月別アーカイブ: 2015年11月

高齢化時代の美容・健康法


手相 (2)

 お元気ですか?
 いよいよ師走、めっきり寒くなり風邪も流行ってきますね。
 とくに高齢者の風邪は肺炎に移行しやすく命にも拘わりますので要注意です。
 最近、高齢化問題が世間を賑わせていますが私自身も少しづつ巻き込まれつつあります。
 なんと、周囲の仲間が次々に高齢化問題に取り組み始めたのです。
 水泳で世界に君臨したY氏が家具のコトブキの顧問になって、高齢者向け家具販売の陣頭指揮をとります。
 次に日本最大の個人病院・旧岩井クリニックの幹部だったT氏が、某製薬会社の認知症治療サブリメントの開発に協力中です。
 極め付きは、弟子のM氏で、携帯に組み込まれている現在地表示センサーを単純に簡易化して高齢者向け現在地認知発信装置を開発中、これが完成すると認知症徘徊者の発見に手間取りません。
 ここまでは仲間とはいえ他人ごとですから黙って眺めていればいいのですが、役所からの問い合わせです。
「6年前の記録では要介護度5ですが、この二年は要介護度1、寝たきりから歩行可能の101歳? これ、間違いですね?」
 そこで、医者から見放されて死の縁に彷徨っていた母を病院から我が家に引き取った経緯や、医学は無知ながらストレス問題研究家だった私の看病法の一部などを話したところ、広報に書けとか講演をとかで煩く、丁重に断りました。
 しかし、高齢者が健康で医者いらずになれば国の高齢者対策にも朗報ですから、いつまでも黙ってはいられません。
 しかも、死の寸前から杖要らずまで戻った101歳の母と、あと1ケ月で80歳になる私自身の医者いらず健康法には当然ながら共通点があります。その謎解きを兼ねて、80歳の誕生日からNET連載を始めるつもりです。
 その中の一つは、すでに実践中です。
 それは、手のひら整体です。私は、すでに一昨年の発刊で「誰にも分かる手相占い」の中で「手もみ健康法」について触れています。私は、これを母に応用しながら、多くの人を対象に効果を確かめてきました。しかも、実際に開業中の整体師や鍼灸師も実践して、私の理論を立証してくれています。
 そこで、私は、日本で最初のストレス解消サロンの開発者、アルファー脳波研究者、癒しの音楽の草分けなどの立場からのあらゆるノウハウを個別と総合的にまとめた上で書籍出版、私の主旨に賛同する後継者にノウハウを伝授し免状を出し、事業化を可能にする所存です。
 その後継者の一人が、すでに開運村ホームページの表紙下部にある「お世話人紹介」の指導者欄に「美容健康法教授方・坂下茂弘」となって載っています。
 私は、いよいよ本気で人生の集大成で終活をまとめ上げる算段で心を躍らせています。

とにかく強かった!


