函館に行って来ました。
今回の取材旅行では、戊辰戦争の終結の地をこの目で確か
めておきたかったのです。その結果、土方歳三の凄さを改め
て知りました。乙部や江差に上陸した新政府軍は軍を三つに
分けて別々の道から攻めて函館を目指しますが、それを迎え
撃つ軍備に劣る旧幕軍の中にあって、二股峠を死守した土方
歳三の指揮官ぶりは凄まじく、ついに新政府軍はここを抜け
ず、土方歳三の不敗神話を改めて知らされたようです。
やがて函館は墜ちますが、この戊辰戦争最後の戦いで見せ
た新選組の絆の強さは、両軍の中にあって際だっていました。
圧倒的な新政府軍に囲まれ、味方とは分断されて孤立した
弁天場砲台を守る少数の新選組隊士の手許には弾薬も食料も
尽き降伏を迫られますが、新撰組には降伏の二文字はありま
せん。刀を振るって戦おうにも一定の距離を保って撃ち続け
る銃器の前には打つ手もなく、もはや死を待つばかりです。
この仲間を救おうと、わずかな手勢を引き連れて出撃した
土方歳三は、敵の群がる一本木関門付近で銃弾に倒れます。
新政府軍の圧倒的な戦力に、もはや勝機なし、と見た旧幕
軍の榎本武揚は、土方歳三の死を知って降伏します。
こうして戊申戦争は幕を閉じました。
鳥羽伏見の戦いで薩摩軍と戦端の火ぶたを切った新選組か
ら始まった戊申戦争は、北の果てでの土方歳三の死によって
終結しました。それによって明治維新と呼ばれる新たな時代
が訪れます。近代日本の蔭に散った無骨な男達の物語、それ
が私の目指す「新選組」です。
つづく
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さて話題を変えて、女性のための開運講座です。
これは、恋愛、結婚、再婚に役立つ開運法です。
途中からご覧の方は、遡ってご覧になってくだ
さい。勿論、男性が見ても役立つはずです。
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女性のための開運講座ー７８
恋愛・結婚、さまざま模様・美しくなる秘訣
（７）イメージスクリーンで美しく変身する－２
私たちの大脳は、無意識の間に行動する本能などの
習慣性や、内臓器官や感情をコントロールする旧皮質
と、知識や理性をコントロールする新皮質の二段構え
になっています。
イメージコントロールは、この二段構造の新皮質と
旧皮質を上手に使い、意識して記憶したことを潜在意
識に移し替えてしまいます。イメージスクリーンはイ
メージコントロール法の舞台であり風景の世界です。
まず目を閉じたときに、頭の中に自由に、映画の好
きな人は映画のスクリーン、テレビの方がイメージし
やすい人は大型のテレビ画面、自然のままの風景が好
きな人は頭の中全体に大舞台となって広がるようにイ
メージします。
場面やその場の情景によって大自然の中・室内・劇
場コンサートホール・映画のワイドスクリーン・テレ
ビ画面と自由ですが、主人公はあくまであなたです。
イメージコントロールによって美しい自分を演出し、
それに接近し、やがて確信する。この３段ステップに
よってあなたは間違いなく変身します。内面から美し
く、外的な性格も美しく、外見的にも美しくなるのが
このトレーニングの秘訣です。
内面的にはストレスを解消し、心からリラックスす
ることにより、精神的余裕が生まれます。外的な性格
では、情感が豊かになり、笑顔が多くなり、受容的態
度になり、人との交際が楽しくなります。外見は便秘
や不眠の解消は当然として、食生活・ホルモンバラン
スの改善で、スリムに美しく、肌もきれいになり、セ
ンスにも一段と磨きがかかります。
毎日、眠るときは呼吸法からアルファー波状態に入
った大脳のイメージのスクリーンにあなたの最高に美
しい姿を映し出し、自由にのびのびと魅力的に輝く自
分に見とれてください。
人はイメージすることによってそれに近づきます。
瞑想状態で目を閉じて大脳のイメージスクリーンに
スリムで美しい自分が、素敵な人とデートをしたり海
外旅行に出かけたり一緒に過ごす喜びのシーンを描く
ことができたらあなたはビューティ・イメージのスペ
シャリストです。
ここで「イメージスクリーンで美しく変身する」の
３つのポイントをあげますと、
１、イメージスクリーンはプラス思考を映し出す
２、イメージスクリーンではあなたがスター
３、人はイメージによって成功する
となります。
つづく
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書店発売中の「坂本龍馬異聞」に続き「新撰組
３部作」を執筆中です。その内容を先にお届けし
ます。
ホームページでも挿絵入りで連載を始めました。
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新選組ー異聞
第三章 黒船騒乱
（５）江川担庵の遺言ー１
「戦って勝てばよし、負けたら江川家はどうなる？」
「江川家は、戦って相手を苦しませた末に機を見て和睦
して生き残る。その場合、筆頭手代の柏木総蔵さまは、
信州真田一族の例に倣って江川一族および我々手代を敵
味方二つに分けるつもりだ」
「敵味方になって戦うのか？」
「そうだ。どんな手を使っても江川家を残すのが柏木さ
まの役目で、我々はそれに従う。そうして生き延びた側
が江川家と徳川家を護るのだ」
「そこまでして将軍家への義理を果たすのか？」
「その通り。そのために歳さんの力を借りたい」
「将軍家には旗本がいるのに、なぜ、おれが？」
「柏木さまに聞いたが、歳さんは武士になりたいそうだ
な？」
「子供の頃、タンナンさんのお供の柏木さんに聞かれて
そう答えたが、もう、そんなことはどうでもいい。軟弱
な武士など何の価値もありはしない」
「わが殿は、農兵隊のほかに、身分を問わない強力な精
鋭部隊も考えなさっている」
「おれはその一員か？」
「いや。その人探しの役だ」
「なんだ。そんな端役なら降りる」
「そうか」
暫く沈黙してから岡野荘四郎が歳三の目を見て言った。
「この頼みは、我が殿の遺言だと思ってくれ」
「遺言？」
「このまま、わしの鑑札と商売道具を担いで旅に出てく
れんか？」
「旅へ？ 冗談だろ？ それがタンナンさんの遺言か？」
「これは、老中首席・阿部正弘さまと江川家、強いては
将軍さまの頼みと思ってくれ」
「鉄砲の使い方でも習うのか？」
「そんなのは、鉄砲さえ与えれば誰でも出来る」
「じゃ何だ？ まさか、命のやりとりなんて言わねえだ
ろうな？」
「その、まさかだ」
「冗談じゃねえ。人の命を何だと思ってるんだ」
「まあ怒るな。いずれ、いつかは消える命だ。話だけで
も聞いてくれ」
「聞くだけだぞ」
つづく
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花見正樹事務所
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