職業
職業について考える
以前は目が悪かったこともあり、新聞もパソコンも小さい字は見ないように心がけていたのに、左眼は殆ど見えなくても右眼は見えるようになりましたので、最近ではパソコン情報にもよく眼を通します。
年の瀬も迫ると、今までの「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」の焦りがすっかり影を潜めて、もう「どうにでもなれ」の心境に入って肚も座り「怖いものなし」となります。
すでに免許証の更新を済ませ、テレビの録画撮りで「明けましておめでとうございます」も、2020年の予測も言い、落ち着きましたから、あとは年賀状書きと大掃除と断捨離、小忘年会とHPの原稿書きなど、残念ながらデートはありません。
そんなヤケ気味に落ち着いた気持ちで何気なくパソコンニュースを眺めていたら、日韓会談延期や関電幹部30人超金品受領などの陰に隠れて、次のような文字が見えました。
「2020年代に引く手あまたになる{自由度の高い}仕事トップ10」。アメリカの在宅ワーク求人サイトの会社が企画しての膨大な調査資料を分析した結果の発表とあります。
それによると、お尻から羅列して次のようになります。
10位:高等教育機関の保健学の教員
9位:アプリケーション・ソフトウェア開発者
8位:オペレーション・リサーチ・アナリスト
7位:数学者
6位:遺伝子カウンセラー
5位:言語聴覚士
4位:診療看護師(ナース・プラクティショナー)
3位:統計学者
2位:医師助手
1位:情報セキュリティ・アナリスト
これで観る限り、これからは、「IT産業、統計学、医療関係」が三大花形職業として活躍し、その周辺にコバンザメのごとく大小の関連産業が漁夫の利を得るべく群がって餌を漁ることになるわけです。
1位の情報セキュリティアナリストとは、コンピューターのネットワークやシステムを管理するためのセキュリティー対策を行う仕事のようですから、頭脳明晰であることが第一、これは私には無縁です。
と、1位から10位までを検討したところ、私には何度生れ変っても無理な仕事ばかりなのが歴然としました。
ただ一つだけ、この情報を提供した会社の報告によれば、これから働く人に好まれる職業は、「自由度が高く、比較的自な勤務時間だったり、自宅のソファでくつろいだまま仕事ができる職業とあり、これからは在宅ワークの時代が来る、との観測もあり、これなら今の自分にピッタリです。ただ、残念ながら、これで高収入は個人の能力次第とか。やはり、努力は必要と知り、がっくりと肩を落としたところです。その前に、すでに隠居の身であることを忘れていました。