今年も有難うございました。
花見 正樹
いよいよ1919年もあと1一日弱となった大晦日入りの深夜、1年の反省を込めてこの一文に向かっています。
雨戸を打つ木枯らしの音もなく静かに更け行く夜陰に一人で過ごす年の瀬のひととき、今年も生きながらえています。
今年もまた釣友を一人失いました。明日は我が身と知りながらも友を喪うのは何ともやるせなく辛いものです。
この1年を振り返ると様々な出来事が脳裏に蘇って、思いを新たにさせられます。新年幕開けの東京箱根間往復大学駅伝は東海大が大会新記録で初の総合優勝を飾ったのはまだ記憶に残っています。
国際的には、徴用工問題での日韓関係悪化で韓国国内にある日本企業の資産差し押さえや日本製品不買運動など、日韓関係は悪化するばかりで気になります。
5月には平成天皇の退位、新天皇の即位、トランプ米大統領が令和初の国賓として来日し、日米首脳会談が行われましたが、日本は得るものもなく、会談は一方的にアメリカペースで終わっています。
夏には仁徳陵など大阪の古墳群が世界文化遺産に登録されました。
猛暑の夏が終わっても日本列島には様々な事件が荒れ狂いました。かんぽ生命の不適切契約問題、京都アニメーションに対する放火事件もむごい仕打ちです。
スポーツでのアッパレは、ゴルフの渋野日向子選手が全英女子オープンで優勝、日本勢の海外メジャー制覇は男女を通じて42年ぶり2人目という快挙でした。
男子も活躍しました。ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会において、日本代表は予選リーグ4戦全勝で初の8強入りを果たす快挙を成し遂げています。たとえ、準々決勝で南アフリカ代表に敗れたとはいえ、過去の弱小日本ラグビーからは考えられないほどの活躍ぶりでした。
この+秋は消費税が10%にアップ、プロ野球で400勝投手の金田正一さんが死去、私もかつては交流があっただけに残念です。嬉しい出来事は、今年のノーベル化学賞に、リチウムイオン電池を開発した旭化成の吉野彰さんが選ばれたこと。つぎはまた残念な出来事に戻りますが、沖縄・首里城の不審火による焼失は、世界文化遺産・首里城跡にあっただけに猶更残念です。
以上の他に台風15号、19号の猛威による被害、自分も避難民の一人だっただけに忘れられません。
それでも、私の個人的な1年としては、友人知人、お弟子さんや周囲の人に恵まれ仕事にも恵まれた幸せ多い文句なしの1年間でした。
あえて反省をするならば、台風の影響で河川状況が悪かったこともあり、下手なアユ釣りを数十年ぶりに休んだこと。時間の配分が悪かったたのと眼の疾患でライフワークの小説書きが進まなかったことです。しかし、これも春日部市の杉浦眼科のお陰で一時的ではあれ無事に手術が成功、自動車の優良許証の更新というオマケ付きですから出来過ぎです。
この幸運は、私とご縁のある皆様のおかげと心から感謝して年を越し、新たな発展を目指します。
どうぞ、くれぐれもお体大切に・・・
よいお年をお迎えください。花見正樹