女性のための開運講座-16&新撰組


 お元気ですか?

今夜はサッカーの日本対オランダで眠れない人が多いことと
思います。土曜ですから多少の寝不足も影響なさそうですね。
 私は、テレビを横目に新撰組を書いています。
  まだまだ先のことですが、近藤勇の最期については、それだ
けで一章の物語が出来ます。
 新撰組近藤勇局長は流山で東征軍の銃隊300人に囲まれ、
自刃しようとするのを土方副長に止められ、隊員を逃がす策を
考えて自分だけ出頭します。当時は幕府から与えられた大久保
大和と名乗っていましたが、近藤局長に恨みを抱く高台寺派の
元新選組隊員に見破られ中山道板橋宿の馬捨て場で罪人扱いに
されて斬首されます。
 慶長4年(1868)4月25日に処刑された時、近藤勇の
首を一太刀で切り落としたのが「介錯役」を務めた岡田藩(現
在の岐阜県揖斐川町)武術指南役の横倉喜三次です。
 私の小説では、これも新撰組残党の敵役になるのですが、私
はその前後の経緯を小説に書くつもりでご子孫にお話をお聞き
しました。
 ご子孫は毎年、晩春の近藤勇の命日には板橋駅前での近藤勇
墓前祭で近藤勇生家の宮川家のご子孫と同席して法要を共にし
ます。横倉喜三次のご子孫は多くを語りませんが、宮川家のご
子孫からさまざまな話を漏れ聞きました。
 それによると、近藤勇の介錯を果たした横倉喜三次は、故郷
に帰り、介錯時の報奨金に私財をつぎ込んで、自分の菩提寺で
僧侶を呼んで法要を行い、それを毎年続けているとの事実が記
録にあるそうです。横倉喜三次は自分と同様に剣術の使い手だ
った近藤勇の死を悼み、介錯役の立場を超えて近藤勇に心を寄
せていたとのことです。
 貴重な史料も残っていて、「大和守法会入用覚帳」と参列者
の名や手紙も残っていて、歴史研究家あさくらゆうさんという
方が横倉家の子孫宅で発見したそうです。
 手紙には「(喜三次が賞金の)金子を下さり、お竹さま(喜
三次の妻)が16日に営まれました」と記述があり、岡田藩藩
主の菩提寺の松林寺や横倉家の菩提寺の大興寺などの僧侶ら6
人が法要を執り行ったことや参列者の名前も書かれているので
すから間違いありません。
 新選組の局長として京都で活躍した近藤勇が岡田藩預かりに
なった時、横倉喜三次は会って話を聞き、近藤勇の毅然とした
態度に感銘し同じ剣客として深い尊敬の情を抱いたといいます。
 近藤勇の最期を見届けるにあたって「大久保大和守という幕
臣として敬意を表した横倉喜三次は立派な武士でした。
 私は、この一項を土方歳三の見聞として小説の中に加えるこ
とにしています。

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 気が向きましたらご一読ください。
 続いて「新撰組3部作」を執筆中です。
 近くホームページで連載を始めますので、お楽しみに・・・。
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 さて話題を変えて、また男と女の問題です。
 もちろん、男女関係以外でも共通の面があるのは当然です。、

 女性のための開運講座ー16 

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立つ「開運法」です。タイトルは出版用に「女性のため」です
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 ぜひ、交際中のお相手に当てはめてお読みください。
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 4、彼の嫉妬心には問題が多い
 ジェラシーという感情は、自分の立場が不利になったときに
起こる不安定なねたみで、自分の立場を侵すと思われる相手に
向かって、論理的根拠もないまま憎しみを増幅し、自らも葛藤
して苦しみます。
 彼が、あなたの愛情を欲しいままに独占していると信じきっ
ていたとき、ある日突然のように、あなたが他の人に好意を寄
せていることを知ったとしたら、彼の心はどうなるでしょう?
 もちろん、あなたと彼の立場が逆の場合も同じことです。
 この場合、自分の立場が社会的にも保障されている配偶者で
あるとしたら、まず、本能的に自分の立場が揺らぐかどうかを、
相手の強さと自分とを比較し、自分の立場が安泰であると信じ
きることができれば、ゆとりをもって、その成り行きを見守る
ことが出来るものです。
 恋愛でも同様、自分の恋人を好きになっているライバルが出
現しても、恋人の心が1000%、あなたに向いていて何の心配
もない場合は、むしろモテる恋人を持った誇りで、心にもゆと
りと自信が生じて優越感を感じ愛情もプラスの方向に進みます。
 しかし、少しでもあなたの最愛の人が、相手の好意と愛情に
動揺し反応しているのがわかると不安になります。
 あなたの知らない間に交際が進んでいるのではないか、本当
はその相手と相思相愛なのではないか、自分が独占していた立
場が崩壊するのではないか、と限りなく心が葛藤を繰り返し、
やがて嫉妬のあまりあることないことを邪推し詮索するように
なります。
 嫉妬は女性の専売特許ではありません。
 むしろ男性の方が嫉妬深く陰湿であることは、愛情以外の社
会的な葛藤や会社内での人事面でのあつれきを見ればよく理解
できるはずです。
 また、社会的立場に全く関係なく嫉妬の心は存在します。
 この嫉妬心を克服するには、自分の立場の確立と自信以外に
は全く手がありません。あとは、理性と良識を持って嫉妬の感
情を表面に出さず静観することですが、これもかなり努力の要
ることです。
 嫉妬の苦しみは、際限なく広がる不安感と、最悪の状態を想
像したときの心の葛藤から生まれますが、この苦しみから逃れ
るには現実を直視し、最善の努力をし、納得のできる自分の立
場を確保することが大切です。
 嫉妬の感情は、マイナス要因の多い感情ですが、その苦しみ
を知ったあとで、人間的に強くなる傾向があります。嫉妬心を
克服できたとき、勇気も湧きます。
 嫉妬をバネにして、素晴らしい人生を勝ち取るのです。
 そのためには自信回復、これあるのみです。
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  今回のヒント
 1、嫉妬はどのような経緯で生じるか?
   嫉妬は自分の立場が不利になったときに起こる不安定な
ねたみで、自分の立場を侵す相手を憎み、自分も苦しみます。

 2、どのようなときに嫉妬しないで済むのか?
   自分の立場が相手より圧倒的に有利で立場が安泰である
ならば、ゆとりをもって成り行きを見守ることが出来る。

 3、嫉妬の心を克服するにはどうすべきか?
   嫉妬の苦しみは不安感と悪しき想像ですから、現実を直
視し、最善の努力で自分の立場を確保することで克服できます。

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 では、次回をお楽しみに・・・・

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