春のセンバツ 高橋 禮子 春のセンバツ 高橋 禮子 画面からはみ出す雲あり影のありルネ・マグリットの描く「復讐」 イーゼルが壁がふしぎな絵をつくる心の奥まで覗かれたよう うたたねと気がつくまでの快さかなり眠ってしまったような 卓上に香る水仙ゆうらりと揺れて告げくる「疲れをためるな」 ペンを置く区切りとせんか午前零時宇宙の夢を見たくなってる 仏滅にであう四葉のクローバー仕事しごとの春のセンバツ 私のうたごころ君よ起きたまえおまえの出番がまたやってきた Tweet