このコーナーは宗像信子講師(左)と安司弘子講師(右)の担当です。
暑いぞ! 熊谷
宗像 信子
(開運道芸術部門顧問、咸臨丸子孫の会幹事)
私は仕事で月に10日くらい熊谷に行きます。
何年か前に日本一の暑さを記録した時から、熊谷のキャッチフレーズは「暑いぞ!熊谷」です。
夏はもちろん暑く、しかも冬は上州というか赤城山のからっ風が吹き下ろしてきて特別寒いという土地柄です。
市役所の隣に熊谷中央公園という大きな公園があります。
日曜日の午前中でしたが、すでに暑いのであまり来園者はいませんでしたが、緑の多いきれいな公園です。
熊谷をちょっとご紹介します。この地の歴史的有名人といえば、まず熊谷直実だと思います。
平安時代末期から鎌倉時代初めにかけて活躍した熊谷郷の武士。源平の合戦での活躍が有名で、源頼朝をして「日本一の剛の者」と称えられました。しかし、一の谷の戦い(1184年)で、自分の息子と同年代の平敦盛を討ち取ってからは戦場に姿を見せなくなり、出家して名を「法力房蓮生(ほうりきぼうれんせい)」と改め、法然上人(ほうねんしょうにん)の門に入り、修行に励みました。その数奇な一生は、『平家物語』や歌舞伎(かぶき)・浄瑠璃(じょうるり)など文学や演劇の世界でも語られています。晩年、熊谷に戻った蓮生が念仏を唱えるために建てた草庵が、現在の熊谷寺(ゆうこくじ)の始まりと言われています。
と言われている人物です。
あともう一人荻野吟子です。
明治初期、女性は医師への道が閉ざされていましたが、数々の困難を克服して明治18年医術開業試験に合格。日本公許登録女性医師第1号となり、35歳にして東京・本郷湯島で開業しました。その後は北海道瀬棚町にわたり、晩年は帰京して東京本所で婦人・小児科医を開業しました。その生涯は渡辺淳一の小説「花埋み(はなうずみ)」などで広く世に紹介されています。平成18年5月には、生誕の地に荻野吟子記念館がオープン。
と紹介されています。
また今年はラグビーのワールドカップ大会の3試合が開催されます。
そのため市内あちらこちらで道路が掘り起こされて、きれいな道に変身しています。それにしても熊谷の夏は暑い! 冷えたビールが命の泉です。