毎週土曜日の10時過ぎは電話での山口放送出演
です。 携帯電話ですから、どこにいても「銀座」からの
放送になります。
以前は銀座4丁目に事務所があったことで、今でも番
組では「銀座の花見さん」です。
当時は人生相談、結婚相談所、自己啓発・占い教室な
どをしていました。それがある日、執筆業への職業替え
を図って築地に都落ちしたのです。
なのに番組側担当者の意向で、相変わらず「銀座」な
のです。皆さん、山口から東京に来ると、築地に来て寿
司を食べていますから、皆、百も承知なのです。
今ではこちらも開き直って、銀座ぶって語っています。
例えば「今日の銀座はどうですか?」と知ってて聞い
てくることがあります。
すると、築地のビルの窓から下を眺め、場外市場に出
入する仲買人や買物客の雑踏を眺めて「銀座の人混みは」
などと実況します。でも、長靴姿で立ち働く男達は無視
します。
さて、27年余の長寿番組で土曜の午前中束縛される
不自由さ、想像つきますか?
海外国外を問わず、でも健康に注意し節度を守り品行
方正、おかげで不良老人にもならずに済んでいます。
今週のラジオでの人生相談は早速、開運村ホームペー
ジお休み処の「悩み相談ルーム」に載せますので是非、
ご覧下さい。
この土曜日は家で仕事の予定でしたが、刀剣商で歴史
研究会を主宰する友人が「刀剣について」の講演をする
と聞き、番組終了後に急遽その会に参加すべく、母親の
介護を老妻に任せて事務所に出て来ました。
ところが、どんな嗅覚か鮎釣り仲間から電話があり、
数年前まで恒例だった8月の鮎釣り行脚の打ち合わせで
暑気払い昼食会をしようというのです。結局、寿司屋に
出掛けての遅い昼食から午後まで居座っての鮎&節電談
議で、刀剣の講演参加はキャンセルです。
節電談議には訳があります。
以前、釣り雑誌の「つり人」に五木村「川辺川ダム反
対」の記事を連載しました。
おかげで、人吉市や熊本県庁まで動かしての大騒動と
なったことがあります。
地元の依頼で釣り人社の社長が熊本県まで出張して、
講演する騒ぎになり、結局、五木村の川辺川ダムは中止
になっています。
ダムが出来れば水流、水質の変化で日本一の大鮎は育
たない、それが私の反対理由です。
「え? 鮎のためにダム反対? 大洪水で住民が大勢死
んだら花見さん、責任とる?」
いえ、とりません。しかし、日本有数の清流で尺鮎が
育つ・・・これだけで1シーズンに延べ5万人が全国か
ら川辺川と下流の球磨川に訪れたら、航空会社、鉄道、
旅館&ホテル、ガソリン、温泉、飲食店、釣具屋、タク
シー、レンタカー、土産、おとり鮎屋、川下り観光業・
・・、ありとあらゆる業種が潤い、その経済的効果は大
変なものです。
川辺川ダムを作れば、これはなくなります。
と、思ったのですが、今回の原発事故ですから鮎どこ
ろではありません。
そこで、今度は揚水ダムによる水力発電の推進キャン
ペーンを始めます。
これは今、福島県の会津大川で始めていますが、夜中
に川の水を人口の山上湖に汲み上げて、昼間に水を落と
して発電するものです。これですと水質も水位もさほど
変わりません。ただ、政治家の間で利権の発生が極めて
少ないために議会では大きな賛同を得られません。
五木村などは本体の工事前に住民への保証や地盤検査、
道路工事などですでに数千億円が消えています。
「返せえー!」と叫んだところで合理的贈収賄や賠償金
で失せた金は戻りません。
昔、土地が痩せて農作物もなく貧しい農家が娘を子守
に売った哀しい歌が「五木の子守唄」です。その村の家
々の今は個別に1億円(噂です)保証で、電化生活と家
族別自家用車暮らしの贅沢三昧を味わった人々の暮らし
は今後どうなるのでしょう?
