コロナ・ワクチンの接種を終えて
花見正樹
私は、新型コロナウイルスの予防接種において85歳の高齢者和枠で、朝9時からの予約申込でしたが、9時からのスタート直後のメール申し込みで一発OK,とラッキーな出だしでした。ワクチンの接種は5月16日、6月6日(日)と、埼玉県久喜市体育館において2度のワクチン接種を無事に終えて、いま何の副作用もなくこの一文を書いています。
昨年春頃から徐々に拡散し始めた新型コロナウイルスを、私なども従来のインフェルエンザウイルス同様と思って、甘く見ていました。私は、大量の緑茶を煮詰めた濃縮液のカテキンの殺菌効果で新型コロナウイルスは除去できるとみて、築地サロンの室内殺菌や手の消毒に用いただけでなく、顧問を務める米沢新聞紙上に堂々と自説を発表したりで、化学関連会社オーナーとしては汗顔の至りで恥じ入るばかりです。
ところで、このコロナ・ワクチンの接種については、私の周辺でも賛否両論、様々な意見が飛び交っています。
「副作用が危険だから止めたほうがいい」、と親切心から忠告してくれる友人知人も何人かいました。なかには、医者嫌いで健康診断もしない私が、なぜ率先してコロナワクチンを接種しようとするのか? と訝しがる友人もいましたが、それは「人に伝染させたくないから」です。
日頃から私がお会いする方々は、どなたも社会的に活躍されている方ばかりですので、万が一にも間違いがあっては困るのです。
そのワクチンについては、事前に頂いた説明書きに次のような項目がありました。
ワクチン接種に不都合な方は、過去にアナフィラキシー症のあった方、腹痛、吐き気、発熱、じんましん、などの症状のある方です。
もっとも、体温は当日の会場で係員が測ってくれますので問題はありませんが、日頃から薬を多用している人なども多少は影響があるようです。
ワクチン接種前の問診で、何の問題もない健康体の人は、接種後15分待機で帰宅ですが、過去にアレルギー症状(アナフィラキシーを含む)や、採血等で気分が悪くなったことがある人、その他なんらかの理由がある人は30分の待機でした。この30分組の方が圧倒的多数だったことにも少々驚きました。ともあれ、問題のある人は、30分以内に反応が出る、ということです。
その、ワクチン接種後に起こる反応(副作用)についての注意書きは、次のようになります。
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筋肉内注射のため、痛みや腫れなどの軽い副反応は頻繁に現れます
症状の発現状況、時期、持続期間などが記されています。
接種当日・痛み84・3%、腫れ0・4%
二日目・下痢15・5%、筋肉痛37・9%、関節痛23・7%、頭痛55・1%、疲労62・9%、寒気32・4%、発熱14・8%。
以上の持続時間は約1日で、後遺症はありません。
重い症状の発症状況は、痛み1・5%、腫れ0・4%、下痢0・3%,筋肉痛1・8%、関節痛0・9%、頭痛2・4%、疲労4・2%、寒気1・8%、発熱は報告なし。
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と、なっています。
以上のような症状のリスクがあったとしても、コロナウイルス感染と縁の切れた解放感は実に爽快なものです。
私は、皆様が一日も早くコロナ・ワクチンの接種を済まされることを望みます。
日本の政府がもっと国民の命を大切に考えて半年早くワクチン確保に積極的だったら、東京オリンピックも堂々と開催できたのに、と思うと残念でなりません。
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