この冬一番の寒波到来の1月19,20日の週末は、大雪に
見舞われた地方もあり様々なトラブルも生じたようです。
この寒波には、各地で行われた大学入試にもかなりの影響が
出ました。電車が遅れたために開始を数時間遅らせなどはいい
方で、なかには試験日を1日づつ繰り越した会場もあったと聞
きます。
この場合は、公的乗り物の遅延ですから救済措置も比較的と
りやすいはずですが、これが全く個人的事情の場合はどうでし
ょうか?
父親の運転する車が雪道の渋滞に巻き込まれて受験開始の時
間に間に合わなかった場合、あるいは受験者本人が寝坊した場
合、担当者の権限で特例を出して、別室で同じ試験が受けられ
るのか?
ひと昔前のことですが、私の次女の私立高校受験日に私が車
で受験会場に運んだことがありました。まだ携帯もカーナビも
ない時代でした。
埼玉県久喜市(現)の我が家から、都心を横切ってみた三鷹
市方面まで行くのですが、混雑状況も全く知りませんでした。
当然ながら、私の見込み違いで、遠距離で慣れない道で小雪
が降った上に通勤ラッシュ、呆れるほどの大幅遅刻でした。
これで娘の大切な受験も諦めねばならなくなりました。
ところが担当者は、何のためらいもなく悲嘆にくれる娘をね
ぎらって別室で同じ試験を受けさせてくれたのです。結局、別
の日に受けた公立高校に合格しましたので、その学校には行き
ませんでしたが、あのときの担当者のイキな計らいには頭が下
がるばかりで、だに感謝の気持ちで忘れられません。いい時
代でした。
つぎは長女の場合です。
これは何と長女の結婚式に花嫁の父の遅刻です。
これは高速道路の事故渋滞に巻き込まれての大渋滞でした。
妻と長女は準備がありますから早い時間に電車で会場に向か
い、次女、長男、末娘を乗せた私の車は、多少の余裕をもって
家を出たのですが・・・大幅遅刻です。
親族紹介は義弟(妻の実弟)がそつなく終えていて、私らの
到着を待って挙式ですが、結婚式場側にも時間がありますから
慌ただしい結婚式でした。
当然ながら披露宴は、私の謝罪から始まるという異例の展開
になり、花婿側からは時間も守れないそそっかしい父親という
印象を与えたらしく、気を許したのか相手の父親とはすっかり
打ち解けて、たちまち西武球場に野球観戦に行く約束が出来、
相手のペースで清原ファンにさせられた経緯があります。
さて、話題はコロっと変わって食中毒です。
こればかりは、自分が注意しても避けられません。
浜松市の食品工場でつくられた食パンがノロウイルスに汚染
されていて、それを食べた浜松市の児童らが集団食中毒になっ
て問題になった大量感染事件です。
保健所の職員がその食品製造業工場に立ち入り調査に入った
ところ、パン製造ラインの従業員のスリッパやトイレのノブか
らもノロウイルスが検出されたそうですから状況は最悪です。
この問題を受けて26都府県で給食パンの回収が行われ、安
全に配慮して千人近い児童が欠席するという異常事態に陥って
います。
これは大変!
先日の農薬入り冷凍食品といい食品の安全さえ絶対ではなく
なった今、矢でも鉄砲でも持って来い! の心境で開き直って
川の水を飲んでも平気な私のような原始人タイプに生活習慣を
変えるか・・・案外、これ長寿の秘訣かも知れません。