鉄道マニアの5歳の孫が、最近はマリオに凝って少しだけ鉄道熱が冷めたようでヤレヤレです。
最近知ったのですが、私が若い頃通勤にも乗っていた京成電鉄の”赤電”が2月いっぱいで姿を消すそうです。
この”赤電”は、昭和40年代から都内から千葉県内までを走り続けた京成電鉄”3300形”車両で、これが28日の上野発臨時特急の「成田山号」で仕事を終えるそうで、終点の成田駅では多くの鉄道マニアの惜別の狂騒で大変だったと思います。
社労引退の恒例では、終着駅に着いた運転士に花束贈呈のセレモニーもあるはずです。
京成電鉄といえば、地味な緑系の色で馴染んでいますが、この3300形だけは派手で明るい赤い塗装でしたから、鉄道マニアとは無縁の私らでさえ気になる存在だったのです。この「赤電」の愛称で親しまれた3300形が消えてゆくのも時代の流れ、仕方ないことです。なにしろ、現在主流のステンレス製に抵抗して、いまだに昔ながらの鋼鉄製の車両で、最後まで生き残った8輌は1968~72年生まれ、60年近く休みなしで働いてきたことになります。
「お疲れさん」、このねぎらいの一言でを私の惜別の挨拶とします。
ところで、今、鉄道フアンが熱いのは、映画のロケに多く使われている神奈川県内を走る相鉄(そうてつ)です。ここは都内から近いため日帰りロケ可能で経費が安いこともあり、テレビドラマや映画のロクに、25の駅も運行する車両の姿も、山や田園地帯を含む一帯の景色も申し分ないのです。しかも鉄道側もロケの誘致に協力的で、そのために観光客も急増中、鉄道ファンも殺到しているそうです。
もちろん、まだ孫には内緒です。こんなことがバレたら一日がかりの旅になって仕事が出来ません。
今は、孫がスーパーマリオにでも熱中していてくれることを祈るだけです。
もっとも、その父親である私の長男が小学生の頃、ブルートレインのブームがあって、私があちこちに連れ歩いた記憶から、この長男が仕込んだ遺伝子ですから、私が無視すれば長男が連れ歩くことになります。
しかし、我が家の鉄道ブームもこの夏には終焉または休止になる可能性があります。
理由は、この夏からは渓流遊びと魚釣りを教える予定だからです。これは、私自身が子供の時に父親に連れられて遊んだ魚釣りを未だにだらだらと続けているぐらいですから、今からハマったら抜け出るのが困難かも知れません。それがいいか悪いか、家族会議になる前に、さっさと川遊びを教える・・・これが私のこの夏の作戦です。