国民の幸福度?


 さあ、今日から春3月1日の月曜日、気分も新たに張り切って再スタートです。
 何かいいことあるような予感・・・本当にあるといいですね。
 2月の最終日の28日は日曜日、家でテレビども見ながら仕事をと思っていたのですが、それどころではありません。
 土曜から、南米チリで発生した大地震の惨状と、その影響での津波襲来の警報発令で、テレビ各局は特番を組んでの大騒ぎです。海洋学の専門家や地震学者と称する専門家の大学準教授などが出演して、場所によっては1メートルどころか3メートルにも及ぶ高波が押し寄せるなどと言っているではありませんか。日曜の朝、やはり専門家が出まくっていました。準教授など各局出演の専門家は語ります。
「太平洋沿岸の家屋には壊滅的な被害が生じる可能性があります」
「早く高台に逃げることです」
「今回のような場合は、車を使っても早く逃げるべきです」
 などと、長年に渉って地道に培った専門的知識を披露しています。勿論、この時とばかりに恐怖感を煽るなどと意識してなどいないのは当然です。ただ、テレビで語る専門家の大きな見こみ違いは1~3メートルと予測した高波の第一波が、わずか10センチだったことで、だんだんトーンが低くなり、疲れ切った表情でコメントも激減していたのが印象的でした。
 某局出演のテレビ初登場だという準教授などは、朝から深夜まで拘束されたらしく、張り切り顔で雄弁だった朝の笑顔でのデビューとは打って変って、深夜に見た時はゆるめたネクタイもよれよれで栄養不足の病人のようにやつれ切った表情で、アナウンサーへの受け答えもぶっきら棒、お気の毒としか言いようがありません。テレビ局としては、いつどのような局面になるか分かりませんので、専門家を解放してしまうと解説が出来ないのでめいっぱい拘束したいのが見え見えで、会話などどうでもいい様子でした。しかも、1日の月曜早朝から同じ背広とネクタイで同じ局に出演していましたから、局の控室などで短時間の仮眠だったらしく目がはれぼったいのが印象的です。
「油断はいけません。津波は一日過ぎても襲ってくることがあるのです」
 ハイハイ、分かりました。お疲れ様です。帰宅したらぐっすりお休みください・・・おかげさまで私も無事でした。チリで被害に遭われた多くの人たちに哀悼の意を表し、同時に日本での津波の被害者が最小限で済んだことへの安堵感で、この話題は打ち切りにします。

 バンクーバーの冬季オリンピックでは、団体追い抜き戦の女子スケート陣がまたまた派手なことをやってくれました。胸に輝いたのは銀ですが、強豪ドイツと五分の闘いでの惜敗でしたから大金星には間違いありません。
 一周400メートルのトラックのホームと反対側のバックの中央それぞれから、ライバル2チーム3人づつでスタートし、6周(男子は8周)走り抜いて、ラストにゴールした選手のタイムで勝敗を争うという極めてシンプルなレースなのですが、ドッコイそう簡単ではないようです。ペースメーカーと風よけの役割で走るトップを交代する時期や、3人が同じリズムとベストスピードを保ち、ゴールは「同時に最善のタイムで」というのですから過酷です。案の定、決勝戦で当たった最強のドイツチームとは接戦になり、最終周回の半周までリードを保ちながら、追いこみが強い長距離を得意とする選手で固めたドイツチームに土壇場で抜かれ、靴底一つの差の100分の2秒差で敗れてしまいました。たった100分の2秒差ですよ。これが金と銀の分かれ道ですから惜しかった・・・が、よく頑張りました。この銀はほとんど金と差のない銀です。「胸を張って帰って来てください」と笑顔で言えますね。
 これで、ますます男性チームの不甲斐なさが浮き彫りになってきます。ちなみに男子チームは前回のトリノに続いてまたもや最下位です。

 宮里藍、またもや全米ツアー制覇で連続優勝・・・快挙です! あ、また女性の大活躍ですね。

 同日、鳩山総理が新成長戦略の具体策の一端として、「国民の幸福度」の指標を作成すべく、菅直人副総理や仙石国家戦略大臣などと、プロジェクトの立ち上げを相談したそうです。そんな言葉遊び大金を投じて・・・と、思いましたが気を取り直して、どんなことになるのか静かに見守ることにします。ちなみに、長年にわたって人生相談、結婚相談所を主宰してきた私の経験では、わざわざ調査など必要ありません。国民は「経済、愛情、健康」、これに恵まれて豊かな生活が出来ればいいだけです。でも、この最初の項目に難があるから苦労しているのに総理は気づいていないから困ります。この三つさえ満たされれば、あとは何とかなるものです。なお、この三つの要素こそ「男と女」が一緒に暮らすのに必要最小限なものなのに、「愛があれば何も要らない」、「お金さえあれば」、「健康なら何とかなる」、いえ、なりません! この三つが必要なことに気づかずに結婚するから離婚沙汰なのです。
 国民の幸福度? 大金持の鳩山総理には理解できないと思いますよ。だから調査するのですか?
 この三つに加えてもっと大切なものもあるのですが、これは、このブログで、徐々に明らかにしてゆきたいと思います。それまでに、もう少しだけウオーミングアップの時間をください。ブログというものに少し慣れてから、本番をスタートさせますので、私の気まぐれ駄弁にお付き合いください。いつか、きっとお役に立つようになると思います。思うだけですが・・・