桜の季節へもあと半月、春たけなわの季節です。
平昌パラリンピックが始まり、松坂、上原が復帰するプロ野球ももうすぐ開幕、大相撲大阪場所も始まります。
なのに、この週末、日本列島は北から南まで災難続きです。
北の北海道では豪雨と雪解け水で河川が氾濫、上川の美瑛町(びえいちょう)では護岸工事をしていた作業員が流されて、救助はされましたが心肺停止状態とのこと、河川の増水や氾濫で道路も冠水、床上浸水も出ていてお気の毒です。
南の九州では今日10日(土)未明、宮崎、鹿児島県境の霧島連山・新燃岳(しんもえだけ・1421メートル)で大きな噴火があり、噴煙は約4500メートルにも達したとか、大きな噴石が約2キロ近くまで飛散していると報道されています。
気象庁では、さらに火山活動が活発化すると予測し、警戒範囲を3キロから4キロにまで拡大しました。
折しも明日は、死者2万1千人以上といわれる東北大地震&津波被害から7年目、その復興は福島原発事件などを含めて遅遅として進まず、住民の旧市町村への復帰なども未だに解決をみていません。
今年は「九紫火星土のえ戌年」で統計的にも地震と噴火の当たり年、それに戦争の危険をもはらんでいます。
その戦争も、米朝会談開催の噂など一時的に子安を保っていますが、世界的にみれば中東も火薬庫で危険だらけです。
世界大戦からみればはるかに規模は小さいのですが、日本相撲協会の内紛がエスカレートしています。
貴乃花部屋所属の西十両12枚目の貴ノ岩(28)が元横綱・日馬富士から暴行を受けた問題で、師匠の貴乃花親方が、内閣府に告発したのです。告発の詳しい内容は知る由もありませんが、暴行事件の調査と理事解任をめぐる相撲協会に重大な疑義あり、とするものと推察されます。
某地方新聞顧問である私にも、貴乃花親方が部屋の担当弁護士を通じて出した報道関係各社への文書がFAXで来ています。
「内閣府公益認定等委員会に対し、代理人弁護士を通して、公益財団法人日本相撲協会による本件傷害事件への対応が、事業の適正な運営の確保に重大な疑義を生じさせるものであることから、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律に基づく立ち入り検査、質問及び適切な是正措置を求める勧告をしていただきたい旨の告発状を提出いたしました」とのことです。
続けて「私は、日本相撲協会の公益認定に関する監督権限を有する内閣府公益認定等委員会に対し、本日告発した次第です」と説明があります。
それにしても複雑怪奇なこの事件は、未だに真相は闇の中です。
最初はビール瓶で殴ったとの証言が、いつの間にかマイクに変わり、証言はそれで統一されています。
協会側も貴乃花を理事から外して、これで一件落着にしたかったのに残念なことでしょう。
日本相撲協会の八角理事長(元横綱・北勝海)は、報道陣の取材に応じ、貴乃花親方が今回の傷害事件に関する相撲協会の対応を問題視して内閣府の公益認定等委員会に告発状を提出したことについて、こう語っています。
「協会としては、いつ(内閣府から)話が来ようが、しっかりしているので問題はない」
貴乃花親方は、協会の危機管理委員会による事件の調査や自らの理事解任を不服としています。
これで貴乃花親方と相撲協会の対立は新たな局面に入りましたが結末はどうなりますか?
しかし、これはどこからみても泥仕合ですが、旧態依然とした相撲の世界もこれで少しは近代化するかも知れません。
とはいえ、相撲はあくまでも力と力の真向勝負が一番、相撲協会の裏の部分などには興味はありません。
それにしても春は万物に勢いを与えるのか、我ながら心身共にやる気満々絶好調、もう大好きな夏に向かって始動しています。