毎日、暑い日が続きますね。
東電さんと菅政権のちょっとしたヘマによる節電騒
ぎで、熱中症の人が続出しています。
私もこの年での熱中症、自分でも呆れています。
その症状と周囲への影響、応急処置について考えて
みました。猛暑の夏でもあり、最近はその熱中症のお
かげで熟睡も出来ません。
熱中症とは幾つかの症状の総称ですから、何か原因
があるはずです。そこで考えてみました。
ふつうの熱中症は、発汗や循環機能の異常で体温調
節に失敗して発症します。その結果、眩暈(めまい)
がしたりだるかったりで不調になり死に至る場合もあ
るのです。熱中症になると、体内の水分や塩分のバラ
ンスが崩れ、めまい・けいれん・吐き気・頭痛などを
感じ、熱疲労、熱けいれん、熱失神、熱射病(日射病)
などの症状が現われます。
私の場合は、それらの症状とは全く違うようです。
しかも、はっきりした自覚症状もないままに、ずる
ずると症状が悪化しているのです。それにしても熱中
症には再発性がある・・・これをすっかり忘れていま
した。しかも、以前、熱中症を経験した人は、その後
も熱中症になりやすい、との説もあるようです。
熱中症を防ぐために、水分補給で脱水症状を避ける。
汗を大量にかいた後に水ばかり飲んで、塩分の補給
をしなかった場合に起こる塩分やミネラル不足による
「熱けいれん」、これらは私には関係ありません。
灼熱の河原歩きで直射日光にさらされ末梢血管の拡
張による血圧降下での眩暈(めまい)失神による熱射
病、これも母親の介護で鮎釣りでを休んでいる今年の
私には無縁です。
熱中症以前の頭の回転の悪さ・・・これは幼児期以
来ですから仕方ありません。
私は新選組の史跡を追い求めて取材するうちに、慶
応4年(1868)戊申(つちのえさる)年1月に勃
発した鳥羽伏見の戦いから函館戦争に至る戊辰(ぼし
ん)戦争における土方歳三の役割について興味を抱く
ようになりました。戊申戦争は元新選組副長・土方歳
三の壮烈な戦死によって完結しているからです。
京都市左京区黒谷町にある紫雲山金戒光明寺は、新
選組発祥の地です。この黒谷・金戒光明寺に本陣を構
えた京都守護職・会津藩主松平容保に、浪士組の芹沢
鴨と近藤勇が招かれ、京都治安に励むように「新選組」
の名を賜わった記念すべき地でもあります。幕末の京
都は西国各藩の脱藩浪士による暗殺や強奪が日常化し、
手のつけようのない状態になっていたのです。
文久2年(1862)、14代将軍徳川家茂は京都
の治安維持に京都守護職という役職をつくり、親藩で
強力な武力を有する会津藩主松平容保(かたもり)に
役料5万石・金3万両を与えて一方的に任命したので
す。
松平容保は、三代将軍家光の異母弟の藩祖・保科正
之の「将軍家を補佐せよ」の家訓(かきん)」を守って
家老達の猛反対を押し切り、この重い使命を受けるこ
とに決意したのです。
「薪を背負って火の中に入るようなもの」と反対した
筆頭家老の西郷頼母は、藩主の決意の固いのを知って
それに従い、藩士を集めて「君臣共に京の地を死に所
となすべし」と覚悟を訓示し、家臣一同死を覚悟して
京都行きを決定しました。
これにより会津藩主松平容保は正規家臣軍一千余名
を率いて威風堂々の行軍が1里(4キロ)も続き、街
道の両側に人垣をつくる京都の人々の歓迎を受けて、
京都三条大橋まで出迎えた京都所司代・京都町奉行所
