院に緊急入院しました。
 100歳を超えていると弟達も達観していて「万が一のことがあっても仕方ないよ」ともう誰もが諦めています。
 あれから、どうなったか? 人にとってはどうでもいいことでも、私にとってはどうでもいいことではありません。
 その顛末は是非、私のエッセイ”曼珠沙華”で・・・
  https://www.kaiundou.biz/Zuihitsu/

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