月別アーカイブ: 2010年4月

女性のための開運講座ー5


 東京は桜が散りましたが、寒暖の差の大きい日々で桜前線は今、どの辺りでしょうか?
 今朝の新聞の一面に国交省の独立行政法人UR(都市再生機構)のマンション欠陥工事補修で、その欠陥問題の責任で首になった元役人の天下り先のUR関連会社に随意契約で、何と84億円もの補修用設計費用などを払っていたことが暴かれていました。泥棒に追い銭とはこのことですね。
 それにしても、現内閣による役所の事業仕訳で分かった膨大な役人のための役人による税金の無駄遣い・・・これはもう呆れるしかありません。一般の公務員が国のために真面目に働いている間に上層部は自分達の退職後の生活の安定のために知恵を働かせているのです。偉い人は出身役所の組織防衛のための立派な職場を保全し税金を巧みに活用して高額の収入を得るのです。これが民間であれば会社はとっくに倒産です。
 私は坂本龍馬を書き、新撰組を書き始めるに及んで気づいたことがあります。
 あの時代は勤皇攘夷だの佐幕だのと敵味方に別れて策を巡らせて戦いましたが、誰もが皆、国を思い自分の信じた道と正義のために命を賭けて闘いました。主義主張はそれぞれ違いますが、日本という国を誇りにもって生きたのだけは間違いありません。
 義のために死ねるか?
 この気持ちを理解し実行できる役人が国政に携われば日本は救われます。

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 女性のための開運講座1ー5 
 これは、恋愛&結婚のお相手調べ、結婚、離婚、再婚後に役立つ「開運法」のプレゼントです。
 タイトルは出版用に「女性のため・・・」ですが、男性も女性を知るのに大いに役立ちますので、是非ご覧ください。
 途中からご覧の方は、初回の平成22年4月10日まで遡ってご覧になることをお勧めします。
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 男と女が愛し合うとき、相性の善し悪しよりフィーリングが大切という人もいますが、人生相談で愛情のトラブルで悩む男女の話を分析しますと、あらゆる点でお互いが反発し結果からみて、やはり相性の重要度が浮き彫りになってきます。
 結婚する男女の相性に必要な相性には様々な項目があります。
 その内容は、これから次々に提供しますので、興味が沸きましたらでテストしてみてください。
 この相性診断をそっくり用いて、あなたの気になる人との相性を徹底分析してみてはいかがでしょうか? 親密なお相手ではなく、片思いの人の場合は想像してみるのも楽しみの一つです。イメージをふくらませて考えれば、どんなに距離がある人でも何となく理解できるようになるものです。
 一例として食べ物の相性を上げれば、恋愛時代はお互いに多少の我慢をしながらムードを壊さないように配慮して相手の好みに合わせていたのが、結婚して正直に好き嫌いを言うようになったら、食べ物の好き嫌いや二人の違いが判明するケースも多いものです。
 結婚生活は食事抜きには考えられません。食事の好みが正反対では毎日の料理にも気を使うことになり夫婦仲にもヒビが入りかねません。例えば、男性がニンニクが大好きで、
女性は臭いだけでも頭痛がするほどニンニクやネギが大嫌いだったとしたら・・・それだけでも問題です。結婚前の交際中にはお互いに少しずつ妥協していて、月に数度のデ-トでの食事では気づかなかったことでも結婚後はそれができません。これはウナギの蒲焼でも起こり得る話で、料理を家族別々に作るのも食事時間をずらして食べるのも得策ではなさそうです。女性が匂いだけでも倒れるほど嫌いな料理は出来ませんから、男がどうしても食べたい場合は外食してくるようになります。その頻度が増えたなら・・・これは、料理以外でも言えることですから軽い問題ではありません。
 相思相愛で食事の相性がいいカップルは、健康で共に長寿に生きる傾向があります。
 飲食物についての好き嫌いは、なかなか変るものではありませんが、それでも結婚後、彼または彼女の好みに合せて徐々に変ることはよくあります。
 なお、食べものの好き嫌いがない吉相性の二人であれば円満な生活は必定、中華料理や、うなぎなど油っこい食べものが好きな夫婦は楽天的で、よく働くがよく遊ぶ、収支とも派手になるでしょうが笑いは絶えないでしょう。人の身体には、五臓と呼ばれる肝臓、心臓、肺臓、脾臓、腎臓の重要な内臓部があります。肝臓の弱い人は、酢のもの、酸っぱいものを好む傾向があります。
 心臓が弱い人は味覚音痴といわれますが、心臓には昔から苦味のある食べものがよいとされ、植物系、とくにつる草の茎や葉の食べものが効果ありとされています。こしょう、カレー、七味唐辛子などの香辛料を好む人は、肺機能の強化を自然にはかり風邪のひきやすい体質を改善しています。甘いものを好きな人は脾臓系に難があるといいますが、甘味のとりすぎは逆効果であるのは当然です。脾臓系が弱い人は唇が荒れやすくなりますので、蜂蜜や水あめなどの補給によって体質改善が可能となります。と、いうことは食事の好みでお相手の性格や活力も理解出来ることになります。