の役人を始め大勢の出迎えを受け、本陣となった黒谷
金戒光明寺に収まり、家臣団は周辺の宿坊に分宿した
のです。
私はある日、会津喜多方市居住の親類の老郷土史家
からこんな一言を聞きました。
「鳥羽伏見の戦いでな、花見一族からも戦死者が出て
るだぞ」
まさか? の思いはありましたが調べてみました。
その結果、4万坪にも及ぶ広大な京都黒谷の金戒光
明寺の敷地内、山側北東約300坪内に明治40年建
立の「会津藩殉難者墓地」があり、鳥羽伏見の戦死者
を含めて京都に来て亡くなった352霊を祀る慰霊碑
があり、その中に「会津藩士花見某の墓」とある供養
塔があるのを知りました。
しかも、その供養塔建立の発起人に、会津戦争に参
加した母方の奥会津桧原湖畔の砦を守る穴澤一族の名
があることは以前から知っていましたから、父方母方
共に戊辰戦争で戦ったことになります。これでは他人
事ではなくなります。
我が家は静岡県三浦半島三浦一族の神官の出ですが、
会津武士として戦った事実を知ったことによって、い
よいよ戊辰戦争への熱中度は抜き差しならないものに
なって来ています。
冒頭の熱中症・・・それは、この新選組と戊辰戦争
絡みに熱中するのが私の病状で、この症状は約10年
周期で訪れます。前の10年は鮎釣り、その前の10
年は・・・あれ? 健忘症も心配になりました。
つづく
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さて話題を変えて、女性のための開運講座です。
これは、恋愛、結婚、再婚に役立つ開運法です。
途中からご覧の方は、遡ってご覧になってくだ
さい。勿論、男性が見ても役立つはずです。
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女性のための開運講座ー85
(3) 心身回復・安眠美容コース
1、眠りのサイエンス
一昔前のことですが、私の開発したリフレッシュカプセル
という音楽を聴いてくつろぐフード付きチェア―が話題にな
りましたが、日本テレビの「11PM」という深夜番組の取
材に来た芸人が肝心の体験レポート中熟睡状態に入って、同
行のディレクターに起こされ、話題になったことがあります。
NHKの「科学ドキュメント」という番組の取材でも、外
国のテレビ局の取材でも同様のことが起こっています。
穏やかな音楽を聴きながらリラックス状態に入ると、日頃
の緊張から開放されて心が落ち着き、疲労感もあって脳が休
息状態に入って仮眠状態に入り、それが深まると熟睡状態に
入るものと思われます。
そのために、私としては、アイディアや集中力開発とスト
レス解消のために考えたリフレッシュカプセルが、眠るため
のシステムとしてマスコミに紹介されてしまったのです。
最近の日本人の平均睡眠時間は7時間半に近付き、年々減
少傾向にありますが、学生を含む今の若者の平均就寝時間が
ついに0時以降になってしまいました。これでは平均睡眠時
間が減るのは仕方ないことです。その上、勤労者の平均睡眠
時間は男女を問わずついに7時間を切ってしまいました。
これは、住宅事情の変化で通勤時間が長くなったことと、
多様化しつつある複雑な現代社会に生きる以上は止むを得な
いことかも知れません。
そもそも眠りとはどのようなことなのでしょうか?
