女性のための開運講座ー34&新撰組


 猛暑で参っていたら、福井県の敦賀市あたりから
こっそり上陸した台風9号の襲来でたちまち全国各
地で大雨の被害が出そうで戦々恐々です。
 すでに、静岡県では大きな被害が出始めて、これ
から関東各地から東北各地を荒らしまわるとのこと。
すずしくはなりましたが、また新たな心配の種です
ね。
 こんな日に突然、昔の弓引き仲間から電話です。
「流鏑馬(やぶさめ)だけどさ・・・」
 鎌倉八幡宮の流鏑馬に出場したこともある友人の
声が弾んでいる。友人はまだ弓引きの現役なのだ。
「世界選手権があるんだ。見に行かないか?」
「まさか?」
「なんだ、知らないのか? 新聞みたか?」
 あわてて新聞を隅から眺めたら、なるほど夕刊の
コラムに、9月9日に青森市で世界各地から愛好家
を集めて大会を開くとある。モンゴルなどの騎馬民
族なら弓と馬で納得だが、アフリカなら弓だけで馬
はないどろうと思って記事を追うと、昨年は非公式
ながら、辛うじて個人戦では日本だが、団体戦では
韓国に負けていると書いてある。
 流鏑馬といえば、戦国時代からの日本のお家芸、
それが負けたのです。これはショックです。
 今年は、モンゴル、韓国、アメリカ、ドイツ、オ
ーストラリアなどがチームを組んで挑んで来るとい
う。
 友人も私も、弓馬礼法小笠原流宗家・故小笠原清
信師の世田谷区烏山の道場作りを手伝い、一緒に弓
の稽古をした仲だけに、流鏑馬も歩射(ぶしゃ)も
何か大きなイベントがあると心躍るのだ。
 しかも私の場合は、父親が騎兵隊幹部の出身で、
退役後は中山競馬場の調教師頭だっただけに、子供
の頃から馬に乗っていた弓引きですから流鏑馬は大
好きです。しかし・・・そこでふと考えます。
 体力気力の減退と年齢増加と練習不足、悲しいこ
とですが、現実には自分の体力の限界がはっきりと
自覚できるようになっています。
 そこで力なく、友人に断って電話を切ります。
「おれは、見に行かないよ。介護もあるし」
 この瞬間、介護をダシにこの夏からは、あれもこ
れも断り続けてばかりいます。これも気力体力の衰
えが原因のような気がします。
 本当に行きたければ、母親を放り出しても出掛け
るタイプなのに・・・と、母親の寝顔を眺めつつ、
(何と自分は親不幸な息子だろう・・・)と、しみ
じみ反省する初秋の夜です。
 
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 さて話題を変えて、女性のための開運講座です。
 これは、恋愛、結婚、再婚に役立つ開運法です。
 途中からご覧の方は、遡ってご覧になってくだ
さい。勿論、男性が見ても役立つはずです。

 女性のための開運講座ー34 

 恋愛・結婚、さまざま模様-2

 今回はまず、あなたの生れ年と生れ月の12支を
下記からお調べください。
 この12支を用いて相性をみることも出来ます。
 ご自分の生まれ<年の十二支>は、ご承知と思い
ますが、お相手の十二支も知る必要がありますね。
 そのときはバックナンバーからお調べください。
 十二支の1番目は子、2番目は丑ですので、これ
を並べますとつぎのようになります。

 
 (1)生年12支表 S=昭和 H=平成
 1=子(ね)  S   11,23,35,47,59,H 8,20,32, 
 2=丑(うし) S   12,24,36,48,60,H 9,21,33,
 3=寅(とら) S 1,13,25,37,49,61,H10,22,34,
 4=卯(う)  S 2,14,26,38,50,62,H11,23,35,      
 5=辰(たつ) S 3,15,27,39,51,63,H12,24,36,
 6=巳(み)  S 4,16,28,40,52,H 1,13,25,37,
 7=午(うま) S 5,17,29,41,53,H 2,14,26,38,
 8=未(ひつじ)S 6,18,30,42,54,H 3,15,27,39,
 9=申(さる) S 7,19,31,43,55,H 4,16,28,40,
 10=酉(とり) S 8,20,32,44,56,H 5,17,29,41,
 11=戌(いぬ) S 9,21,33,45,57,H 6,18,30,42,
 12=亥(い)   S11,22,34,46,58,H 7,19,31,43, 
     2月3日までの生れ日の方は、前年でみます。
 
    ---------

(2)生月12支表    生日 
 1=子(ね) 12月8日 ~ 1月5日   
 2=丑(うし) 1月6日 ~ 2月3日   
 3=寅(とら) 2月4日 ~ 3月5日   
 4=卯(う)  3月6日 ~ 4月4日   
 5=辰(たつ) 4月5日 ~ 5月5日   
 6=巳(み)  5月6日 ~ 6月5日   
 7=午(うま) 6月6日 ~ 7月6日   
 8=未(ひつじ)7月7日 ~ 8月7日   
 9=申(さる) 8月8日 ~ 9月7日   
 10=酉(とり)  9月8日 ~10月8日  
 11=戌(いぬ) 10月9日 ~11月7日  
 12=亥(い)   11月8日 ~12月7日  