  では、次の食品10品目で、あなたとお相手(想像可)の好き嫌いをみてください。
 まず、あなたとパートナーの好みを5段階評価法で本人と相手欄にチェックします。
 好き嫌いを見るだけでも楽しめますが、嫌いな食品が少ないペアほど円満である傾向があることがありますので、得点が高いほどいい相性とみることができます。 これを今後の交際の参考にすることも出来ます。その場合は、次回のテストに備えて、10項目評価点を集計し得点合計欄に記入しておくと、今後の相性を集計することにより、より綿密で全体的な相性診断が可能となります。

 5段階評価法
 ◎5点大好き、○3点やや好き、□1点ふつう、△-1点苦手、X-3点大嫌い
(1)食べもの好き嫌いテスト
 1・うなぎ、2・さば、3・鳥肉、4・ぎょうざ、5・にんにく
 6・にら、7・レバー、8・ねぎ、9・かに、10・ビール
 相性得点評価
  二人の得点合計の評価は
   80点以上は大吉、ピッタリでいうことなし
   60~79点は小吉、相性面では心配なし
   40~59点はまずまず、お互いに過不足なし
   20~39点は注意、かなりの無理が重なる
   19点以下は困難、食べ物の相性は最悪です

 お相手との相性はいかがでしたか?
 相性適応得点が50点なら「まずまず」、60点以上でしたら一安心です。

 では、次回をお楽しみに・・・・
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女性のための開運講座ー4


 隅田川堤の桜は散りました。
 ところが、武蔵野の郊外で散り際の満開の桜を見たのです。
 久しぶりに春めいた18日の日曜、愛車を駆って武蔵野の新撰組ゆかりの地めぐりをしました。目的は、土方歳三資料館で歳三愛用の和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)を見ることです。新撰組三部作の執筆を始めたばかりの私を館長が歓迎してくれて、自らの案内で土方家所蔵の槍、驚くほど太くてごつい樫の木刀、鎖帷子(くさりかたびら)、家伝の石田散薬の薬箱、書状、剣術免許、その他新撰組関係の数々の品々を拝見し、貴重な話も聞いて参りました。日曜ということと歴史ブームの影響か来客も多く館長もボランティアの若者達も大忙しの様子でした。
 ひと通り用事を済ませて館長と土方歳三の胸像の前で記念写真を撮ることになり、近くにいた人にシャッター押しをお願いすると、なんと新選組と長谷川平蔵の研究で著名な釣洋一さんという知人でした。その著作も活用させて頂くのですから、そこで会えたのは幸いでした。帰路、土方家の菩提寺に行き歳三の墓に詣で、歳三が遊んだという川や丘を巡って帰ってきましたが、桜も見て収穫の多い一日でした。
 次の25日は、近藤勇が断首された板橋での墓前祭で近藤家のご子孫と会います。初対面ではありませんが、どんな話が引き出せるか楽しみです。