 北の湖
北の湖関、ご冥福を祈ります。

千賀の浦親方と
千賀の浦親方と

サロン山中
左から、花見、平岡、大出、杉田、山中、坂下の各氏です。 
 お元気ですか?
 ひと昔前、両国の中学の授業中、マンガ本を見て昼寝をしている図体のでかい怪童がいると聞いた記憶があります。
 それが、瞬く間に相撲界のスーパーヒーローとなる北の湖関でした。
「とにかく強かった!」
 私の友人でもあある千賀の浦親方(元関脇・舛田山)が、そんな話をしたことがあります。
 今日は、福岡国際センターでの大相撲九州場所の千秋楽、優勝は日馬富士か白鵬かに絞られています。
 この場所中の20日(金)、日本相撲協会の北の湖理事長が直腸ガンと多臓器不全で急逝しました。
 奇しくもこの日、私は、北の湖と輪粉(りんこ)時代を築いた元横綱・輪島関の親しい先輩・山中氏と会食中でした。
 輪島出身の山中氏と後輩の輪島氏は親しい仲で、山中氏は私の弟分でしたから当然、輪島と北の浦なら輪島を応援していました。
 北の湖が生涯で唯一負け越したのが横綱・輪島関で21勝23敗、いつもがっぷり四つで上手投げ得意の北と、下手投げ得意の輪の力相撲で観客を沸かせたものです(追悼・北の湖は別コーナー「曼珠沙華」で・・・)。
 その輪島関が尊敬したのが郷土の先輩・山中毅氏です。
 ひと昔前、私のサロンが銀座の「梁山泊」としてマスコミに載った時代があります。
 この頃は各界の錚々たるメンバーが私の周囲に集まっていて、山中毅氏も舛田山関もその輪の中心にいました。
 今、舛田山関は日本相撲協会理事・千賀の浦として本場所の解説などでお馴染み、千賀の浦部屋の親方です。
 さて、2枚目の写真は前述の12月20日(金)の会食風景ですが、異質のメンバーばかりです。
 左から私(花見)、平岡氏(詩人、元ダイヤモンド社部長)、大出氏(歴史・新選組関係の大御所・元新人物往来社社長)、杉田氏(音楽誌編集・元岩波書店)、山中氏(コトブキ社顧問・元水泳選手)、坂下氏(鍼灸治療院経営)などです。歴史研究家で大出氏を知らない人はいませんが、驚いたのは山中毅、大出俊幸の両氏をヤフーで検索したら、なんと二人合わせて90万件数以上もヒットしたのです。
 と、いうことはお二人ともまだまだ活躍中で過去の人ではないということです。
 私の尊敬する大出俊幸氏は、1937年の広島県因島市生まれ、京都大学出身の秀才で元教師。日本読書新聞、学藝書林、新人物往来社の元社長、編集者として大出氏が世に出した本は、「全集・現代文学の発見」「ドキュメント日本人」「新選組シリーズ」など1000冊以上、氏の主宰する会も多く、「本の会」「民学の会」「新選組友の会」「因島自由大学」「史道会」「土方歳三忌」「沖田総司忌」「戊辰戦争役東軍殉難者慰霊祭」「新選組流来祭」「近藤勇実供養祭」「新選組子孫と語る会」など多数を主宰または後援している超人です。
 私と大出さんの共通点は、日本の黎明期に時代の波に翻弄され死を覚悟で戦った純粋無垢な若者たちへの敬愛と哀憐の情だと思います。土方歳三らの人間味豊かな生きざま死にざまに男のロマンを感じて共感して涙を流せる仲間はそう多くはいません。大出氏は、私と共通する心を持つ大切な仲間なのです。
 水泳の山中毅(つよし)氏については今更語るまでもありません。
 1939年、石川県輪島市出身、早稲田大学卒、世界新記録も何回か出していてオリンピックに3回参加、出場全7種目に入賞、メダル4ケ。内訳は、銀・1956メルボルン 400m自由形、銀・1956メルボルン1500m自由形、銀・1960ローマ400m自由形、銀・1960ローマ4×200mリレー、と凄い実績です。今は後輩が社長の「家具のコトブキ」の顧問として、身体障害者向け家具の普及などを手伝っています。
 勿論、平岡、杉田、坂下の各氏に加えて、この写真を撮ったスタッフの比留川氏も大切な仲間です。
 と、話は脱線しましたが、北の湖関も強かったが、山中選手の強さも凄かった・・・これが言いたかったのです。

陸上界のスーパースター!


