上の写真は、4月20日(月)午後1時5分のディズニーシー入口正面の地球儀モニュメント前の広場です。
ここは平日でも黒山の人だかりで、写真を撮る人が順番待ちで並ぶ場所なのに、この時間、人っ子一人もいなかったのです。
天下のデズニーですから、このようなガラガラ日の危機的光景を公開しても問題はありませんが、新アトラクションの取材に訪れた私としては、信義上からもフェースブックなどで広く世間に知らせることは出来ません。
そこで、内輪の「今日の一言」に載せたのです。
この日は一般公開に先駆けて、4月24日公開の新しいミュージカルショー「キング・トリトンのコンサート」のプレス視察日でした。
毎回、新たなアトラクションがある場合は、来場者の少ない日を選んでマスコミ招待日を決めるそうですが、今回もドンピシャリ、乗り物は全て待ちなしで乗れるという驚くべき1日でした。ちなみに、前に家族で来た時は「海底2万マイル」が2時間待ち、「センター・オブ・ジ・アース」は1時間40分待ちでしたが、今回は待ち時間0分、こんなのは初めて、もう二度とないでしょう。
事業の栄枯盛衰は時代の流れと社会的環境の変化で大きく変わりますが、まだまだ飲食・娯楽・レジャー関連産業は平均して安泰、大ピンチなのは新聞・出版・家電・文具業界などのようです。中でも出版業界の衰退は目をおおうばかりで、出版社で業績がよく黒字経営なのはほんの一握り、ほとんどは赤字経営で青息吐息、いつ倒産してもおかしくない状況です。では、それが電子書籍に変わったかというと、そうでもありません。電子書籍も売れていないのです。 よく「若者の本ばなれ」という言葉を聞きますが、これは間違いで真相は高齢化社会の影響による「年配者の本離れ」のほうがはるかに多いはずです。高年齢で目が弱くなれば、誰でも本も新聞も読まなくなります。現に、日曜日に子や孫と大型店舗型書店に行ってみると、顧客は若者ばかり年配の人の少ないのは一目瞭然、若者は新聞は読みませんが本は読むのです。
さて、そうなると作家のはしくれの私としては、若者受けに路線変更しなければ、とも考えますがもう間に合いません。
結局、自分は自分、人は人、わが道を行くしかない、と腹をくくって今まで通りの平凡な生活に・・・以って瞑すべし、です。