 次は、開運講座です。
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 女性のための開運講座1部 1-4 
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 前回は、さり気なくお相手の身の上調べをしておくことをお勧めしましたが、その実践です。
 どんなスポーツでもゲームでもルールがあるからこそ楽しいし白熱した展開になれると言えます。格闘技スポーツなどは、きちんとしたルールがなかったら、ただのケンカになってしまいます。恋愛と結婚も同様です。
 不文律のルールを守ってこそ幸せで明るい恋愛から結婚があるのです。
 ただし、恋愛と結婚ではまるでルールが違います。例えば、恋愛では一般的に妊娠はタブーですが、結婚では妊娠は社会的に認知され祝福されます。これは、結婚そのものが種族保存の本能による種の保存・・・すなわち妊娠・出産を目的にしているからです。
 恋愛では、しばしば自分をカッコよく見せるために適当なウソをまじえて相手の関心をひく例もありますが、結婚となると許されないウソがあるのは当然です。
 婚姻に関する裁判について調べますと、婚姻が取消になるいくつかの諸例があります。これなどは、アバタもエクボでは済まされ項目もあり、結婚前に知っておかなければならないことばかりです。前回列記した必要項目は、1学歴、2職業、3収入、4病歴、5肩書、6婚暦、7などです。その中で、特に信頼を損なうものであると認められるものを詐称した場合には、婚姻の取消、慰謝料の請求などもあり得るわけです。
 1の学歴については短大卒を「大卒」と言ったからといって目くじらを立てるほどではないかもしれませんが、医大卒だのというウソは、相手が医者の一人娘だったらトンデモナイ騒動になります。
 2の職業については「大学助教授」と称しながら、講師だったりしたら、やはり問題です。この項目については、資格という問題も起こります。例えば「弁護士」の資格ありと経歴にありながら、それがまったくのウソで、法律事務所に勤めて弁護士の助手をしたことがあるなどという例もあります。この職業(資格も含む)詐称についても相談も多く問題も結構多いものです。
 3の収入も年収800万円とありながら実際は半分もなくて、さらにその半分も家計に
入れないとなると問題です。結婚前にはきちんと実収入を確認するべきです。
 4の病歴は、盲腸などは完治していればともかく、ひどい高血圧や糖尿病、遺伝性の精神病などを隠していたら問題です。特に性不能となるといけません、結婚には致命的な障害となります。
 5の肩書については男の見栄丸出しで課長補佐を「課長」、副部長を「部長」などと部下に呼ばせているうちに、いつの間にかその気になって、あるいは近日辞令が出るだろうと期待を込めて1ランク上の役職名を名乗るなどというケースがよくあります。
 しかし、これも度が過ぎて係長なのに「部長」などと言ったり、正式には役職に付いていないのに「取締役」などとなると問題になります。
 6の婚歴は、ひどいのは離婚したと称していながら、まだ家裁で抗争中だった、という例もあり、これで結婚などしたら重婚の罪に問われます。いずれにしても、今は離婚体験者は沢山いますので、再婚の場合は、相手の離婚の原因に注意が必要です。異性問題や性格的欠点などで問題があったのであれば再婚してからも是正は困難となります。
 7のその他には、特別な例として、婚前の深い異性関係が続いていて問題になることもあります。結婚は当然ながら、相手に深い異性関係の持続がないことを条件として婚約しますので、それが露見して婚姻を破棄された判例もあります。こんな不埒な相手とは結婚しても幸せにはなれませんね。
 さて、結婚後は近所付き合い、冠婚葬祭など友人知人や親類縁者との義理付き合いなど社会人としての常識的な交際マナーも必要になります。なにしろ、恋愛期間中は他人との関わり合いを避けてきたのに、結婚した途端に地域社会の一員としても参加義務を背負うことになるのです。
 今までは他人だった男女が同じ屋根の下で一緒に暮らすことになるのですから、お互いを理解し、長所欠点を認め失敗も許し合っていく寛容さも大切ですね。結婚生活では、経済・心理・健康・娯楽・性生活とあらゆる知識が必要となってきますが、知っていて当然という大切なことを知らないために起きる悲喜劇は未然に防ぎたいものです。
 あなたには関係ないと思いますが、参考にしてください。
 では、次回をお楽しみに・・・・

女性のための開運講座ー3


4月の第3週末、長かった東京の桜も散り、これからは新緑の葉桜が目を癒します。
 桜前線は北に移動し梅、桃、桜と東北から北海道にはいっせいに春が訪れます。北の皆様、お待ちどう様でした。
 ところで、今年は寅年、さすがに阪神は好調で本来の調子をとり戻しつつありますね。
 海の向こうでもタイガー(ウッズ)が復帰戦から絶好調、何とか依存症などどこ吹く風での活躍で日本の選手は石川選手を含めて足元にも及びません。それでもウッズに勝てる日本人が一人だけいます。虎といえば龍、龍といえば坂本龍馬・・・この龍馬ならウッズに勝てます。
 龍馬とタイガーウッズ、これは龍虎の戦いではなく女性依存症という点で共通なのです。
 ウッズは20人の彼女を相手に19番ホール目掛けてせっせと励みましたが、われらの龍馬も千葉佐那と婚約、平井加尾と婚約し濡れ場を演じて情を深め、今後もせっせと女性と交わり、ドラマを盛り上げます。
 歴史上の記録にあるだけでも龍馬の愛人は10数名、本来が密事ですから隠れた関係を考えればウッズなど問題にらならない場数を龍馬は踏んでいるはずです。
 二人の共通点は熱狂的なファンがいたことです。龍馬は高知でも京都でも長崎でもモテたようですが花街でモテるのは金の力です。たかが脱藩浪士の身で一晩何十両という大金をどうやって工面したか考えれば考えるほど怪しく思えます。なにしろ帰藩が認められ、海援隊として後藤象二郎の下部組織に収まってからは生活が安定したと喜んでいますが、隊員と平等で月給は五両、それまでの三両二分から大幅昇給とはいえ縄のれんで安酒でも毎日は通えません。
 龍馬は武器船舶の仲介で得た金や薩摩からの援助で遊んでいましたが、資金に行き詰まると長崎のお慶や伏見寺田屋のお登勢などから援助してもらっていたようです。これだけでも女に貢ぐだけのウッズとは大違い、龍馬のKO勝ちというところです。
 だからどうした? いえ、深い意味はありません。
 では、今回も開運法の続きを!
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 女性のための開運講座1部1-3 
 これは、恋愛&結婚のお相手調べ、結婚、離婚、再婚後に役立つ「開運法」のプレゼントです。
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 交際相手の身元調べは絶対に欠かせません。
 いつも手帳持参で、気づいたところから書き込んでおくと後日必ず役だちます。
 記帳するおああ相手の内容は次の通りです。
 
