梅雨に想う


あじさい (2)

 お元気ですか?
 梅雨の季節は降ったり止んだり晴れ間が出てもまたすぐ雨雲がどこからか湧いてきます。室内で仕事をしていても何となくジメっとしていて仕事をしていてもすっきりしません。
 しかも3日(土)夕には関東南部に大雨と土砂災害注意報、千葉県では大雨による避難勧告が1万人超にも及んでいて、神奈川県南部でも避難勧告が出た地区があるそうです。4日(土)朝のテレビのニュースで、今週3つ目の台風11号がマーシャル諸島付近で発生したと報じていました。中心付近の最大瞬間風速は今のところ18メートル、これが徐々にスピードを増して西北西に進んでいますから、いずれ我々にも何らかの影響をもたらすのは間違いなさそうです。こうなると6日(月)からの一週間も傘を離せない毎日になりそうですね。
 それでも、この季節、アジサイが鮮やかに咲き誇っているのに出会うとホッとします。アジサイは字面の紫陽花の通り明るい紫系統の花が多い中、純白のアジサイは心を癒してくれます。梅雨とアジサイ、この絶妙な組み合わせがあるからこそ梅雨時の憂鬱も軽くて済むのかも知れませんね。
 この季節、以前の私なら週末になればどこかの川で鮎釣りをしていました。いくら雨が続いて川が濁っても岩がごろごろしている上流は意外に濁っていないものです。鮎は流れに逆らって必死に上流に避難し、流されずに残った石裏の水苔を争って求めます。したがってこの時期は、いつもはイワナやヤマメを釣る上流でも鮎が釣れるのです。ただし、雨季の渓流釣りには細心の注意が必要なのは当然で、登山の心得がないと源流には入れません。私は幸いに独身時代は登山、沢登りに凝っていましたから滝壺の岩場でも難なく登れます。さすがに後期高齢者扱いになった今は若い頃のような冒険はしませんが、心は躍ります。