毎日、暑い日が続きますね。
夏、涼しい話となると怪談ですが、不況の話も
首筋が涼しくなりますから結構効きます。
最近、日本経済が失速しているのに、ドルが弱
いために円高傾向が止まりません。
年齢の高い方ですと、1ドル360円時代を記
憶しているはずですが、私が海外旅行に凝ってい
た40年もの昔、瞬間風速400円という円の弱
い情けない旅行をしたことがあります。
なにしろ、今、85円で買えるものが400円
ですから、海外旅行では5倍ものお金を要したの
です。
しかも、航空運賃もいまのようにダンピング搭
乗券などなく正規の搭乗料金ですからたまりませ
ん。海外旅行というと最低でも100万円は用意
しないと行けなかった時代があるのです。
今は、1ドルの品がわずか85円、ブランド品
なども惜しげもなく買えますから、海外旅行も気
楽に行けますね。もちろん、国内でも輸入品が安
く入手できる時代が来ています。
反面、輸出を仕事にしている日本の企業は
今や青息吐息、円高は死活問題です。
40年前に360円で売れた品が、わずか85
円にしかならないのです。粗利は10パーセント
の輸出品でも通常の決算後純益は2パーセント程
度ですから、2円だけ円高になっただけで赤字と
いうことになり、どうにもなりません。
日本はまだ輸入依存国ですから辛いですね。
まだまだ、中小企業の懐は冷えきっていて、首
筋の寒い経営者も沢山います。
私の会社(社長は引退しましたが)は、化学製
品の輸入代理店ですが、円だての取引ですから為
替差損の利益はありません。最近は中国に輸出を
始めたのを機に、今までにないいい品を見つけた
ら輸入を考えることにしています。
これから、どうなるかが楽しみです。
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さて話題を変えて、女性のための開運講座です。
これは、恋愛、結婚、再婚に役立つ開運法です。
途中からご覧の方は、遡ってご覧になってくだ
さい。勿論、男性が見ても役立つはずです。
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女性のための開運講座ー29
7、あなたに合ったストレス発散法は?
ストレスというのは、一つでも気を許すと、図に
乗って次から次に入り込んできます。
例えば、夏、暑いからとクーラーを入れたまま寝
込んで朝起きて不調、外へ出ると暑いからだるくな
って不調、職場に出ても頭の回転が悪くミスが出た
りして不調、上司にミスを指摘されて口答えして人
間関係不調、お昼も食欲がなくて不調など、一つつ
まづくとストレスの原因となることが次々に続きま
す。
ストレス発散のコツは、ストレスの原因となるこ
とを連続させないで、一つ一つそれを消していくこ
とです。
例えば、朝起きてから身体がだるかったら、さっ
さと熱めのシャワーを浴びるとか、気分を一新して
さっそうと出勤し、笑顔の挨拶で同僚上司に先制攻
撃。これで、とり合えず一日なんとかなります。
歯車が一つ違ったり、ボタンを一つ掛け違えただ
けでリズムが狂うのはストレス問題だけではありま
せんが、ご用心、ご用心です。
ここで、10のストレス発散法をお届けします。
ストレスと人間社会は今やイタチごっこ、コンピ
ューター社会は、経済格差、年金不安、離婚の増加
など社会的不安を含めて、次から次にとストレス虫
の喜びそうな環境が広がっています。
一般的なストレス発散法には、次のような10項
目がありますが、この中には、対人関係、愛情問題、
予算問題などで吉凶紙一重の項目もありますので、
衝動買いを避けて経済的安定を図り、対人トラブル
を避け、健康に留意してのストレス発散法を身につ
けるように心がけて下さい。
さて、あなたに最善ストレス発散法は見つかりま
したか?