陸上

 さわやかな秋、お元気ですか?
 本年9月23日、京都府在住の一般男性・宮崎秀吉さんが、陸上短距離の100メートルと砲丸投げで前人未踏の世界記録を出しました。
 このニュースはたちまちNETに載って世界を駆け巡り、ライバルの決起を促しますが今のところ名乗り出る相手もいません。
 おそらく、この宮崎さんがさらに奮起して挑戦したとしたら幅跳び、高跳び、200走、、やり投げなど、長距離や三千障害、棒高跳びなどを除く全種目を制覇するのは間違いありません。その上、体操なども得意なのです。いま陸上会にはこの凄いスーパースターの出現で、若者たちを圧倒しています。
 宮崎さんは、世界記録樹立で京都市スポーツ最高栄誉賞の栄誉に輝きましたが、まだ国民栄誉賞には至っておりません。理由は、安倍総理に無視されているからです。安倍総理は高齢者対策に乗り出し、百歳祝いの簡素化、高齢者施設から自宅介護への移行を迫っています。私の母は週末は自宅、月~金は母のお気に入りの元気村という施設にいますが、一昨日、政府が推進する自宅介護奨励の通知が来ましたので、私はまた埼玉県久喜市の自宅仕事が増えそうです。
 あ、言い忘れましたが、前述の宮崎さんは今105歳、マスターズ陸上105~109歳クラスの部の公認記録で、100メートルを42秒22、砲丸投げは重量3キロで3メートル25の世界記録、当然ながらギネス公認でブックにも載ります。
 なお、過去100~104歳時の世界記録は29秒83、この当時からライバルはいません。
 今回は、105歳の世界新記録ながらあまりにも記録が悪かったので、再度挑戦するとのことです。
 この一文を読んで挑戦? お止めなさい、運動ですと足がもつれ息は絶え絶え、100メートル30秒がまず無理です。
 それにしても健康で元気で毎日が楽しいというのは何と有り難いことでしょう。
 最近の私は、毎日を感謝の気持ちで生きています。
 では、一体全体、誰に感謝なのか何に感謝なのか、と問われると返事に窮します。あまりにも対象が多いからです。
 健康な体に生んでくれた父母、兄弟身内、友人知人恩人、先祖、先人、環境、生きた時代、相思相愛の人、全てに感謝なのです。
 つぎに、この五体満足で病気知らずは、粗食乍ら食べものに恵まれたこともありますので食べものの全てに感謝です。
 当然ながら、農家の皆さまの育てた穀類農作物、漁師や牧畜業の方々にも感謝です。
 なにしろ、あと二カ月で80歳のこの身のために、どれだけの動物魚介類鳥類農作物の命を頂いたことか?
 お陰様で平成26年(2014)度日本人男性80.50歳の平均寿命まで後8ケ月、無事に人生を全う出来そうです。
 ちなみに女性は、同年の平均寿命86.83歳で男性との差は6.53歳、この差は開くばかりです。
 私の父親も早逝して母は元気で101歳、男より女性は長生き、これは実感です。
 平均寿命の推移をみますと、昭和22年(1947)の平均寿命は、男性50,06歳、女性は53,96歳です。
 昭和35年(1960)は、男性65,32歳、女性は70,19歳です。
 私が長寿の研究を始めて全国の長寿者を訪ね歩いた昭和57年の100歳超えの長寿者は約1、500人、平成26年には6万人を超えましたから2千人に一人は100歳以上が当たり前の時代になりました。
 私が100歳の研究を始めたきっかけは、運勢学と長寿の関係を調べるためでしたが、昔の人は出生と役所への届け出日が違っていましたから、端午の節句だったとか、正月の三日目などさまざまな記憶で、正しい生年月日の判明した長寿者だけで調べますと、その殆どが「大極貴人」という長寿星を持っていることに驚きました。
 残念ながら私には長寿星はなく、「天官貴人」という仕事と社会運の強い星があります。
 したがって、世のため人のため自分のためにせいいっぱい生き抜いてパッと散る・・・これぞ理想の人生です。
 どうぞ、今、私から遠ざかっている方は、今のうちに溢れるように漲っている私の開運パワーをご活用ください。
 なお、現在の日本一長寿者は、田島ナビさん、115歳、明治33年8月4日生まれで鹿児島県喜界町の女性です。
 勿論、あなたが元気で楽しく、焼酎愛飲家の故・泉重千代さん(118歳)の記録を更新してギネスに載ることも可能なのです。楽しみがまた一つ増えましたね・・・

