各地で高校野球・夏の大会の予選で熱戦が続いています。
この季節の約3週間の毎土曜、私は朝の天気予報を気にして過ごします。山口放送の私の占い番組が、高校予選実況があると潰れるからです。
以前、鮎宿から放送予定でしたが、テレビの天気図で山口地方は晴れでしたので安心して川に入りました。ところが山口地方のにわか雨で、急きょ番組が始まると携帯に連絡が入りました。さあ大変、中州に入っての鮎釣りを中断して原稿を用意して、瀬音の中での放送となりました。
これに懲りて、今ではいつでも間に合うように待機中、一昨日の土曜は野球で番組は飛びました。家族行楽も、この3連休は不安定な天候ですので、行楽予定が狂った方も沢山いると思います。ましてや、21日の「海の日」などは水温も冷たく海は荒れているとの情報です。
それなのに、こんな日でも海で泳いで溺死する人がいるからやり切れません。なにもそうまでして泳がなくても、これは正論ですが正しいとは限りません。泳いだ本人は水泳が得意で、自分が溺死するなど考えてもいないからです。
昔からの俗諺に「うぬぼれとカサブタのない人はいない」があります。その小さなうぬぼれで墓穴を掘ることはよくあることです。
最近、私の周囲の隠居仲間が、糖尿だの前立腺だの心筋梗塞だのとよく倒れます。
それでも「自分だけは」とひそかに健康自慢を自負していました。それが、二週間ほど前に右足のくるぶし下の筋肉の筋を傷めてしまったのです。
変な座り方をしたときに、右足首下の筋を傷めて軽い捻挫の症状を感じました。少々不自由を感じましたがそのまま普段通りの生活をしていたある日のことです。重い荷物を持ったまま足首に痛さを感じてバランスを崩しました。
その瞬間、ギクッと完全に筋を傷めた衝撃的な感覚が背筋まで走って今度は重傷の捻挫です。
思わずうずくまって、最初に頭にめぐったのは「鮎釣りに間に合うか?」です。腫れた患部を冷湿布して薬剤を塗り、すぐに手当したのですぐ激痛は止まりました。
少し筋を痛めただけでアキレス腱を切った訳ではありませんので日常生活にも支障はありません。しかし、河原の大石小石を歩き激流に踏ん張るには足首の筋の痛みは致命的欠陥になります。
8月に入って九州の釣友から「大鮎が出たぞ!」の一報が入れば、すぐ行かないと一年を棒に振ります。今は、かつて直接指導で学んだ「蔡一藩(さいいっぱん)」の中国式ツボ療法などで必死にリハビリ中です。内心の焦りを顔に出さず、ひたすら大鮎釣りが出来る体作りに励みながら仕事をしています。
それにしても、やはり「健康が一番」、これが今日の私の実感です。