1、友人との会食や懇談、観光旅行など。
2、テレビでのスポーツ観戦か軽運動の実践。
3、友人や家族を誘っての行楽やドライブ。
4、友人や家族と連れ立ってのショッピング。
5、コンサートなどでの本格的な音楽鑑賞。
6、スーパー銭湯めぐりなどお風呂を楽しむ。
7、グルメに徹しての食べ歩き。
8、電車、列車、飛行機など車輛利用の旅行。
9、愛する人とのデート。
10、好きな趣味に熱中する。
これは、イエスの数ではありません。
この中のいくつかを取り入れればストレスは発散
できます。要は、自分に向いているストレス発散法
を早く見つけることが大切です。
問題と解決例
1、ストレスは一つのつまづきから増幅します。
例えば寝苦しい熱帯夜に冷房の冷えすぎで不調、
外へ出ると暑くて不調、職場に出てクーラーで
冷えて不調というように悪循環がストレスを生
むという意味です。
2、ストレス発散のコツは?
ストレスの原因となることを連続させないで、
一つ一つそれを消していくことです。
3、ストレス発散法を知るとどうなりますか?
対人関係、愛情問題、予算問題などが安定し、
衝動買いを避けて経済的安定を図り、対人トラ
ブルを避け、健康も安泰になります。
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書店発売中の「坂本龍馬異聞」に続き「新撰組3
部作」を執筆中です。その内容を先にお届けします。
近く、ホームページで連載しますのでお楽しみに。
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新撰組ー異聞
彦五郎は、多摩代官・江川坦庵によって天保八年
(一八三七)に、当時十四歳だった隣家の佐藤芳三
郎と同時に、十二歳で父親との世代交代を命じられ
ている。
下佐藤と呼ばれる彦五郎は、二千五百石といわれ
る広大な日野郷四十四町村の寄場名主を、隣家の上
佐藤の芳三郎と協力して月の半分づつ交代で勤めた。
これは、若い二人にとって大変な難業であったの
は間違いない。
それを見越したこの人事は、出自の違いもあって
祖先が抗争を繰り返してきた両佐藤家の、宿場の中
心を焼く大火での惨事や怨念をも水に流し、若い二
人が力を携えて多摩の発展に尽くすようにと考えた
代官・江川坦庵の深い配慮のある妙案だった。
こうして、過去に問題のあった日野宿名主の両佐
藤家が協力し合うようになって、日野郷だけでなく
多摩を含む武州一円の治安と団結力にも好影響をも
たらしていた。
その彦五郎も今は二十七歳、火事のどさくさに祖
母を惨殺されたときの自分の無力さを恥じて、天然
理心流師範の近藤周助を出稽古に招き、自邸に道場
を開き、自ら剣技を学ぶと共に村人達にも剣を学ば
せ、時折立ち寄る歳三にも天然理心流を学ぶように
薦めた。
「薬売りに剣術はいらん」
素っ気なく断りながらも渋々防具をつけて彦五郎
の相手をするが、殆ど打たれるままだった。
そんな歳三を宗家の近藤周助が一目見て、只なら
ぬ気配を感じたらしく、愛用の木刀を歳三に与えて
「気が向いたらな」と言った。
それから、暫くして歳三は周助の教えを受けた。
「切紙までは、初歩の基本技から学ぶように」
と、周助は歳三に型を教えた。
しかし、始めのうちこそ基本の五つの型に打ち込
んだ歳三だが、同じことの繰り返しに飽きてか、木
刀だけは有り難く頂いて、近藤周助が出稽古の日は
佐藤家に寄りつかなくなっていた。
彦五郎の知らないところで充分に剣術修行をして
いる歳三としては、初心者に混じって木刀の素振り
だけをやらされるのは面白くない。彦五郎から勧め
られた入門も、何とか逃げ回って先延ばししている。
歳三にとって、修行年月や師範の心証で決まる剣
術の免状などは紙切れでしかない。江戸の町道場が
安易に目録を出すのは、入門者が仕官を有利にする
ために必要で金を積むからだと聞いたことがある。
歳三は、そんな出世目的の剣術より、実戦で真剣
で斬り合った時に勝ち抜けるなら目録など不要だと
思っていた。
つづく
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では、次回をお楽しみに・・・・