月別アーカイブ: 2020年10月

新橋駅前SL広場

宗像 信子
(開運道芸術部顧問、咸臨丸子孫の会幹事)

 新橋駅前SL広場

 新橋駅に待ち合わせ場所として有名なSLが展示されている大きな駅前広場があります。

  • 新橋SL広場 に対する画像結果

新橋駅の日比谷口(&銀座口)は、ホームから東京上野方面寄りの階段を下りると小さな改札があり、出るとすぐ目の前にSL広場があります。
駅前の広場全体を「SL広場」といいます。
待ち合わせスポットとしてはやはり、駅から見て広場の一番奥に展示されているSLの前がいいと思います。植え込みもあり、また12:00、15:00、18:00には数秒間汽笛も鳴ります。
なお新橋駅というと、「TVニュースで酔っぱらった男性会社員への街灯インタビューに使われる場所」という印象が強いですよね。
でも1872年に日本初の鉄道が開業した際、起点駅となったところです。ですから新橋駅の発車メロディーは「汽笛一声新橋を・・・」から始まる『鉄道唱歌』が流れます。
久しぶりに土曜日の夜に行ったらSLがライトアップされていました。
その日は何も事件がなかったみたいで街頭インタビューは残念ながらありませんでした。


グリーンセンターの緑と夕陽の赤


宗像 信子

(開運道芸術部顧問、咸臨丸子孫の会幹事)

グリーンセンターの緑と夕陽の赤

またまた埼玉県のローカルなところです。
グリーンセンターという川口市の施設に行ってきました。
花と緑の振興センターは、植木・果樹苗木などの生産出荷の指導、盆栽等の輸出振興、緑化に対する知識の向上等に関する業務を行っています。

園内には植木類、鑑賞用樹木類を中心に2000種類以上の植物を展示しています。
埼玉県の花植木産業は、気象災害の少ない恵まれた自然条件、首都圏に立地する有利性を活かして発展してきました。
主な植木産地は、江戸時代から伝統がある川口市安行を中心にさいたま市、深谷市、寄居町等です。また、緑化樹木の輸出量は、全国トップクラスです。
主な花の産地は、深谷市(ユリ・チューリップ・鉢物)、さいたま市(鉢物・枝物)、鴻巣市(鉢物・花壇苗)、川越市(花壇苗)、越谷市(チューリップ)となっています。
正面玄関の前から写真のように緑の大きな木がびっしりと植えてあります。
本当に大きな名前の通りのグリーンセンターでした。
帰宅すると赤い夕焼けの中に富士山が浮かびあがっていました。


国立劇場  「ひらがな盛衰記・源太勘当

宗像 信子
(開運道芸術部顧問、咸臨丸子孫の会幹事)

  国立劇場
 「ひらがな盛衰記・源太勘当

先日久しぶりに着物を着て国立劇場に行ってきました。
「ひらがな盛衰記」という演目でした。
あらすじは
主人公は鎌倉一のイケメン武士の梶原源太、そして悪役は弟の平次です。

ひらかな盛衰記~源太勘当・逆櫓・神崎揚屋 | 歌舞伎演目案内 – Kabuki ...

配役は兄の恋人の腰元千鳥に横恋慕している弟の平次が松本幸四郎、彼は仮病を使って出陣せず執拗に千鳥を口説いている。そこへ戦場から平次の手下の軍内が帰ってきて、源太がまもなく帰国すること、理由は宇治川の先陣争いで佐々木高綱に後れを取ったためで、父景時は源太に切腹を命じる手紙を妻延寿に届けたと告げる。
この妻延寿を中村魁春が演じています。私はこの魁春さんが中村松江と言われていた時から後援会に入っています。理由は伯母が入会していて亡くなった後、私が引き継いだわけです。初めて彼を見たとき、男性でもこんなに美しい女性になれるんだなって思いました。
そこへ鎌倉一の風流男と謳われている美男、中村梅玉演じる源太が優美な装束で帰って来ます。中村梅玉は中村魁春の実の兄でそれこそ若いころは美男でした。もぅ70歳ぐらいですが、まだまだ美男です。
出迎えた母延寿が夫景時からの文を読む間、平次は兄に向

いけずき(池月、生食)」の佐々木高綱と「する墨(磨墨)」の梶原景季 ...

かい宇治川の先陣争いの様子を聞き、源太が高綱に負けたと聞いた平次は、自分が兄の首を斬ると斬りかかるが、逆に源太に取り抑えられほうほうの体で逃げていく。源太は人払いして母に向かい、射手明神で父景時が過ちを犯した時、高綱が助けてくれた、その恩に報いるため、わざと先陣争いで勝ちを譲ったと真相を打ち明けて、切腹しようとする。延寿はそれを止め、源氏への忠義と父母への孝を尽くすのが武士の本分だと諭し、表向きには勘当する。それを見た平次は軍内と共に源太に再び斬りかかるけど、源太は平次を懲らしめ軍内を斬り捨てる。延寿は千鳥も不義の罪ということで源太と一緒に逃がし、源氏ゆかりの産衣の鎧を源太に与える。二人は母の温情に感謝しながら手を取って館を去っていく。
というようなお話です。
このコロナ騒動で歌舞伎の世界も自粛でしたが、ようやく再開したことはうれしいですよね。
笑えるのは現在の若手のイケメン代表役者の松本幸四郎が悪者での出演でした。
また兄の母親役を弟が演じるという歌舞伎ならではの配役でした。
歌舞伎の配役って面白いですよね。
兄弟で恋人や、酷いときは親子で恋人役を演じるんですから。


東松山というローカルな町+-

 
宗像 信子
(開運道芸術部顧問、咸臨丸子孫の会幹事)

  松山というローカルな町

 埼玉県の県北に東松山というローカルな町があります。
同じ県北の深谷駅と似ています.


 ミニ東京駅とも言われている深谷駅のこのデザインは、1996年の改築時に、東京駅の赤レンガ駅舎をモチーフにつくられたものです 深谷駅は本物のレンガではなく、コンクリートにレンガ風のタイルを貼ることで東京駅を模しているわけですが、そもそもなぜ東京駅のモチーフにこだわったのか。理由は大正時代にまで遡ります。
 深谷駅が東京駅に似ている理由、それは、大正時代に竣工した東京駅・丸の内口駅舎の建築時、深谷にある日本煉瓦製造で製造された煉瓦が、70キロ以上離れた東京駅まで鉄道輸送されて使われたという史実に因んでいます。

 つまり東京駅のレンガは深谷市のレンガだったわけです
 そして、この日本煉瓦製造の設立に携わっていた人こそ、埼玉県深谷市出身の、日本資本主義の父といわれる渋沢栄一です。
今度の1万円札の象徴です。
 東松山駅も同じように深谷市のレンガで建造されています。
 埼玉の県北にきているのに、東京駅にきている気分にしてくれます。
 近くの公園にき金木犀の香りが漂っていました。