 1氏名、2生年月日、3血液型、4身長、5体重、6現住所、7電話、8本籍(都道府県)、9続柄(長男とか)、10、学歴(最終学歴)、11、職歴(会社、役職名)、12年収(推定も可)、13婚歴(初、再婚)、14趣味(スポーツ等も)、15食事の好み、16家族構成(くわしく)、17同居(結婚後の)、18財産(本人の)、19希望条件(こちらから)、〃 (相手からも)、20その他(性格、考え方など)
 以上ですが、結婚に対する思い入れによって、これらの項目の要不要がきまるのは当然です。
 とはいえ、自分にピッタリの相手を、しかもたった一人だけに絞りこんで選ぶのですから、行き当たりばったりでは失敗は目に見えています。そこで、このような項目を熟知した上でいろいろ考えれば、幸せになるチャンスが近くなります。
 この方法は、幸せな結婚を確保するためのノウハウと、中国四千年の歴史から発展した気学九星術という占いからとり入れた八星占術との組み合わせによって、必ず幸せになることのできる方法を編み出したものです。
 兵法にも「敵を知り己を知れば、百戦危ふからず」という言葉もありますので、あなたもじっくりと自分を見つめ、よりよきパートナーを捕獲(キャッチ)してください。結婚は、自分の努力だけではなかなかつかめません。
 やはり、作戦も実践も、両輪となり、歯車も噛み合ってこそ効果を発揮できるのです。
 あなたの恋愛は、結婚に結びつくか。
 この人で、本当にいいのだろうか・・・。
 もっと、いい人がいるのでは・・・。
 そんな悩みのときにも、この方法は役立つはず、あなたの最初のよきパートナーは、この策です。
 さあ、前置きはここまで、いよいよ本番です。
 では、次回をお楽しみに・・・・
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女性のための開運講座ー2


 また桜の話題から・・・
 昨日の山口放送で、相方のキャスターから「山口の桜はもう散りました」と聞きました。東京近郊の桜はまだまだ健在、未練たらしく枝をたわわに咲き乱れています。これからが桜吹雪の季節です。 私はこの桜の散り際が好きです。桜吹雪の下を肩や髪に桜の花びらを受けて歩く・・・これこそ至福のひとときです。拙宅の近くに権現堂堤という桜の名所があります。

 この日曜の朝、まだ花見客で混雑する前に息抜きに出かけました。天候は曇りで微風、予想に反して桜吹雪ほどは散っていませんでしたが、それでも風に舞った桜の花びらが、その下を流れる小川の水面を淡いピンク色に染め、土手下を埋め尽くした菜の花のレモンエローの絨毯と、見事な補色のコントラストで目を楽しませてくれました。そこに思わぬオマケです。
突然、利根川から紛れ込んだレンギョという約1メートルもある鯉科の大魚が現れ、背びれで淡いピンクの水面を裂いて悠々と泳いでいましたが、それに気づいた花見客の人声に驚いたのか姿を消してしみました。
 帰宅してみると、知人から井上ひさしさんが死亡したと電話があったと家人が言います。
 私も所属する日本ペンクラブの会長で私より一歳だけ年上でしたからショックです。
 私をペンクラブに推薦した早乙女貢さん、ペンクラブの会合を抜け出してコーヒーを飲む仲間の俵萌子さんも逝き、桜が散るように文壇の諸先輩がペンクラブから散ってゆきます。
 遅咲きでモノ書き仲間に紛れ込んだ私は、水面を裂いて泳ぐ大魚より、名もない小川に遊ぶ小魚なりの意地を見せて、歴史に残る作品を遺してひっそりと消えて行く・・・これが理想です。