昔、千葉県五井市の貧しい漁師さんは、埋立の漁業補
償をたっぷり頂き近代住宅に住み、元漁師で無職のオヤ
ジさん達は下駄ばきのまままタクシーに乗って、毎晩の
ように千葉市内の歓楽街に通って「五井さん」と呼ばれ
てモテモテ、3年で全財産を食いつぶして借金暮し、離
婚家庭が続出し自殺者も出ました。その「五井さん」の
教訓も「五木村」の人は知りません。
群馬の八ツ場ダムも各地の原発補償でも「五井さん」
と同じ轍は踏ませたくないですね。
つづく
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さて話題を変えて、女性のための開運講座です。
これは、恋愛、結婚、再婚に役立つ開運法です。
途中からご覧の方は、遡ってご覧になってくだ
さい。勿論、男性が見ても役立つはずです。
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女性のための開運講座ー84
恋愛・結婚、さまざま模様・美しくなる秘訣
(10)心の美人度で自分の美しさを再確認-2。
あなたの心が素直にプラス暗示に変わることからスター
トし、常に誰からも注目され、好かれていると確信し、楽
しい気分で笑顔の多い毎日を過ごすことで自信を持ち続け
ることができればますます美しさに磨きがかかり、魅力的
になります。
人生相談をしていて幸せを感じるのは、絶望のふちにお
ぼれ、暗く沈んだ顔色で救いを求めに来た人が活路を見い
だしたときの輝きを見ることです。
さらに数年を経て、目の前に現れたときの別人のような明
るくさわやかな笑顔、そのときこそ、人生相談一筋に生き
てきたことに喜びを感じます。
そして、女性の場合は特に、幸せが身体全体から溢れるよ
うなとき、例外なく美しく輝いているものです。
開運道の相談室には様々な職業の人たちが出入りしてい
ますが、その中には元ミス日本の経歴を持つ女性もいます。
当然、一般的にいえば日本一美人だったという過去の栄
光を背負っているわけですから、今でも美人なはずですが、
誰が見ても、ごく普通のちょっときれいなお姉さんという
感じなのは、栄光の輝きがすでに色あせたからとも言える
ような気がします。
と、なると、ごく普通の女性がいい恋愛をしたり、何か
で成功したりして自信満々になった瞬間には、ミス日本と
同じ輝きを周囲に見せていることになります。
美人というと芸能界やモデルなど派手な職業を想像しま
すが、本当の美人というものは心が美しくなければなりま
せん。これが開運道の考え方です。
心の美しい女性は、地道に自分の好きな趣味や学問を学び
続け、愛情面でもまっすぐ好きな人に向かってひたむきに
愛し愛され相思相愛の道を進みます。
それに反して心不美人は、熱しやすく冷めやすく移り気
です。一般に趣味技芸や学びごとといえば、華道、書道、
茶道、日舞、絵画、各種楽器、ダンス、英会話など語学、
各種スポーツ、文筆などですが、これらの一つをマスター
して着々と自分を磨いていくことが出来れば、それと比例
して自信もつきます。
あるいは、「話し方教室」や「マナー教室」などで学ぶ
手もありますね。
その上で、笑顔とユーモアを絶やすことがないようにす
れば好感度も抜群ですからモテて当然、モテれば愛情ホル
モンの分泌も盛んになり、体内の脂肪を燃やしますのでス
リムで美しい体になってきて当然です。
あるとき、開運道の相談室に某雑誌社の取材があり、前
述の元ミス日本の女性を含む数人の会員が集まったときに
写真を撮りました。それがその雑誌に掲載され、間違って
彼女と隣り合わせに座ったOLの女性が元ミス日本だと紹
介されていました。
それからは冗談で、元ミス日本に間違えられた女性会員
を人に紹介するときに、その掲載写真を見せながら「ほら、
ここに記載された通り、この人が元ミス日本です」と言う
と、そのOLは、口では否定しながらもまんざらでもなさ
