都知事の非常識


高級ホテル
お元気ですか?
世界的に知名度の高い演劇界の巨匠、蜷川幸雄(にながわ・ゆきお)さんがこの5月12日、肺炎による多臓器不全のために死亡しました。私と同じ80歳、俳優時代に何度かお会いしたこともあり芝居も何度か観ていますので余計残念でなりません。
 かなり以前から、東京都の舛添要一知事の素行はあちこちで問題になっていました。
 それが、とうとう週刊文春ですっぱ抜かれ、この13日には都庁で行われた定例記者会見での質問攻めで火だるま状態になっています。
 湯河原の別荘への公用車使用などは日常茶飯、都の条例規定では出張時の宿泊費は1泊4万200円なのに、パリでは1泊19万7200円、ロンドンでは19万8000円の高級ホテル泊まりの豪遊ぶりです。家族連れでの数万円の食事代や美術用品や玩具などまで公費を乱用し数限りなく不正な金銭支出がこぼれ出ています。
 なにしろ都知事の提出した収支報告書には私的な支出が呆れるほど沢山混じっていたことがバレてしまったのです。
 今までは舌先三寸で逃げていた都知事も週刊誌で克明に書かれている事実にギブアップ、誤りを追及された部分だけ訂正を行って都の金庫に返金すると語って何とか一時逃れは果たしたつもりのようです。元妻の片山さつきさんのコメントは辛辣「相変わらずセコイ」です。
 それにしても歴代の都知事のデタラメぶりは目を覆わんばかり、多くの都民の方々は余裕があるのか諦めたのか一向に騒ぐ様子もないのが埼玉県に住む私などには不思議で仕方ありません。
 さて、この舛添都知事の今後はイバラの道、はたして無事に逃げ切れるのか? 気にはなります。