女性のための開運講座ー69&新撰組


 余震はまだ続いています。
 東北大地震での死者・行方不明者の合計は、つい
に1万6千人を超えました。町や村が全滅になり、
生存した方々も悲惨な思いをされています。
 お亡くなりになった方々には心からご冥福を祈り
ます。被災された方々に僅かばかりのカンパをして
も、心は安まりません。
 その被災地に友人知人・親類もいます。福島市内
の親類とようやく電話がでつながりました。原発か
ら60キロ離れていますが、家から出ないようにし
ているそうです。
 テレビも映るようになって、ますます政府のこと
を信用していません。原発で働く職員のあらかたは
真面目で、近所の評判も言いようです。その一方、
執行役員や上級職員の中には横柄な態度で鼻つまみ
者もいるそうです。
 こんな連中は施設の老朽化にも関心がなく、何ら
補修の手も打っていません。あの事故は、明らかに
メンテナンス不足の人災です。
 政府は「未曾有の天災」を強調して責任逃れをし
ますが、これも違います。
 責任は「我にあり!」と叫んで菅総理が陣頭指揮
をとれば、復興の足音も加速します。しかし、ヘリ
で上空から視察してのスタンドプレーだけでは誰も
信用しません。ますます権力の座にしがみついてい
ただけで、このドサクサに紛れて敵の大将を入閣に
誘うなど、呆れてものも言えません。
 あの原発は、どんな大地震がきてもビクともしな
い、と私は新聞で読んだ記憶があります。
 福島市内の親類には、いつでも我が家にと家族ぐ
るみの移住を勧めています。
 政府の発表が全く信じられないからです。
 この国は規律正しく秩序を守る世界でも稀に見る
礼儀正しい国だと、新聞のコラムにありました。
 その通りです。義援金も援助物資も続々と集まっ
てきていて救いの手は広がっています。この義援金
や援助物資が正しく被災者の手に届くのか、それも
見守りたいものです。
 あの赤い羽根募金や緑の羽根募金の大半が、天下
り団体の人件費に消えていたのです。義援金や援助
物資が役所やあちこちの団体を通じて撒かれてゆく
過程で少しづつ目減りします。人件費や運搬費など
必要経費や手数料、これらの項目はどうにでもなり
ます。
 つい10日前には畑の前の小屋に野菜が置いてあ
り「一個百円」で木箱に金を入れて持ち帰れた同じ
品が被災地に持ち込まれ5百円で飛ぶように売れて
感謝されているのです。ガソリンは1L200円以
上です。これから、現地での物価はどんどん上昇し
ます。誰かが粗稼ぎしているからです。
 これを火事場泥棒とみるか救世主とみるか、立場
の違いによって変わりますから何とも複雑です。
 日本の産業の衰退を懸念して株式市場は大荒れと
なり軒並み安値を更新している中、建築関係は軒並
みストップ高、これも正当な経済行為ではあります
がハゲタカ心理に近い気がします。
 おれおれ詐欺の連中は、いっせいにNETを使っ
て義援金詐欺に出撃中です。
 善意の人99・5%、悪意の人0・5%、この位
までは仕方ないのでしょうか? 肉親を失い寒さと
飢えで身を寄せ合って夜も眠れず過ごす人々の苦痛
を考えてください。この被災地の人々を儲けの対象
にするなんて、とても許せませんね。
 世界が注目する、日本人の良心の真価が問われる
のはこれからです。
                つづく  
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 さて話題を変えて、女性のための開運講座です。
 これは、恋愛、結婚、再婚に役立つ開運法です。
 途中からご覧の方は、遡ってご覧になってくだ
さい。勿論、男性が見ても役立つはずです。
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 女性のための開運講座ー68 

 恋愛・結婚、さまざま模様
 美しくなる秘訣

 3、神安定で血行回復-2

 エアロビクスやテニスなどを代表に健康のための
運動はたくさんありますが、多忙な日疲労を残しが
ちですし、運動だけでは精神的なストレスを解消で
きないこともあります。
 ここでは、運動をしないで血行を良くするイメー
ジ温感トレーニングの実際を述べます。まず腹式呼
吸で体内に酸素を充分に取り入れます。ご承知のご
とく酸素は、私たちが食べ物から取り入れた栄養素
をエネルギーに変えるために欠かせないもので普通
1分間に250ミリリットルも吸い込んでいます。
 吐くときは体内で不要になった二酸化炭素を、約
200ミリリットル放出します。血行が悪くなり血
液の中の酸素が少なくなると血液が汚れ、栄養素が
毛細血管の隅々まで行き渡らなくなり肌が老化現象
を起こします。
 血液が悪くなり体内の酸素が不足すると頭がぼん
やりして脳の回転が鈍くなり皮膚が老化するだけで
なく、身体全体からも活気がうせます。
 肩こりも血行を妨げますので美容の敵です。肩こ
りは寝不足・過労・神経イライラ・胃の不調・目の
疲れ・頭の使いすぎなど、さまざまな原因によって
生じますが、これをほぐすには運動療法・針治療・
磁気療法・指圧療法とさまざまな療法がありますが、
まずは精神安定リラクゼーション法で心のストレス
をときほぐすことが先決です。心がリラックスすれ
ば筋肉も弛緩し、肩こりもほぐれ、血行が良くなり、
胃の働きも身体全体の細胞の働きも活性化し、眠り
も深くなり、朝の目覚めもさわやかです。