マイナンバーの功罪


棚

 お元気ですか?
 いよいよ悪名高きマイナンバーの配布が始まりました。
 会社関係からスタートしたらしく事務所には届きましたが、自宅にはまだ届いていません。
 一般に内容や手続きが知られていないことを逆手にとって、すでに手続き・管理代行サービス業者が現れました。
 銀行や大手企業は、この管理代行業者と契約して管理と責任を他社に任す策で、銀行はこの枠を取引先にまで広げ、それも仕事にしようとしています。このマイナンバー関連サービスを含めたマイナンバー市場規模はなんと約1兆円を上まわるそうですから、一部の業者にとってはマイナンバー様様ですね。
 そう考えると今回の法令施行は、このような業者のためには大いに役立っているようです。
 国民の約65パーセントが「理解できない」「個人情報の流出を危惧して反対」「プライバシー丸裸だから」と猛反対したこの法案が、
国民が選んだ政権担当党派国会議員によって強引に法制化され、ついに、国のため?に個人を犠牲にしたマイナンバー制がスタートです。
 これで個人情報は役所に筒抜け、家族構成、経歴、収入、納税状況など何もかもが白日の下にさらされ、私達のプライバシーは国によって管理されることになります。いずれ、スエーデンなどのように役所に問い合わせて、他人の年収を聞けるようになるかも知れません。
 それでいいのか?
 この答えはすぐには出ませんが、真綿で首を締めるようにように、じわじわと私達を不快な状況に追い込むことでしょう。
 前述の通り、企業にはすでにマイナンバーが押し付けられてもう逃れることは出来ません。
 企業では、税金や社会保障の関係で、従業員やパート、アルバイトのマイナンバーによる特定個人情報を集めて管理し、届けなければなりません。と、いうことは会社のマイナンバー取扱責任者は、社員の個人情報を知る立場にあるわけです。
 それを防ぐために、今回の法律ではマイナンバー取扱い責任者以外の人物が覗き見も出入りも出来ないように、間仕切りのある場所の設置や施錠ができる保管場所が必要となります。当然ながら、新たな管理設備を設けるとなるとお金がかかります。多分、従業員10人未満の零細企業でも100万ぐらいはかかります。
 実は、花見化学の毒物劇物試薬の管理がこれと全く同様なのです。小部屋に施錠した棚を作りそこに試験ように用いる毒劇物の試薬を貯蔵して扉を閉めてカギを掛け、在庫管理帳簿も必要、それを何年に一度か都の役人が不意打ちで訪れ、チェックして異常があると告発し責任者を罰します。しかも「毒物劇物取り扱い責任者」は国家試験で、その資格を持った者が常駐しなければなりません。花見化学の場合は、私がその責任者ですから不意に来られても会社にいたことがありません。
 したがって。その都度トラブルですから嫌になります。そこで、毒物劇物資格の受験を門外漢の現社長の息子にさせ、何とか名義変更はしましたが、息子はそんな面倒を避けるために試験室での毒劇試薬の使用を禁じ、薬品は廃棄処分、棚も取り外しました。
 それでも、仕事には全く影響がありません。
 私にもその手があったのですが、一応、化学会社である以上、実験室に試薬は必要と頭が固かったのです。大学院まで行って、オヤジの仕事をイヤイヤ継がされた息子ですから、社名から化学が消えるのも時間の問題です。
 今回のマイナンバーへの対応も、浪花節型の私と違って合理的な息子ですから社内取り扱いを一切やめて、外部のマイナンバー管理会社に委託すると思いますが、どうなることか? ともあれ、気に入らない法制ですし、いずれはトラブルが続出しそうな気がします。以上はあくまでも私の私見ですので、マイナンバー賛成の方、ご不快でしたら「ご免なさい」・・・