安倍内閣支持率
花見 正樹
安倍政権の支持率がついに危険水準を超えました。
この週末の日本テレビ放送の世論調査ですが、安倍内閣の支持率が26.7%と下落、第2次安倍政権発足以来の最低数字を更新、この2ケ月間ずーっと右肩下がり、もはや死に体となり、この月末にも内閣総辞職の噂も出始めています。
例の森友学園や加計学園の問題は、もはや弁解すればするほどボロが出て、安倍総理が「真相究明と再発防止に全力をあげる」などと言ったのが裏目に出て、真相を究明する度に総理が窮地に追い込まれるという皮肉な結果になっています。
日本テレビの電話世論調査の「安倍首相はどう対応すべきか?」には「責任をとって辞任する」が圧倒的多数で34.8%、です。2位の「真相究明と再発防止に全力をあげる」が31.7%ですから、これも真相が首相に振りなら退陣希望ですから、66%の国民は、安倍総理がモリカケに関係していれば退陣とみていますので、もはや前途は真っ暗なのです。
ただ、哀れなのはそれに続く次期自民党総裁の件です。
「次の自民党総裁には誰がふさわしいか?」
1位、小泉進次郎議員で、2位が石破元幹事長・・・まさか? と思う人は、日本テレビのホームページをご覧ください。
これは人材不足なのか、人気先行なのか、なにか、この国の行く末が思いやられます。
同じ日に、毎日新聞でも内閣支持率の世論結果の発表をしています。
この週末の21日(土)22日(日)の両日、こちらも全国の世論調査で、安倍内閣の支持率は30%と3月の前回調査からみると3ポイントの下落で、不支持率は49%と2ポイント増えて支持率の低下傾向にはもう歯止めが効きません。
ただし、他の支持政党となると、ドングリの背比べでどちらも似たり寄ったりで大差はありません。
財務事務次官のセクハラ疑惑問題、森友学園への国有地売却に関する問題、加計学園問題など、安倍夫妻と財務省を巡る問題に
加えて、麻生太郎副総理兼財務相の辞任問題にまで飛び火しています。
しかも、毎日新聞の世論調査では、「麻生財務相は辞任すべきだ」が51%と半数を超えています。
麻生副首相が「なんであいつのために!」と安倍首相を名指しで怒ったのも無理はありません。
吉田茂の孫の麻生副首相と、岸信介の孫の安倍首相は天敵のように思えるのに実は、明治天皇絡みで遠縁の親戚・・・だから仲良しなのだと私は理解しています。ただし、この遠縁の関係まで説明するとなると少々勇気と覚悟を要します。
今の私には、その勇気も覚悟もありませんのでここまでにさせて頂きます。