そうでした。
たぶん、掲載では単純な間違いだったのが、本人にして
みれば、元ミス日本と間違えられたのは、自分の方が美人
だったからだと思っていたのかも知れません。その後の彼
女は周囲が驚くほど美しくなりましたが、その思い込みこ
そ本当のイメージコントロールなのです。
あなたもご自分をミス(ミセス?)日本以上の存在とし
て変身してみてください。
この思い込みだけで、美しく輝くのは間違いありません。
それを信じるか信じないかは、あなた次第です。
この項終わり・・・次回をお楽しみに
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書店発売中の「坂本龍馬異聞」に続き「新選組3部作」
を執筆中です。その内容を先にお届けします。
ホームページでも挿絵入りで連載を始めました。
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新選組ー異聞
第三章 黒船騒乱
(7)祭りの賭場-3
「丁半、揃いました!」
中盆が賽の入った壺を振ろうとした瞬間、二十人近い喧
嘩支度の渡世人が脇差を抜いて駆け込んで来て、盆茣蓙を
蹴飛ばして客を脅し、白刃を振り回して暴れ始めた。大柄
の坊主頭が怒鳴った。
「ここは今日から三井の卯の吉一家の縄張りだ!。お客さ
んご一同には、お騒がせて済みません。どうぞ、速やかに
御引き取りください。やい、黒駒勝蔵一家の下っ端ども、
大怪我をしたくなければさっさと消えやがれ!」
本来、博徒の喧嘩は死人を出さないのが鉄則だから、相
手を嚇して逃がすのが最善なのだが、相手があることだか
ら本気になると殺し合いになる。なかなか思い通りにはな
らないものだ。
床几を据えて酒を飲んでいた黒駒一家の用心棒が、あわ
てて酒腕を捨てて刀を抜いたが遅かった。 殴り込み側の
用心棒らしい髭面の浪人風の男に一刀を浴び、それを避け
損ねて左腕を浅く斬られて低く呻いてよろめきながら逃げ
去った。これでは用心棒の名が泣く。
追い出した三井側の浪人風の用心棒はふてぶてしい顔で
刀を収め、何事もなかったように懐出をしたまま目前の博
徒同士の争いを眺めている。用心棒が相手の用心棒に勝て
ば仕事は一段落なのだ。
多勢の賭場荒らしに対抗して、黒駒一家の代貸しと中盆
の兄いや下っ端など六、七人が脇差しを抜いて応戦したが、
衆寡敵せずたちまち手傷を負って追い立てられている。
盆茣蓙にいた客はあわてて逃げ出して、残ったのは歳三
と金之助だけだった。
歳三はその光景を、五間ほど離れた欅の大木の根元まで
下がって腰を降ろして眺めていた。彼等も行商人姿の歳三
を、素人衆とみたから誰も相手にしない。だが、大工の金
之助は立場が違う。
なにしろ勝ち癖に乗って荒稼ぎ中に邪魔が入り、山と積
んだ駒札も換金できずにただの板きれ、大金稼ぎなど絵に
描いた餅に過ぎなくなった。虫の居所が悪いから怒り狂っ
た。駒札を集める掻き棒を手に立ちあがり、その棒でどち
らに味方するでもなく片っぱしから殴り始めた。殴られた
博徒も痛いから怒る。脇差や丸太で反撃し、いつの間にか
両方の博徒が金之助を囲んで殺気だっている。
「こいつから血祭りにしろ!」
「出入りの続きは、こいつをやってからだ」
金之助はとみると、薄気味悪い笑みを浮かべて棒を構え
て立っている。元来が武家の出であちこちの道場で鍛えて
いるから剣術の腕は確からしい。それでも二十五,六人相
手では勝ち目はない。
すると、突然、金之助がその板切れを投げ捨て、懐から
匕首を取り出し、素早い動作で博徒の囲みの輪に飛び込み、
多勢の白刃を掻い潜って瞬時のうちに二人の男の腹部と胸
を刺し、刀を奪って輪の外に逃げ、匕首は鞘に入れて懐中
に収めて立ち直って周囲を睨んだ。
つづく
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