 では、出題です。
 下記から
 血行順調の場合の長所を3点上げてください。
1、血行が良くなるとストレスもほぐれる。
2、血行の善し悪しとストレスは関係ない。
3、トレーニングによってもストレスに強くなる。
4、血行が良くなると皮膚が若返る。
5、血行が良くなっても肌が若返ることはない。
6、血行と健康はあまり関係ない。  

 前回、今回の文章の中に正解があります。
             つづく
 
 書店発売中の「坂本龍馬異聞」に続き「新撰組
3部作」を執筆中です。その内容を先にお届けし
ます。
 ホームページでも挿絵入りで連載を始めました。
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 新撰組ー異聞

  第三章 黒船騒乱
 
 (1)行商仲間
  
 嘉永六年(一八五三)の晩夏、暑い日が続いてい
る。江戸湾の黒船出現以来、物騒な噂が多摩地方に
も流れていた。
「アメリカという国の艦隊が、いよいよ江戸攻めら
しいぞ」
「なにが狙いだ?」
「捕鯨船団の食料に水、それに燃料の薪や女だ」
「冗談じゃねえ。そんなの追い返すか皆殺しにでき
ねえのか?」
「開国を迫られた幕府が、戦う覚悟がねえのか煮え
切れねえんだ」
「こうなりゃ、竹槍ででも戦うしかねえな」
 どこに行っても、黒船の話題で持ち切りだった。

 早朝、歳三はいつも通り、石田散薬の朱色に白く
石の字が浮き出た派手な通い箱を背負って霧深い並
木道を急いでいた。当然ながら通い箱には武具が括
りつけられている。
 この日は、青梅新町村名主・吉野文右衛門の甥で
吉野道場師範の柴田道之助と、朝稽古で会うことに
なっていた。八王子千人同心で槍組小頭の道之助は、
歳三と会う日を約束すると、いつも数日前から伯父
の家に滞在して、村人らに剣術を教えている。月に
一度だけ会う文右衛門も道之助も、歳三との情報交
換を楽しみに待っているに違いない。文右衛門から
は、会わせたい人がいる、との伝言も受けている。
 霧が晴れると夏の太陽が容赦なく照りつけて来て、
欅(けやき)並木の木陰伝いに歩いてはいる歳三の
全身を汗で濡らしていた。そんな時、歳三はあえて
街道を外れて山道に入り、荷を背負った背を丸めて
灌木に包まれた獣道を小走りに急ぐことがある。
 このほうが旅人が行き交う街道を歩くより気持ち
が安らぐし涼しいのだ。
 山に入れば獣に襲われる危険もあるのだが、多摩
から秩父の山道で歳三を襲う獣はもういない。
 獣は天敵には敏感だった。次々に仲間が倒されて
憎しみや恨みはあるが、自分達より向こう見ずで命
知らずの歳三を恐ろしい天敵と認めた以上は絶対に
近寄ろない。それだけに、日頃は凶暴な山犬も大猪
も、歳三の気配を感じると獣道から藪に逃げ込んで、
天敵が通り過ぎるのを隠れ待つのだ。
 歳三もまた、山路を踏み入るうちに耳や目や鼻が
動物的な感覚に馴染んだのか、身近に忍ぶ獣の種類
や数までも的確に知ることが出来るようになってい
た。
 やはり、何事も場数を踏むのが一番、それを歳三
は身に沁みて知っていた。

 吉野屋敷に着き長屋門を潜ると、歳三を見たのか
酒屋の久蔵が稽古着姿で走り出て来た。
「そろそろ現れる時刻だと思ってたぜ」
「久蔵さんの出迎えなんて、珍しいじゃねえか」
「出迎えたわけじゃねえ。偶然、見つけただけだ」
「なにかあったのか?」
「変な道場荒らしが来て、誰も歯が立たねえ」
「柴田さんは?」
「今、立ち会ってるが旗色がよくねえ。それを名主
さんはニコニコして見てるんだ」
「強いのか?」
「トシさんが来たら、相手をしてもらうって言って
たぞ」
「冗談じゃねえ。柴田さんで勝てない相手じゃ、お
れには無理だ」
 そう言いながらも血が騒ぐのは、歳三の性格だか
ら仕方がない。
 改築中の吉野邸は入母屋造りの茅葺き屋根の広大
な屋敷で、完成には五年は掛るともいわれていたが、
ほぼ完成に近付いている。旧宅はその裏にあり、庭
の片隅に馬小屋を改造した剣術道場がある。
 久蔵に続いて道場に入ると、柴田道之助がすでに
息が上がっていて勢いがない。歳三の姿が視線が入
ったらしく、軽く小手を打たれたところで「参った」
と一礼してさっさと面を外し、汗だらけの顔で歳三
を促した。
「トシさんの来るのを待ってたんだ」
「おれを?」
「ま、一手だけ、手合わせをしてくれ」
 竹刀をだらりと下げただけの相手が「ぜひ!」と
低い声で歳三に告げた。
 この一言で歳三の闘争心に火が点いた。
(どこの誰かは知らぬが、打ちのめしてやる!)
                 つづく
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 では、次回をお楽しみに・・・・
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