樹齢450年の藤の木
この連休までの数か月は、何かに憑かれるように「仕事をしなければ」と思い詰めたのが嘘のようにバカバカしく思えます。いまは全く真逆なのです。れからは毎日が遊び・・・こう考えたら気が楽になり肩の荷も軽くなりました。
こんな気分になれたのは、親しい友人から、胃を摘出しての胃ガンの手術を前に、鬼気迫る死への恐怖と覚悟を聞いて、明日は我が身と知ったからです。もう私に残された時間はそう長くはありません。 今までの私は存分に生きてきました。それゆえになお、残りの人生も悔いなく生きる。この悟りは貴重で嬉しいことでした。そこで少しだけ路線変更を考えました。
ここからも誰にも束縛されず、誰にも干渉されずに心穏やかに悔いのない終活に向かうことに腹を決めたのです。
この爽やかな気分がいつまで持続できるのか? これも楽しみです。
さて、ここのところ、拙宅のある久喜市栗橋と隣接する古河市や加須市や幸手市に出没する機会が増えている私ですが、5日(木)は古河市、6日(金)には再び、再び加須市の玉敷神社詣でをして参りました。ここは以前にもご案内しましたので二番煎じになりますが、まだまだ賞味期限はありそうです。
この日、私が訪れたのは、午後から玉敷神社の能舞台で奉納神楽が開催されるからです。
この玉敷神社の御神楽は、4百年以上の歴史を持ち、江戸神楽の原型を伝える素朴な舞いで構成されていて、平成20年に、国の「重要無形民俗文化財」にも指定されています。
この日の演目は、神話に基ずくイザナギ、イザナミの国造りの物語で、古色蒼然とした和楽器の調べに乗った神楽舞が格調高く厳かで、思わず襟を正して見入るという雰囲気でした。
この能舞台の茅葺屋根に枝が覆うように被さる樹齢約5百年の大銀杏も見事ですが、神社と隣接する神苑(玉敷公園)にある樹齢450年、幹回り役5メートルの藤の木もまた見事なもので、花の盛りは過ぎたとはいえ、淡い薄紫の話誰の広がりは圧巻で、さすが埼玉県指定天然記念物にしていされているだけの価値はあります。ここは、前回も紹介しましたが、この近くには沢山の名所旧跡がありますので、徐徐にご案内させて頂きます。
それと、私が加須市を気に入った理由はもう1つ、ここの名物が「うどん」で、町のあちこちにある製麺所には必ず、即売所と食堂が併設されていて、私のようなソバ派の人間のために、ソバ打ちもしていて、ソバも美味しく、6日(金)に立ち寄った店は、今までに見たことも聞いたこともない超細切りソバが出て驚きましたがなかなかの美味、長にそばでは、天ぷらで食べたのですがmが次回は大森にして大根おろしソバで食してみたいと思っています。なお、7日(k土)は幸手市内の中華料理屋で遅い昼食、親族それぞれの好みに付き合っての大型連休でした。
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仕事は引退しました。