 さて閑話休題、次なる雑文でお楽しみください。
 
 女性のための開運講座1部 1-2 
 これは、恋愛&結婚のお相手調べ、結婚、離婚、再婚後に役立つ「開運法」のプレゼントです。タイトルは出版用に「女性のため・・・」ですが、男性も女性を知るのに大いに役立ちますので、是非ご覧ください。
 途中からご覧の方は、初回の平成22年4月10日まで遡ってご覧になることをお勧めします。
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 恋愛は楽しく結婚は現実的で、別れは辛いもの、恋に別れは付きものとはいえ別離の苦悩は一生忘れられません。
 それでも人は恋をし結ばれて愛し合います。しかも離婚相談は増えるばかり、人生相談室には再々婚、再々再婚の相談もあります。
 男も女も三大本能(食欲・性欲・睡眠欲)の一つとして本能的に自分と結ばれる相手を求めるのは自然の理に叶っていますので、恋愛願望は永遠に続き、それにまつわる悲喜劇も絶えることはありません。そこには、理性だけでは図れない男女の因果関係が存在するのです。
 「縁は異なもの味なもの」「袖すり合うも他生の縁」「合縁奇縁」などの言葉もあります。 赤の他人が、ある日、ある時、ある所で出会うわけですが、ほんの少し、運命の歯車が狂っていたら一生涯、出会うことがなかったかも知れない男と女が、一心同体で愛し合い、同じ屋根の下で生活を共にする不思議、これは偶然なのか、それとも必然なのか、と考えると、やっぱり運命的な出会いと運命に左右される男女の仲としか言いようがありません。
 結ばれる相手は、誰でもいいというわけではないのはもちろんです。
 あなたは知らぬ間に、すでに最良の人に出会っているかも知れません。
 まだであれば、本講座には、あなたにピッタリの相手を探し出すノウハウが満載されていることを知って、それを活用してください。
 それと、恋愛と結婚は、まるで別のものということも知った上で、どちらも大切なものであることを知ってください。恋愛は人を愛する心を育て、結婚は家族を育てます。
 恋愛は、会いたいときに会い、気が進まないときには顔も見ないですみます。
 結婚したら、嫌でも毎日一緒です。
 恋愛では特別なことがない限り、相手に対して法律的な責任を持つようなことはありません。
 恋愛は、いつ別れても、法律上の制約がなく、自由で気ままなものです。
 法律で保障され束縛されるのが結婚です。従って、結婚では別れることは大変なことです。
 恋愛ぐらい気楽な交際はありませんが、そのかわり、いつ相手に去られるか、という不安はあります。
 別れというのは辛いものです。
 デートのときの何気ない会話の一言が、お互いに虫のいどころが悪かっただけで、それまでの相思相愛ムードを一気にぶち壊してしまうこともあります。
 三年も四年も愛し合った二人が、たった一度の口論から傷ついて別れる破目になることもあります。
 本講座は、幸せになるためのガイドですから、自分自身をまずよく知って、その上で、自分にふさわしい相手との出会いを求め、お互いに幸せになれることを確信したら、まっしぐらにつき進んでみて、いざとなったら迷わないことです。
 結婚についての相談で意外に多いのは、結婚をきめてから、もう一度迷い出して思い悩むというケースです。
 悩むのは、きめる前だけにしたいものです。
 その悩みを解決するのにもこの講座は役立ちます。

 では、次回をお楽しみに・・・・
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女性のための開運講座ー1


 まだ先の話ですが、7月10日から六本木ヒルズで地球最古の恐竜展が開かれます。 地球最古の恐竜は、南米アルゼンチンの2億2千万年前の地層から発掘されました。 この地層からは、同じ時代に生きていたさまざまな哺乳類の化石が発見されています。
 それから考えると、江戸時代末期の新撰組の軌跡などは、つい先日の出来事に過ぎません。 なにしろ、昭和2年に元新撰組隊員井上泰助が故郷の日野で永眠、自称元新撰組の池田三四郎(稗田利八・嘉永2年生)が89歳で逝ったのは昭和13年1月18日、つい先日という感じです。
 恐竜の話題から入るにしては、あまりにも近すぎますね。
 新撰組に凝ってみると、その生き様は隊員それぞれが違っていて、雄雄しくもあり女々しくもあり一種不思議な感慨があります。 坂本龍馬を書くときも自分なりの取材を通じて自分なりの龍馬像をもちましたが、今度は全く緊張感が違います。
 坂本龍馬は死しても偉業を成し遂げて大きなプラスの評価を遺しましたが、新撰組では望まぬ敗残の歴史を書かねばなりません。
 滅びの美学とはいえ、幕府の捨て駒にしか過ぎなかった新撰組の末路はあまりにも哀れです。 龍馬と新撰組の共通点は、高知の商人郷士と多摩の農家という低い身分からの飛翔です。
 坂本家の本家のご子孫ともお会いして、「坂本龍馬異聞ー咆哮する若き獅子たち(4月27日発売)右文書院刊」も報告し、快く了承を得ています。その本の発売前に、新撰組三部作を書き始めているのですから執筆家業としては気合も入るはずです。
 この4月25日(日)には、都内板橋区の近藤局長墓前祭に招かれています。ご子孫の宮川家の当主にも、土方歳三副長の本家にも執筆は報告済みです。惜しむらくは沖田総司隊長とのご縁がないことです。京都に好きな女がいたのですから一人ぐらい隠し子がいてもいいはずですが、今のところ手がかりはありません。
 近日、ホームページで新撰組の上巻、京への道(仮題)を連載する予定です。
 ここからも見えるようにご案内しますので、少々お待ちください。
 
