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日々雑感・2020/10
今宵は十五夜、雲重き予報に過去の名月を!
新たに誕生した菅内閣はまずまずの出足で、その成り行きは未知数ですが今のところ成果も失点もないようです。
マスコミでは、菅総理の国連総会での演説を外交デビューとして外交手腕は未知数としていますが、菅総理は昨年の5月にアメリカを訪問して国連本部のシンポジウムで拉致問題の解決を訴え、ワシントンではペンス副大統領とも会談していて、すでに実質的な外交を始めていました。菅総理は、安倍政権を支える官房長官として暗躍していましたから、安倍政権時代と似たような政策を踏襲する限りは大同小異であまり変わり映えすることもなく平穏に推移するはずです。
しかし、これでは面白くありません。アッと驚くような国民のためになる斬新で素晴らしい政策を実行して欲しいものです。
新型コロナウイルスによる世界の死者がついに100万人を超えました。
今後も急増するコロナ死者は本年末までに250万人になるという予測が、ワシントン大学保健指標評価研究所(IHME)から発表されています。単純計算で感染者数を死者の50倍とすると、この年末までの世界の感染者数は約1億2千万人超、信じたくない数字です。
ここで適切なワクチンが出来なければ、人類の大幅減少は現実のものとなり、日本も例外ではなくなります。
アメリカだけでも現在死者は20万人超という深刻な状況なのに、日本では経済優先で、東京都を含めてのgo to トラベルなど、これが正しい政治的選択かどうかは、後年の評価に任せるしかありません。
なお、占術での見解は、口からの災難を意味する七赤金星年が2月3日で終了、2月4日からの六白金星年は、九星の中でも八白土星と並んで1,2を争う健全健康年ですから、この一年が勝負のカギを握っていて、ここでコロナの万延を防ぎ、コロナ禍を消滅させないと悲劇的状況になります。そのためには、go to トラベルなどを見直して原点に戻り、3密を避けてのマスク着用と手洗い励行と消毒、これ以外に秘策などは何もありません。
しかし、そんな仙人や病人のような隠遁生活は、過剰なストレスを生みますので長続きしないことはここ数か月で誰もが経験しました。その結果がコロナ禍の再燃、こうして過密になり過ぎた地球上の人類は自然淘汰で調整されるのです。
東京・両国国技館で行われた大相撲秋場所は、関脇の正代(しょうだい・時津風部屋)が、前頭十四枚目の翔猿(とびざる・追手風部屋)を下して、13勝2敗の好成績で自身初となる幕内最高優勝を決めました。正代は今年の初場所に続いての13勝で、昨年から数えて55場所中4場所連続での2ケタ勝利を挙げていますので、大関昇進は確実とされています。それはそれでお目出度いので
女優の竹内結子さん(40)が死去し、死因が自殺と報じられています。
ここのところ芸能人の自殺が多いと言われますが、新型コロナ禍秦以来の陰鬱な閉塞状態の世相を反映してか一般人の自殺も激増中らしいのです。
それにしても、この5月から9月までの5ケ月間で芸能人を含む著名人の自殺者はすでに6人、驚くべき数字です。
この異常な状況に専門家は、「不安の連鎖反応で動揺している人が衝動的に死を選ぶ」、こんあケースが多いようです。
不慮の出来事でお亡くなりになった著名人は、竹内結子(女優・40歳・9月27日)、藤木孝(俳優 ・80歳・9月20日)、芦名星 (女優・36歳・9月14日)、三浦春馬(俳優・30歳・5月2日)、鷹野日南(アイドル 20歳 7月10日)、木村花 (女子プロレスラー 22歳 5月23日)などです。思い悩んでの結果とはいえ、生き抜く道もあったのではないかと残念です。
もしも、いま生きることに飽いて死を願う人がいたら、「まだ何か仕残していることはないか?」、こう考えて死に急ぐことはないことに気づいて頂きたいのです。
若い頃、Y新聞のコラムで、「地球環境保護」という記事で「環境庁の白書による「梓(あづさ)川流域水質&魚類生態調査によると、すでに絶滅していたと信じられていた天然の本州イワナが、養殖の放流イワナや、他の淡水魚を駆逐して、明神橋上流に天然イワナ王国を築いていた」こという小さな記事を見たことがあります。
その後、数年を経て、息子が大学生時代の夏休みに栃木県那須塩原地方の山奥の名もない沢に天然のイワナが棲息するという噂をどこからか聞いて来て、夜中に近くまで車で入って、夜明けに沢に入って、その棲息地を突き止め、ひと夏、最高の渓流釣りを楽しんだことがあります。その一時期、俄かに豪雨があって一尺ほどの増水があったとき、下流の深淵から湧いたように現れた千尾を超えると思われる無数のイワナの大群が川幅一杯を魚影で埋めて、いっせいに上流に群泳するのを見て息を呑んだことがあります。カメラのシャッターも夢中で切りましたが雨でレンズも水面も曇って何も見えず、証拠を残せなかったのが残念でなりません。その怨念がこの「獲物」という作品に化け、釣り雑誌「釣り人」に連載され、さらに某テレビの企画で日光華厳の滝を2時間止めて、滝の主が巨大なブラウントラウトであることを確認し、大きな滝の下には必ず巨大な川魚が主となって存在することを現認しました。これは「小説・奥日光殺人事件」にも書き込み、小説「獲物」の世界がが絵空事ではないことを自分なりに証明したものです。この私の処女作ともいえる「獲物」の完結編が、開運村HPの「文学の里」に載っていますので、ご用とお急ぎでない方は是非お立ち寄りください。
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