秋の連休、シルバーウイークをいかがお過ごしでしたか?
世界の名車・フォルクスワーゲンの不正事件、安全保障関連法案の成立など世の中騒がしい中、私は穏やかに過ごしました。
各地で豪雨被害があったあとの連休でしたがどうやら天候には恵まれました。連休となると孫たちが我が家に集結し、ここを拠点としてあれこれ出かけて大騒ぎになるのを長年に渉って続けています。孫も6人いますから親子で集まると合宿状態です。ところが、この連休は閑古鳥、誰も来ません。秋祭りや催事に行楽と夫々が多忙だったこともあり、101歳の母も元気で手が掛からず、私にとっては思ってもいなかった自分の時間が出来た連休でした。久しぶりに自宅周辺を散策してみると、稲刈り後の田園風景も秋の気配を涼風に感じて、心が豊かになれるように感じて落着きます。
おかげでこの連休、私は我が家の書斎にこもって、種々雑多な音楽を耳に資料調べと書き物三昧と近間のドライブ、それと、つい先日カナダに留学した孫娘(長女の長女)とパソコン(スカイプ)での近況交流、声も映像もバッチり、国内で会っているような雰囲気で会話を楽しめました。それにしても、便利な世の中になりましたね。メールでの写真交換もあって話題は豊富、これからは大いにスカイプ活用で孫と交流できますから外国にいても心配しないで済むことも分かりました。それだけでもいい連休でした。
さあ、これから私もいつも通りの平凡な日常が再開しますが、それもまた楽しみです。
月別アーカイブ: 2015年9月
いよいよ出発の手続きになると、かなり緊張した表情でした。
私の一番孫(長女の長女)がカナダへの留学、1年半の予定で旅立ちました。
長女も大学生時代にアメリカ留学をしていますので別に心配することもないはずです。
なのに、長女の時は平気だったのに孫のことになると無性に心配なのです。
私は留学の経験はありませんが、本業の花見化学がドイツとスイスの化学製品(染料)の輸入販売ですから海外旅行は多少経験しています。ところが、若い時の努力&勉強不足で外国語がまるっきりいけません。それでいてドイツへの一人旅などもあり、その内容は支離滅裂で目茶苦茶、これでよく世の中を渡ってきたものと顧みて恥じ入るばかりです。
その情けない自分の実体験から、子や孫は語学、最低で英語だけでも何とか克服してほしいもの、それには語学留学が手っ取り早いのではないか? と考えます。
この9月末、英国のレスター大学大学院の博物館学研究科に1年間ほど留学されていた秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さまがご帰国されるとニュースで報じていました。その眞子さんが、「留学生活はよい経験になりました」とテレビのインタビューで楽しげに語られていました。
やはり、皇室は正式のイギリス英語を学ぶのが当然のようですが、私の孫娘はカナダで、ルームメイトがメキシコ娘、帰国してどんな英語をしゃべるのか? 私からみれば、とりあえず英語をしゃべる人と会話が出来れば上々吉、いわば東北なまりの英語でも合格点、孫には元気で帰ってさえくれれば成果など何でもいい、と、孫には甘いのです。
悲惨な状況です!