 ところで、話しは変わりますが、このコーナーで下記の開運講座を始めます。
 開運村ホームページの八星占いをやさしく整理しなおしたものです。
 気が向いたらご覧ください。
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 女性のための開運講座1部 1-1 
 はじめに
 これは、恋愛&結婚のお相手調べ、結婚、離婚、再婚後に役立つ「開運法」のプレゼントです。 タイトルは出版用に「女性のため・・・」ですが、男性も女性を知るのに大いに役立ちますので、是非ご覧ください。
  この講座は、かつて人生相談室と結婚相談所を歴任した「ご隠居(占術家、作家)」の実践ノウハウです。
 恋愛&結婚のお相手調べ、結婚、離婚後の今後に役立たせるために、じっくりとご覧ください。 便宜上、占いを用いていますが、占いの部分は飛ばして頂いても結構です。 もしも、この講座を通じて占いを学ぶ気持ちのある場合は、月に一回の質問にお答えください。
 解答は、ブログのコメントにニックネームかお名前でご記入ください。
 その皆勤度と正解度によって、「一言講座終了証(無料)」を差し上げます。
 占い抜き、占い入り、どちらでもお好きなようにご参加ください。
 途中からご覧の方は、講座初回の平成22年4月10日まで遡ってご覧ください。きっとお役に立つはずです。 もちろん、途中からでも結構ですが、占いも理解したい方、「一言講座終了証」を欲しい方は、初回からご覧ください。
 では、吉報を祈ります。

 この講座は、次のような内容です。

  <プロローグ>幸せな結婚をつかめる人、逃がす人>
   ―自分と相手のすべてを知り尽くすために一
第一部 結婚前のあなたを知る!
    ―素敵な人を得るために一
  あなたは何星に支配されているか 
  あなたは早婚型か晩婚型か
  あなたは恋愛型?それとも見合い型?
  あなたはどんな恋に巡り合うか
  あなたと相手の性格を知るには?
  あなたにはどんな相手がピッタリ合うか
  あなたはいつごろの結婚が望ましいか
  あなたにはどの方角からの良縁がベストか
  あなたは果して「玉の輿」にのれるか
 今、あなたはどんな愛情運をもっているか

第二部 結婚後のあなたを知る!
    ―永遠の幸せをつかむために一
  金運―あなたはお金で苦労するか一
  健康運―いつ、何に注意すればいいか
  SEX運―どんな歓びを得られるか
  子供運―あなたはどんな子宝に恵まれるか
  浮気運―チャンスを愉しめる人、ピンチに泣く人
  出世運―あなたのチャンス年はいつ来るか
  仕事運―能力を発揮できる適職・職業は? 
  離婚運―あなたにいつ危機が訪れるか
  対人運―あなたは周囲の援助が得られるか
  家庭運―いつ、上昇気流にのれるか
  未来運―あなたの人生はバラ色に輝くか
   あとがき

 では、次回をお楽しみに・・・・

近藤勇の嫁選び


 いよいよ小、中、高校など学生にとって新学期の季節ですね。
 学生だけでなく、駅や街に就職でも初々しいリクルートスーツの男女が目立ちます。
 桜の花びらが風に舞う季節の入学式や入社式は、一生の思い出として忘れがたいものがある、と思います。
 と、憶測で言ったのは、残念ながら夜学と零細企業を転々とした私には桜と入学入社の記憶が重なっていないからだと思います。 それでも、桜の散り際を何時間でも飽きずに眺めていられる愚頓な感性が残されているだけでも感謝しないといけません。それだけでも嬉しいことです。
 これから新撰組を書くとき、土方歳三の死を桜の花の散り際のように美しく書けるのか? その逆になりそうな気もしますが、こればかりは書き始めてみないと分かりません。書き手の心が微妙に変化するからです。
 ところで、また新人の入社の話題に戻ります。
 若い頃の私は講演などでよく「男と女」という言葉を使いました。
 昔は、男女平等などという言葉もありました。
 ところが、いまどき男女平等などというと若い女性からは男性救済のことかと思われて軽蔑されます。
 最近の就職試験では、学力と語学だけの成績ですと圧倒的に女性のレベルが男性を上回り、男女平等にすると新入社員は女性ばかりになってしまいます。だから、最初から男女それぞれの採用人員を決めておく必要があると聞いたことがあります。
 と、いうことで、私の表現も「男と女」から「女と男」と変わってきたのです。
「女と男」のものがたりは、人類が生存する限りは永遠に続く無限不滅のテーマです。
 ですから、私は「女と男」の愛情ものがたりを書き続けるのです。
 女も男も適齢期になれば、当然のように恋をし結婚を考える・・・これが常識です。
 ところが、最近は結婚を考えない草食系という種族の男が生息しているらしく、結婚戦線に異常な変化が起こっています。
 女性は、結婚に夢をふくらませて素敵な男性の出現を待ちますが、男が消去的ですから、待つ側から攻める側に変わりました。
 しかし、女性があの手この手で、意中の男性を結婚地獄に追い込もうとしますが、遊びでだけの付き合いで結婚を望まない男は逃げるばかりです。
 私が銀座で結婚相談所を開いていた頃は、一回の見合いで結婚を決めた男女もいましたが、それは男が一目ぼれで夢中で口説いたからこそ、女性もその気になったのです。これには私も感動しました。私にそこまでの熱意があれば・・・残念です。
 未婚の女性は結婚に憧れ男性の選択に迷い、既婚女性は自分の結婚が良かったのか悪かったのかを気にし続けます。
 自分で結婚相手が見つからない場合は、お見合いという手もあります。
 熱烈な恋愛を知らない女性であれば見合い結婚でも何とか円満な家庭を維持できますが、熱愛を経験している女性の場合は見合い結婚で愛のない生活を続けていても我慢ができなくなります。結婚生活に飽いた頃に好きな人が出来たりすると、浮気心を抑えることが難しくなり、つい間違いを起こしてしまい、そこからずるずると道ならぬ恋に走ってしまうこともあり得ます。
 ですから、熱い恋を経験している女性は見合い結婚には不向きということになります。
 結婚相談所を経営していた頃の実例では、美人が結婚相談所に駆け込んで結婚を焦るときは、熱烈な恋愛の末、男に裏切られた時などがあり、経済的に余裕のあり社会的に認められた高学歴の男と結婚をして相手を見返してやろうというケースが多かったものです。それで、結婚して幸せかどうかより、結婚式を挙げることに目的があるのですから仕方ありません。
 それも人生、これも人生・・・それでも、幸せな結婚のための確率の高い方法はあるものです。
 江戸市ケ谷柳町に剣道場を開いていた近藤勇は、数ある縁談の中で一番器量の悪くて丈夫なツネという女を選んで嫁にしています。
 近藤勇の言い分は、醜女を娶れば道場に来る若い弟子も気が散らず、自分も家を任せて安心だから、というのです。
 そのくせ、京都で新撰組局長として名を馳せてかは、島原の花街で1、2と謳われた名妓の美雪太夫という絶世の美女を妾にしていたのですから、一言も不平不満を言わずに留守宅を守っていたおツネさんが哀れとしか思えません。
 男と女の結びつきは千差万別、つい昨日までのアカの他人が、心身ともに結ばれて一生離れ難くなったりします。
 その反対に、熱烈な恋愛で一緒に成るはずの二人が、事情があって別離の悲しみを味わって泣き暮らす場合もあります。
 別れた二人が、劇的な再会をして結ばれる例もあるように、人生は無限のドラマに包まれています。
 それでも、その出会いに至る過程を大別すると見合い型、恋愛型、見合い恋愛型になるでしょうし、さらにそこから派生したさまざまな形態が類型化されるでしょうし、それぞれの道にはそれぞれの岐路があり、その出発点からその将来を予測することも可能です。
 この「女と男」、これからも週2,3回のペースで載せますので、参考にしてください。

