人とのつながりを意識しています。

 

 開運道スクールの皆様、サロンの開設おめでとうございます。
 私は新潟市在住、開運道スクール一期生、昨年卒業の光森望連と申します。
 この占術家名も、開運村の村長さんから頂いたものですから、この名に恥じぬよう頑張るつもりです。 前文に投稿の村山さんが、大地震と原発の恐ろしさを述べられましたが、新潟も大変な思いをしています。
 未だに新潟大地震被災の爪跡は市内市外を問わず周辺市町村のあちこちに残され、人の心もまだ癒されません。
 大きな災害は人間関係をも変えてしまいます。
 私は今、人とのつながりをとても意識しています。
 元来が人嫌いで話下手、引っ込み思案な私にとって、人間関係の煩わしさに係るのは時として大きな苦痛なのです。
  では、わたしが何故、人と人の連携などに興味を持つようになったのか?
 私は今、趣味で小説を書いていますが、今回の作品(まだ未公開)を書くにあたって、珍しく下調べを沢山しました。
 文字をしたためていると、所詮どこかに自分の姿かたちを残してしまうのは私だけでしょうか?
 常に、架空設定の主人公や、その取り巻きに私を探しています。すると、どんな設定をしても全てが私になっていく、不思議な感覚に陥ります。
 ま、それはさておき、そんな登場人物の感情を探るために下調べをしているとき、ふと、機能不全家族という言葉が私の目に止まりました。あまりに気になって調べていると、どうしたことでしょう。我が家で昔行われていた、親からの折檻を背景に培われてしまった私を見つけてしまったのです。これには驚きました。家族って、子育て、団欒、地域とのかかわりの三つの大きな柱で成り立っていないといけないんですって。普通の人には当たり前かもしれませんが、私にはショックでした。
 地域との関わり、小難しい言葉ですけど、要はコミュニケーション=人間関係の作り方、これらは、親を見て覚えて行くものだというのです。
 そういえば、私の母は今の私と同じように人嫌いでしたから、地域のと関わりが殆どありませんでした。それを見て育った私もまた同じです。学校という枠から逃れることさえできれば、いじめも受けないで済むし、一日も早くままならぬ環境から逃れるためには早く結婚するしかない、そう思っていました。
 これが、連鎖していくとしたら・・・私の愛する子供たちが、かつての私のように感じ、世間からはじき出されたような生活を送り、それが気楽だと、そんな風に思って生きるようになったらどうしよう? 私は母親になってはや16年(年齢も推測できますね?)、気付くのが実に遅かったと思っています。でも、気付かないよりはましだと思っています。
 この連鎖を食い止めるために、初めて人並みの努力をしています。その思いや経過を小説に書けたらいいな、と思って日々精進しつつ、さらに、周囲の悩める人たちを一人でも救える開運道カウンセラーとしての活躍にも意欲を燃やしています。
 これから先、いつでもだれと出会っても楽しく笑いあえる人間になれたら素敵だな、と心から夢見る今日この頃です。
 開運道スクールの皆様、また、このサロンでお会いしましょう。

(注)村長からの一言
 光森望連さんは、かなり手慣れた文章で人間の本質を見抜く鋭さを感じさせてくれます。そのエッセイの数々は、開運村HPに同居する日本文芸学院のエッセイの項に掲載されています。 その中の、PNはる=光森望連さんです。
   https://www.kaiundou.biz/nichibungakuin/modules/d3forum/index.php?post_id=180