今回の豪雨では各地の河川で堤防決壊が起こり、荒れ狂った悪魔のような濁流が平和なはずの住宅街を襲い、人の命も奪っています。
被害に遭われた方々には心からお見舞いとお悔みを申し上げます。
それにしても各地の被害状況は凄まじいもので、北関東地方に南北に連なっての線状豪雨が、東北地方を激しく襲って被害を大きくしています。
しかも、一級河川・鬼怒川を始めとして、まさかと思う河川が次々に決壊したり氾濫したりで土手を越水、住宅や車輌、田畑をも次々と?み込み、人的被害だけでも死者3人、行方不明23人、家や車が水没する様子が映し出されていました。天災という不慮の出来事ながら何ともやるせない気持ちです。
私も9日(水)の夜、東武線南栗橋駅前の駐車場から栗橋の我が家までの帰路、豪雨の中で川状に流れる道路に乗り入れて半ば埋没、思いっきってのバックで何とか危機を脱し、大きく迂回して高台の道を選んで無事に帰宅しましたが多分、躊躇して車を停めて様子をみたら電気系統が水浸しになってエンジンストップ、とんでもない事態になっていたかも知れません。
翌10日(木)は東武スカイツリー線も越谷~春日部周辺の冠水で道路や線路が分断されて何もかも不通、仕方なくこの日は終日家に籠ってパソコン仕事でした。
それにしても、我が家我が身は安全でも、被害に遭われた多くの方々を思うと心が痛みます。今はただただ励ましとお見舞いの言葉、わずかなカンパで微力ながら協力させて頂くことでご勘弁頂きます。
大西郷公のご子孫は鋭い論客、大西郷の血が熱く流れていました。
雨の白虎隊墓地、白河市での戊辰戦争記念碑除幕式から一転して、私は31日(月)鹿児島市内で西郷隆盛公の曾孫(嫡男 侯爵 西郷寅太郎公の孫)の西郷隆夫氏と会って腹を割って約4時間、大いに語り合い、人間対人間の魂を感じ快く酔えました。小説のための取材内容はマル秘ですが隆夫氏の国を思う熱き心は、曽祖父の大西郷公に勝るとも劣らないものがあり、その情熱に圧倒されました。ここにはもう会津も薩摩もありません。いまの日本をどう立て直すべきか。教育論から政治まで、それが大西郷公の遺言にも思えます。
好漢・西郷隆夫氏は、西郷銅像にほど近い二の丸ビルに「西郷隆盛銅像展望ホール K10カフェ」鹿児島市内K10カフェのオーナーとしても活躍中で、曽祖父・隆盛公の「敬天愛人」 の志を受け継ぎ、大西郷公にまつわる歴史を語る活動にも力を入れています。
今回の九州行きは、西郷さん取材の他に大鮎釣り目的でしたが、球磨川には濁流が渦巻いていて最悪の状態、Uターンで今は東京です。
ニュースを見ていて、大阪の枚方禁野マクドナルド店の飲料にプラスチック片数十個が入っていて、女性客けが口を切ったニュースには驚くより呆れました。
大騒ぎされている東京五輪のエンブレム盗作問題も、競技場の屋根問題と並んで税金のムダ使いで国民をバカにした話しですが、マックほど身近な話題ではありません。なにしろ、マックは私も孫とよく行った(過去形)店だからです。最近は何となくうさんくさい店に属していて、このような事件が起こってもあまり驚きません。むしろ、弱り目に祟り目で、また客が減るだろうな、と気の毒でなりません。
もはや創業時の天空を駆けるような勢いはなく、マニュアル化されたアルバイト店員の食品提供サービスで頑張ってはきましたが、今回の事故でまた失点を重ねて顧客離れを速めました。
少なくも、このニュースを目にした人は一時的にマック離れになると思います。それが、心なきわずか数人の社員のミスであっても、多くの常連客への信用失墜につながります。
企業や団体のチーム力は、100の努力も一つのミスで瞬間的にゼロ以下になって崩れ去ることもあるだけに細心の注意が必要です。
ましてや顧客の好みと信用とが相まって成り立つ食品業界での生き残りにミスは禁物、小さなことでも命取りになることがあります。
私が知っている例でも、江戸時代から続いた岩本町のウナギ屋が、NETでの「サービスが悪い」「味が落ちた」などの悪質で執拗な投書攻撃で客足が遠のき、ついに廃業の憂き目にあっています。ただし、そこは先祖伝来の土地ですから敷地内にマンションを建ててオーナーは不動産収入で悠々自適の生活になり、かえって良かったと聞いています。
ともあれ今の世の中は一寸先が闇、登山には時間が掛かりますが谷底には一瞬、いつ逆転しても驚かない心の準備が必要な気がします。
あの大西郷が維新の大業を成し遂げ乍ら、元部下達の銃弾に倒れ割腹して果てるという不遇の最期、この悲劇もまた人生です。