桜の下でのデート


4月の第一週土曜日、東京の桜は満開です。

昨年の第一週は隅田川堤の桜も上野も5分咲きでしたから、寒い日が続いても、やはり一年一年ゆっくりと地球温暖化の波が押し寄せている感じですね。

桜の名所は、全国津々浦々にいたるまであり、人それぞれが自分の住む土地の桜の名所を日本一だと言い張って譲りません。とくに、桜並木が似合う川岸はどこでも桜を眺めての散歩には最適です。隅田川、目黒川、多摩川、河津川、桂川と川の大小に関係なく川と桜はがっちりとタッグを組んでいい関係を保っています。 そこに割って入るのが古城です。
松風さわぐ丘の上・・・と松も似合いますが、春はやはり桜です。

城と桜はよく似合います。江戸城(皇居)、名古屋城、小田原城、弘前城、岡崎城、熊本城、大阪城、若松城、高知城、姫路城・・・城の名を並べるだけで桜を思い出しますし、皇居西北の千鳥が淵など見事な桜で、夜のデートコースなどには最適です。ま、私には関係ありませんが・・・でも、川、城に次いで神社仏閣も黙ってはいません。九段の靖国神社など東京での桜の開花宣言の大元ですから城も川も敵いません。京都八坂神社、清水寺をはじめ全国の神社仏閣の名前を言えば、ほとんどが桜の名所です。なかには、桜より梅で知られる神社もありますが、あれは、昔、梅の実で収益を上げた名残りだとする説もあります。 川、城、神社仏閣、これらが花の名所として名だたるところですが、さらに隠れた名所があります。それはお墓です。 墓地には意外にいい桜が多いものです。青山霊園、多摩墓地などの他に、いくらでも桜のきれいな墓地があります。とくに草木も眠る丑三つどきなどに、男一人で夜桜見物などもしゃれたものです。いつの間にか、隣に手をだらりと下げた着物姿の女の人が足音もなく近寄ってきて、肩を並べて夜桜見物をしているかも知れません。足音がないのは足がないからですが、細かいことは気にしないでください。

と、今年も桜について語りましたが、毎週土曜日は26年以上続くラジオでも、桜の話しをしました。

私の好きな桜の三大名所のことです。

まず、私の好きな桜の第3位は、高遠城の桜です。 兜山城の別名をもつ高遠城は古来より桜の名所として知られています。

戦国時代から国境の拠点として重要視され、諏訪氏一族の内乱から武田氏が奪って岐阜・伊那への守りとします。ところが、天正10年(1582)年2月、織田信長の武田攻めで、長男の織田信忠が5万の大軍をもって高遠城を攻めます。高遠城に籠もる3千の武田軍は必死に戦いますが衆寡敵せず血みどろの戦いの末に守備兵は全滅します。

