テーマを「女と男」に絞ると、話題は尽きることがありませんね。
なにしろ人類が始まって以来、永遠に謎に満ちたテーマだからです。
人生相談でも、人の悩みの根源には常に男女の愛情問題が絡んでいます。
金銭問題、就職や転職、健康面の悩みでも、愛情に恵まれない人ほど悩みは深刻になります。
恵まれた愛情の中で暮らす人は毎日が楽しく、愛情に恵まれない人は投げやりな生活になりがちです。
しかも、愛情を求めるのは年齢にも容姿にも関係なく全ての人に共通です。
男でも女でも孤独な生活よりは、愛情に恵まれた生活を望むのは当然のことですね。
最近の若い女性が、タロットや星占いで占い師に「答えてほしい」ベストテンが雑誌に出ていました。
バカバカしいなどと言わずにご覧ください。
意外に納得するかも知れませんよ。
------
恋の悩み
占いで答えを出して欲しいベストテン
1、いつ結婚できるか?
2、いつステキな出会いがあるか?
3、好きな人との相性をみてほしい
4、モテモテになる時期はいつか
5、どんな結婚生活を送るのか
6、好きな人の本心を占ってほしい
7、好きな人とのこれからの交際はどうなる?
8、片思いの相手に思いが通じるか?
9、今付き合っている人と結婚すべきか止めるべきか?
10、今付き合っている人と結婚できるか?
これが熟年になると少し変わります。
1、これからの生活がどうなるか?
これは、既婚、未婚者(離婚含む)共通の質問です。
2、今の彼とどうなるのか?
これも既婚、未婚共通で、既婚者は不倫相手の場合ありです。
3、いつ、ステキな出会いがあるか?
未婚者(離婚含む)70%、既婚者30%ですが対象は不倫相手です。
4、付き合っている人との相性をみてほしい。
未婚者(離婚含む)既婚者共通ですが、既婚者の対象は不倫相手が殆どです。
5、これから、どうしたら幸せになれるか?
これは、既婚、未婚者(離婚含む)共通の質問です。
未来のことは自分の意思次第と思いながらも、つい気になってしまうのが「占い」ですね。占いは気休めと思いながらも、つい「恋の悩み」だけは相手があることだけに、「占い」で答えを出してほしくなるもの。この場合、「恋の悩み」ナンバー・ワンとなったのが「いつ結婚できるのか?」ですが、これは、結婚そのものを「幸せ」と無意識に認めていつからに他なりません。
結婚3組のうち1組が「離婚の危機を迎える」ことがある、という現実から目をそらしているとしか思えません。
大切なのは「どうしたら幸せな生活が出来るか?」という発想から未来を考えることです。それには戦略も必要です。
それにしても、「いつステキな出会いがあるのか?」という悩みも深刻です。これこそ晩婚化傾向の現れですね。若い男女の出会いなどいくらでもチャンスがあるのに「いい出会いがない」のは、草食系男性の増殖と無関係ではなさそうです。どうしても結婚したいという男性が減っているからです。
女性の場合、友人の独身者が一人づつ減る度に焦りや不安が募るもの。そんなときに「占い」でスパッと答えを出して欲しい、と思うのは仕方ありませんね。そこに「占い」の存在感を感じます。
ところで、今の質問から離れて「信頼できる占い」「好きな占い」「的中率が高いと思う占い」のトップは今も昔も「手相」です。
私は今、プロの占術家に占いを教えていますが、易や気学と違って手相になるとムキになって質問をしてきます。プロでも、手相は大切な武器になるだけに真剣です。
それにしても、いつの世でも未婚者は理想の結婚に夢をふくらませ、既婚者は現実の結婚生活に目を覚まして諦めたり悔いたりするものですね。男と女の結びつきは千差万別、結婚の形態も見合いがいいか恋愛がいいか、いまだに結論が出ていません。
つい昨日までのアカの他人が、あっという間に一生離れられない仲になったりするのですから不思議です。
そうかと思うと熱烈な恋愛で結婚した二人が、小さな口論からアッとい間に熱が冷めて別れることまあり全く予測がつきません。
今までに「幼なじみ婚」はお互いに相手を知り過ぎて安全だが燃えるものがなく、「同じ趣味仲間婚」は楽しみ多い反面にライバル意識が働くことがある。「同級生婚」は良くも悪くも馴れ合いになりやすく、「遊び仲間婚」は出費多く貯蓄に難があります。
見合い結婚は、燃えるような恋心はなくても安定した家庭を築くことから、もっとも離婚の少ないカップルです。
だからといって、それが一番幸せであるということでもありません。
理想の男女関係とは? このシリーズでは形を変えながらそれを追求し続けます。
ご期待ください。