目を閉じて寝息を立てている状態が眠りだとすると、これ
は眠ったふりも出来ますから本物の眠りではありません。
眠りのメカニズムが最近になってようやく解明され、脳波
の測定と眼球の動きと筋肉の緊張のほぐれる状態によって眠
りの深さまでが判定できるようになっています。これですと、
狸寝入りはすぐバレてしまいます。
本来の睡眠は、覚醒時に消耗された体内物質を再生または
回復し、生命維持に必要な健康を取り戻すための修復タイム
として必要なものです。
化学的にいえば、睡眠時には、カテコールアミンというス
トレスや病気に強いアミノ酸の一種が睡眠中の脳内で再生さ
れています。アミノ酸は約20種ほどがあり、それぞれが活動
していますが、その中の一つには快感を生じさせる脳内麻薬
を作り出す作用をするものもあります。
睡眠時に活性化するアミノ酸類は、細胞の老化防止・肌や
髪の若返り・脂肪分を燃焼させ・脳を活性化させ・成長ホル
モンの分泌を促す効果などがあります。その結果、充分な睡
眠を得たあとは疲労もとれ、気分もさわやかで心身ともに活
気に満ち溢れ、美しく変身することが出来ます。
つづく
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書店発売中の「坂本龍馬異聞」に続き「新選組3部作」
を執筆中です。その内容を先にお届けします。
ホームページでも挿絵入りで連載を始めました。
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新選組ー異聞
第三章 黒船騒乱
(8)賭場の喧嘩-1
「殺っちゃえ!」
叫んだ男が刀を振るって飛び込むと、体を交わした金之助
がその男の頬を切った。
「いててて」
血が噴き出す頬を抑えた男を、尻から蹴飛ばしたから前に
のめってガマガエルの姿勢になる。
「そこでガアガア鳴いてやがれ!」
血を見たやくざ者が夢中で金之助を襲うが、ケガ人が増え
るだけで旗色がよくない。それでも、まだ喧嘩場を離れたの
は三人だけだから囲みは殆ど減っていない。
突然、金之助が歳三を見て怒鳴った。
「そこの旅人。もしかしたら石田村の歳さんじゃねえのか?」
金之助の視線が歳三に向いた一瞬、そこに隙が出来てヤク
ザ者が一斉に斬りかかった。
金之助がどこか斬られたらしいが浅手らしく、まだ余裕が
ある声で叫んでいる。
「歳さんなら助っ人してくれ。赤の他人なら手出し無用!」
こうなれば見て見ぬふりは出来ない。
「おれは弥太郎、歳などという男は知らんが加勢してやる!」
荷物は欅の根元に置き、歳三は道中差しを振るって喧嘩の輪
の中に飛び込んだ。
そこからは修羅場だった。白刃が舞い悲鳴が上がり、倒れた
男達がだらしなく悲鳴を上げてのたうちまわっていて、足元の
怪我人が邪魔になる。それを蹴飛ばして歳三も暴れまわった。
何人倒したか? いくら文右衛門から貰った脇差の切れ味が
よくても、血糊が乗ってからは斬っても斬っても相手が倒れず
数も減らない。ふと見ると、用心棒らしい浪人風の髭男が刀を
抜いている。
「面倒くせえ! 頭は誰だ。おれとさしで勝負しろ!」
歳三の申し出に、相手がすぐ反応した。
「よし。てめえらニ人にこっちも二人だ」
頭を丸めた得体の知れない中年坊主と、ふてぶてしい髭面の
用心棒が前に出た。
面白くないのは盆茣蓙で丁半博打を開いていた黒駒一家の面
々だ。
「冗談じゃねえ、こっちの喧嘩だ。余計な手出ししねえでくれ」
「うるせえ、黒駒のチンピラは引っ込んでな。こいつらを片付
けたらケリをつけてやる」
賭場に殴り込んだ時の名乗りから、三井一家の代貸と用心棒
らしい。この一言で他の男達は三間ほど後に下がって脇差を納
め、遠巻きにして様子を見守っている。斬られた男達もさほど
致命的な傷は負っていない様子で、何人かは姿を消したが布を
裂いて傷口を巻いたりして再び戦闘に加わる気のありそうな気
骨のある男もいた。
「おれが浪人を仕留めるから、歳さんは坊主をやれ」
「いい加減にしろ、おれは弥太郎だ。おめえは坊主、おれが用
心棒をやる!」
「小癪な!」
髭の用心棒が、斜め袈裟がけに歳三の肩を狙って長刀を振る
ってきた。その鋭い剣風を飛び退って避けて反撃し、乱闘が始
まった。歳三以外はそれぞれ、互いに多少の掠り傷は負ったが
致命傷には至らない。歳三には相手を殺す気などないのだから、
どこかで手打ちにしなければならない。
だが、相手も手強いから下手に弱みを見せると斬られること
になる。
「手入れだぞ!」
大声で叫んだ歳三は身を翻して欅の下に走り、荷を担いで周
囲を見回すと、祭りの神社での賭博は許されても白刃は御法度
だから、盆茣蓙を開いていた黒駒一家はたちまち逃げ散って姿
を消した。だが、三井一家と名乗った博徒連中は、「手入れ」
と聞いても動じる風もなく逃げ出す気配もない。
つづく
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