        ーーーーーーーーーー

(3)12支、季節・方位・五行表(年月共通) 
 1=子(ね)  冬、   北、 水    
 2=丑(うし) 晩冬土用、東北、土
 3=寅(とら) 初春、  東北、木   
 4=卯(う)  春、   東、 木   
 5=辰(たつ) 晩春土用 東南、土   
 6=巳(み)  初夏、  東南、火   
 7=午(うま) 夏、   南、 火   
 8=未(ひつじ)挽夏土用、南西、土   
 9=申(さる) 初秋、  南西、金   
 10=酉(とり)  秋、   西、 金  
 11=戌(いぬ)  晩秋土用、西北、土  
 12=亥(い)    初秋、  西北、水  

 --------------
 以上から、ご自分の生まれた年と月の12支、
それと、生年と生月の12支を記憶してください。
 生年と生月の方位と季節は、そのまま自分に縁
の深い得意の季節と方位、五行は性格の本質を表
します。
 五行とは自然界にある主要な五つの要素で、
木、火、土、金、水、モッカドッキンスイです。
  
 ちなみに私は、生まれ年「亥」、生れ月「子」。
 亥も子も冷たい水の質で、季節は冬、北の方角
に縁が強く、12支だけでみればクールで冷たい
水の気質、よくいえば思考型で理知的となります。

 例えば、昭和55年5月5日生まれなら、
 申年の初秋、南西、金の気質で堅実な性格です。
 それに辰月の、晩秋の土用、東南、土の気質を
加味しますと、相性のいい方位は南西と東南、季
節は秋に縁が強く、加えて金の気質の堅実さと、
土の気質の我慢強さが読み取れます。
                つづく
      ---
 書店発売中の「坂本龍馬異聞」に続き「新撰組3
部作」を執筆中です。その内容を先にお届けします。
 ホームページでも挿絵入りで連載を始めました。
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 新撰組ー異聞

(3)ミゾソバ(溝蕎麦)刈りー2
 
 歳三より一回り以上年長の覚庵は、蘭学もやり歌
も詠み、世事にも西洋事情にも詳しい博識の士だっ
た。歳三は兄の大作と共に覚庵に弟子入りして、隔
日で通うことになり、本田家では二人の子供の来訪
を大いに歓待し、月謝をとらないだけでなくお小遣
いまでくれた。
 覚庵は日頃から歳三ら兄弟を可愛がっていたから、
お互いに気兼ねがない。歳三は、ここでみっちりと
漢詩や書を学んだ。

 この覚庵の家にはいつも各地から訪れる友人知人
が寝泊りしていて、佐藤泰然という覚庵の友人は、
歳三と大作に西洋の文化などを語ってくれた。
 西洋では蝋燭の代わりに鯨の油を使うこともここ
で知った。しかも、西洋にはエレキという動力が出
始めており、それが鯨の油の代用だけでなく、あら
ゆる分野で使われ始めていることも知った。
 その佐藤泰然と多摩代官の江川坦庵が親しい間柄
だったこともあり、坦庵が世情調査の忍び旅に来た
時には、護衛役の斉藤弥九郎と共によく覚庵宅に泊
った。正式なら本陣か代官陣屋に泊らねばならない
が、忍び旅だから知人宅に泊まれたのだ。
 坦庵は、気まぐれに歳三達と一緒に書道を学ぶこ
ともあった。五十歳前後の弥九郎より歳三のほうが
筋がいいと言って坦庵が笑った。
 家族と来客全員での食事のときに覚庵が、「この
歳三は剣術が大好きのようですよ」、と言うと弥九
郎が歳三に真顔で言った。
「道場は倅の新太郎に任せているが、将来、剣術を
やるなら江戸に出て九段の練兵館に来なさい。いつ
でも泊れるように伝えておくからな」
 歳三が頷くと坦庵が口を添えた。
「これでも、このオヤジは江戸で三指に入る剣術の
名人なんじゃよ」
 疑わしそうな目で歳三が弥九郎を見ると、覚庵が
笑いながら言った。
「江戸に行って新太郎と立ち会ってみるといい。勝
てば土方一族の名誉だからな」
 歳三は、練兵館と斉藤新太郎の名を頭に刻み込ん
だ。
 覚庵の家に通うと、さまざまな人に出会えて楽し
く、知識も増える。
 ただ、多摩川の洪水で川筋が変更され、かつては
土方家から近かった石田の渡船場が日野の万願寺の
渡しに移ったことですぐ目の前の対岸に渡るのに一
里ほどは歩かねばならない。それでも、村人の生活
の知恵で、冬の水枯れ期には川面に覗いた岩から岩
に板切れを並べてその上を渡ったが、少しの雨でも
増水して板が流され渡るに渡れなくなる。そんな時
は歳三は迷わず上流から斜めに川中に身を入れて多
少は流されて泳ぎながら渡渉した。これもまた歳三
には水練の修行の場にもなっていた。
              つづく
      ---
 では、次回をお楽しみに・・・・
 
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