その時の武田軍の怨念が血色の桜の花の色を鮮やかな赤に染めて、今もなを城を囲む全山を血の色に染めて城を守っています。それは見事な桜です。

2番目は、合掌造りで知られる白川村上流の岐阜県高山市の山奥にある御母衣(みぼろ)ダムの畔にある樹齢450年という2本の見事な庄川桜です。一般に古い桜は花が少ないといわれますが、この庄川桜は並の桜よりいくらか赤みが強く、思わず息を呑むほどの華やかな花を咲かせます。若いころの私は行動的でしたから、渓流釣りを兼ねてどこにでも出掛けました。

ただし、この御母衣ダムの桜だけは釣りとも関係なく、土地の人(性別不問)との約束で何年か、信州側から残雪が残る険しい崖道を超えて満開の桜を見に通った思い出があります。この桜は、ダムの湖底に沈んだ村の神社の境内にあった由緒ある桜で、泣く泣く村を去った村人の強い希望から移されたもので40トンもある巨木を山の上まで運ぶのは大変な作業だったそうです。今は毎年、水没した村から各地に散った村人は、桜の季節になるとごく自然に集まって親戚や知人の家に泊ったりして、それぞれが持ち寄った酒肴と歌や舞やお喋りで、しばしの宴を楽しみ、桜の散るのを見てから三々五々、別れを惜しみながらまた散ってゆきます。

その庄川桜の散り際の見事さは執筆を生業の一つにする私でも筆舌には表せません。なにしろ、風に乗った花びらが見るみる間に湖面を朱に染めてゆくのですから、それは素晴らしい光景です。私は岐阜の奥に行くと、白川村を世界遺産にした元村長のT氏の家や、高山市内の知人の浄土真宗の古寺などに泊っていましたが、白川村のT氏の場合は、村長時代の部下の教育長に村長選で数表差で敗れています。私は、その元教育長(現村長)から小説の素材として膨大な郷土史の資料を預かったまま、です。まだ、それを小説にしていない不義理から今は行けませんが、いずれ、貴重な資料を生かしての小説を書きあげたら堂々とお邪魔するつもりです。

さて、私の一番の桜・・・それは、家の近所の公園の桜です。

誰もいない小さな公園のちびた木のベンチに坐って、一人占めでまぶしいほどひっそりと孤高に咲く桜を眺めます。 そして密かに想像を深めていたりします。

新撰組を書き始めた私にとって、いまや土方歳三は血肉を分け兄弟のような存在ですが、京都のあちこちに咲く満開の桜を見て、歳三は何を思ったか? と、考えます。

豪農の出の薬の行商から京都に上って、尊皇攘夷と称して商家町屋に乱暴狼藉を働く西国雄藩の脱藩浪士らを、恐怖のどん底に陥れた剣の名手も、満開の桜を眺めるときだけは別人のようにおだやかな気持ちに戻るのだろうか? とも考えます。

すると、私と違って、ガキの頃からモテていた歳三は、書き手の私を馬鹿にしたような含み笑いをしてこう言います。
「わしは、おぬしと違って、一人で花見などせんよ」
なるほど、ごもっともです。
歳三の家に近い戸塚村の三味線屋にお琴という娘がいます。

お琴は、歳三が江戸小伝馬町の呉服屋に奉公を、女中を孕ませてクビになったことなど知りませんから、歳三の義兄の佐藤彦五郎の紹介で知り合ったとたんに歳三に夢中になります。

そこで、身持ちの悪い歳三にも所帯を持たせれば何とかなるだろうと周囲が考えて結婚を急がせます。もちろん、お琴は大賛成です。ところが歳三は生意気にも一句ひねります。
「志れば迷ひ 志なければ迷はぬ恋の道」
季句もない下手な句ですが、歳三は真剣に迷ったのです。

自分はこのまま石田村で朽ちる気はない。これから一旗あげて故郷に錦を飾るから、それまで待ってほしい・・・こう考えて、婚約だけはしますが結婚はあいまいに期限も切らずに延ばしてしまいます。このお琴は近隣の村々に聞こえた美人だったそうですが、その後、いつまでも歳三を待ち続けました。

この歳三とお琴のデートのシーンを桜の花びらが散る万願寺の境内に設定するのも悪くないと思います。

慶応元年(1865)、泣く子も黙る新撰組副局長として、新人隊士募集のため多摩に帰卿した歳三は、お琴に京土産に飾り物を持ち帰ったという事実が記録にありますので、これを桜の季節に合わせれば絵になります。ただし、歳三はこの許婚のお琴と本気で結婚を考えていた様子は全くないようです。

もしも、お琴と結婚する気があったなら、京都で親密になっていたあちこちの女を少しは整理したと思います。