周囲に感謝です。
花見 正樹
最近、高齢者の交通事故が目だって私も肩身の狭い思いをしています。
いま83歳半ばで平均寿命を超えた私は、隠居生活の日々ながら、もう少し世の中のお役に立ちたいと思っています。
私はつね日頃から、三大生き甲斐を周囲に公言しています。
それは、もの書き、弟子育て、大鮎釣り、この三つなのですが最近は少々雲行きが怪しくなってきています。
もう残された時間はわずかなのに、まだまだ時間があるような錯覚が自分の中にあるのが現状を誤らせているのです。
最近、あちこちで高齢化社会になっても元気であれば出来る職業の上位に「占い師」がランクされています。
そのために、入門希望者が跡を絶たず、占いで稼ぐ方は弟子任せですが、教える立場としては少々未練があるのです。
教え方にも進歩がありますし、時分の遺伝子が世のため人のために役立つのですからそう簡単には断り切れません。
もう一つ、生涯現役で働ける職業に{作家}という肩がきもありますが、書かない作家では意味がありません。
したがって「弟子つくり」と「もの書き」を両立させることが出来れば三大生き甲斐の二つは解決します。
問題はもう一つの生き甲斐{大鮎釣り」です。日本最大激流の球磨川(熊本県)に身を乗り入れて掛けてこその大鮎釣なのに、ここ数年は師匠と呼ぶ大分市在住の相棒が病気休養のためと自分の目が極端に悪くなったために、地元の若手名手(熊本&鹿児島)の世話になって、危険な荒場を避けての釣りですから大鮎どころではありません。いよいよ年貢の納め時なのです。
それでも地元や仲間の人情が大好きなので、下手な釣り師ながら球磨川通いが止められません。困ったことです。
あれこれ悩んでいると、降って湧いたように「芹洋子うたごえサロン鹿児島公演」のイベント企画です。
立案者は鹿児島在住の有力者でもあるお弟子さん、鹿児島県芹洋子後援会の会長に西郷隆盛の直系ご子孫にお願いしての本格的なコンサートです。まだ企画の段階で詳細は何も決まっていませんが、私の釣行スケジュールと合致するとしたら天の運、三大生き甲斐はまだまだ続くことになりそうです。しかも目の手術は数日後から7月で済み,足場も目印も見えるようになりすです。
それにしても、こうして好きなことを目いっぱい楽しめる人生・・・これも周囲の皆様のお陰と感謝するばかりです。