お元気ですか?
初夏の風が仕事部屋を吹き抜けます。
とはいえ、梅雨空のじめっとした湿度の多い風ですから快適さにはイマイチです。
そんな中、ジメッとした舛添東京都知事の5度目の釈明会見が行われ、内容もスッキリしません。
「学者出身だから、生意気に映ることもあると思う」「こういうタイプだから理論的なことが先行する」とも言いました。しかし、この生意気と自ら認める自己分析と、都民の税金で家族連れで豪遊との矛盾は、何ひとつ理論的に解明されていません。誰が考えてもセコくてずるい姑息なやり方で、後楽園の巨人観戦まで公務にする答弁も卑劣です。
こんな都知事の存在を許すのであれば都民の皆さまの鷹揚さにはほとほと感心しますが、都知事からは随分となめられたものです。あの言いようでは学者や学者出身者まで敵にまわしてしまいますから、いよいよ四面楚歌、オリンピック終了までは何とか知事のイスにしがみつきたい舛添知事ですが徐々に「辞めろ」コールで四面楚歌、給料半減、私物化分弁償で手内を図ったところで、もはや手遅れ、退職へのシナリオが部下の都庁役員内で着々と進んでいるようにも思えます。
ところで6月10日(金)は、どのスポーツ紙も歌舞伎俳優・市川海老蔵さんの記者会見が大きく一面を飾っていました。妻でフリーアナウンサーの小林麻央さんの進行性乳がんでの療養を公表したものです。ところが、その夕には自分のブログで、行き過ぎたマスコミの取材行為に対して配慮を求めた文を載せています。
内容は、「度々申し訳ありません。マスコミの方々へ」との前置きで、「命に関わることなので、ご理解ください。マオの実家や周辺での取材、カメラでの盗撮のような行為はお控えください、お願いします」との訴えですが、マスコミの行きすぎた職業的横暴さは今更,この程度のお願いで止まるものではありません。
この機会にと、30万人が見るという海老さんのブログを初めて覗きましたが、義経千本桜などの宣材が絢爛豪華に盛り沢山に掲載され、ブログと連動するユーチューブに載れば全国津々浦々までも知れ渡りますから、マスコミがさらに狂奔するのは無理もないことと予測できます。
社会的影響のあるお二人・・・ケチな小悪事で人気凋落の舛添都知事、円熟しつつある演技と家族愛で人気上昇中の海老蔵さん、どちらもその言動がさらにマスコミの好餌になることを覚悟し、お節介な世情やマスコミの非情さを再認識すべきです。
例えば、日頃はこのお二人に全く無関心な私でさえ、野次馬根性で気になって、ここに載せたことが何よりの証しです。