スロースリップ
花見 正樹
日本には昔から、恐怖の対象に「地震、雷、火事、オヤジ」、という言葉がありました。
この中で、オヤジは死語として除外するとして、そこに何を入れたらいいのか?
あなたもご一緒に考えてみてください。
「地震、雷、火事、オヤジ」のオヤジの場所に、津波、病い、お金、字余りでは、高齢者、北朝鮮、女房なども使えそうです。
男は、女房と入れても、女性は間違っても「亭主」とは入れないと思います。もしかしたら、男女共通で「子供」は?
ともあれ、一位の地震は、神戸・淡路地震、東北大地震などの実績で、今でも不動の首位をキープしているようです。
17日(日)の午後3時半ごろ、また地震がありました。
私は自宅の二階の仕事場でパソコンに向かってHPの入力中でしたが、一瞬「来るか!」と身構えたものです。
埼玉県北部の我が家では震度3ですから驚くほどではありませんが、震源地の群馬県南部では、マグニチュード4,7で、群馬県では4年ぶりですが、群馬県南部を震源とするな地震では、1923年の統計開始以降では最大クラスの地震と発表されていて何だか日本列島の地下にのあちこちに地震の虫がうごめいているようで不気味です。
日本の南では、鹿児島県の桜島が噴火していて、噴煙は火口から地上4,700っまで上がっているそうですから、洗濯物など外には干せません。私の本業である花見化学の販売した染料で染めた真っ赤なアルミパネルが建物に使われた鹿児島中央駅が、長年の噴煙に晒され、付着した砂状岩粒が雨に流されヤスリ状態でアルミ表面を削るため、鮮明な赤がまばらな赤茶に脱色したため、現在は黒に代えましたが火山の噴煙は、私ごとき零細企業さえ影響することがあるのです。
今日の群馬県地震で関東地方は広範囲で揺れたはずですが、こうも連日だと体が慣れてしまって危機感も失せてきます。
16日(土)には千葉県南部を震源とする地震が小刻みに相次ぎ、お昼前に遭った地震はけっこう揺れを感じましたから、それと今回の群馬の地震との関連がきになるところです。テレビのニュースでは、「スロースリップ」などという耳慣れない言葉が聞えましたが、私には、この言葉が胸にグサっと刺さりました。
なんで?
それは、自分ではいつまでも若いつもりでも、ゆっくりゆっくりスローペースで老いてゆくのを知っているからです。
前回は、90歳の女性が赤信号を無視して交差点に突っ込んで死亡事故を起こしたことを憂いました。
今度は、愛知県で90歳の女性が、84歳の女性が運転する車に跳ねられて死亡するという痛ましい事故がありました。
これは辛い話題ですが、もっと辛い話題もあります。
先日怪死した紀州のドン・ファンこと和歌山県田辺市の自称資産家・野崎幸助さん(77)が週刊誌やテレビのワイドショーを賑やかにしています。これがまた実際には、、脳梗塞を患っていて、食事もまmならず、いゆもヨダレをたらしていて、食べ物もよくかめず、おむつに垂れ流しだとか。しかも、資産50億円は大ウソらしいのです。葬儀に集まった人は、親族を含めて40人ほど、大金を貢がせたとされるデヴィ夫人も参列した様子はなさそうです。
これもガッカリどころか締まりのない話で、こちらまで憂鬱になってしまいます。
ここは起死回生の明るい話題を・・・と、考えるとやはり自分に戻ってきます。
私はいま、絶好調! スロースリップしながら毎日を楽しんでいます。