月別アーカイブ: 2019年8月

日光とカヌー   宗像 信子  

日光とカヌー

宗像 信子
(開運道芸術部門顧問、咸臨丸子孫の会幹事)

ここ数年、毎年片品村を拠点にして70歳以上の約17人で日光や尾瀬旅行を楽しんでいます。
今年はまず日光の湯滝から赤沼、戦場ヶ原までのハイキングをしました。
湯滝は写真のように水量がとても多くて、ごうごうと流れていました。
おかげでたっぷりとマイナスイオンを浴びました。
それから湯の川に沿って赤沼に向けてハイキングをしました。
残念なことに雨が降っていましたが、それほどひどくなかったのでとてもいい散策でした。

それからまた湯の湖の方に戻り、湯の湖を眺めならが菅沼まで行きました。
菅沼とはウキペディアによると
片品村の東部、日光白根山の北麓に位置する。標高1,731メートル、湖面積0.77平方キロメートル、周囲長6.5キロメートル、水深は最大で75メートルである。湖岸線は複雑に入り組んでおり、大きく3つの湖に分かれている。これらは東から順に、清水沼・弁天沼・北岐沼(きたまたぬま)という名前が付いている。菅沼の水は西の「八丁滝」より流出し、丸沼へと至る。この滝は菅沼から丸沼までの8町を、水が勢い良く流れ落ちるところから名付けられたとされ、「八町滝」とも書く。
だそうです。

清水沼に行き、そこでカヌー体験をすることになっていました。
ところが雨が本降りになり、準備している間にますますひどくなりインストラクターが「天候のせいなのでキャンセル料はいただきませんので中止にしますか?」と言われました。
しかしこの高齢者グループの誰一人からキャンセルするという意見がでませんでした。
そしたらインストラクターから「では時間を短縮して清水沼だけを約30分で漕いでみませんか」との提案があり、全員大賛成でカヌーの体験をできることになりました。
みんな大喜びで沼に行こうと思ったところ、今度は雷がなってきました。
みんな聞かなかったことにして、カヌーに乗り込みました。
決して湖の真ん中には出てはいけないと言われましたが、そんなに初めてで自由に漕げるわけはなく、右、左と悪戦苦闘しながら半周しました。
ボートとは違ってオールをカヌーに添わせて深く漕ぐと良いみたいでしたが、何せ腕力に限りがあり、思う通りには進まず、岸にぶつかったり、コーチのカヌーにぶつかったりで散々でした。
でも無事にずぶ濡れになりながら出発した岸に辿りつくことができました。
こんな嵐付きのカヌー体験は二度とできないでしょうね。
本州で標高の一番高く、透明度も最高値の菅沼でカヌーをしたことは冥途のお土産になりました。


築地本願寺盆踊り

 このコーナーは宗像信子講師(左)と安司弘子講師(右)の担当です。

築地本願寺盆踊り

宗像 信子
(開運道芸術部門顧問、咸臨丸子孫の会幹事)

毎日お暑い日が続きますね。
そんな酷暑の中、築地本願寺で盛大な盆踊り大会がありました。
花見サロンに7月末にお邪魔した時、築地本願寺を見下ろすと庭に何やら舞台ができて、ぼんぼり提灯が飾られ始めているではないですか。
正門の掲示を見ると7月31日から8月2日まで盆踊り大会があると書かれていました。
花見先生のお話によると、毎年屋台がたくさん出て相当な人出だそうです。
屋台も築地の場外市場のお店が出るとのこと。
<何だかとても美味しそう!>
という先生のお話にがぜん興味がわき、娘を誘って行ってきました。
始まるのは7時くらいからですが、早くに行って席の確保が必要です。
6時に行き、まず席を確保、娘が来るまでビールも飲めずに待ちました。
娘がやっと来て、早速ビールを買ってきましたので、今度は私が食料を物色しに屋台を探索に。
松露の卵焼き、お好みやきのようなイカ焼き、焼き鳥、鮎の塩焼き、枝豆等々を買い席に戻って、それからはのんびりお囃子を聞きながら、江戸のお祭りの雰囲気を味わいました。
あっという間にすごい人出で、テーブル席だけではなく芝生の上にも、また階段にも人があふれていました。
さて7時になったら盆踊りが始まり、お囃子の大太鼓のリズムがずしんとお腹に響きました。
舞台櫓の上では、いなせなお兄さんや若い娘さんなどが、時々お爺さんも交代に大太鼓が叩き、東京音頭やよくわからない盆踊りの曲が流れ、舞台櫓の回りを皆さん踊っていらっしゃいました。
楽しそうでしたよ。
来年はぜひ皆さまも花見サロンにいらして上から眺めてもそれなりに華やかですし、会場に行っても楽しいですからお勧めです。


盆栽美を堪能しました。

 このコーナーは宗像信子講師(左)と安司弘子講師(右)の担当です。

 

盆栽美を堪能しました。

宗像 信子
(開運道芸術部門顧問、咸臨丸子孫の会幹事)

この7月に2度ほど大宮盆栽美術館に行きました。
この美術館は大宮の盆栽村の一角にあり、今は外国でも盆栽はブームになっていて外国人も多く訪れるそうです。

なぜ盆栽村と言われるかというと、戦時中に東京の盆栽職人がこの地に集結して疎開したからです。
私はどちらも研修の帰りに寄ったので、最初から関心があって行ったわけではなかったのですが、思っていた以上になかなかいい美術館でした。
なにしろ盆栽をつくづく眺めるのは初めてでしたので、何がいいのかよくわかりませんでしたが、なんともこの空間は心静まる、「あ~~! いいなぁ!」と思わせる場所でした。

私はボランティアガイドさんから「盆栽の起源は中国と言われており、2000年以上の歴史があり、 日本には平安時代から鎌倉時代あたりに渡来し、それ以来日本の文化として多くの人々に愛され続けた」ということを聞いて、その歴史を初めて知るという体たらくでした。
この盆栽美術館のコレクションギャラリーは、プロローグ、ギャラリー、座敷飾りという、3つの空間から構成されていました。
説明書にはプロローグでは、盆栽文化への導入部として、盆栽と深く関わりのある盆器、水石、絵画資料、そして歴史・民俗資料といった作品等を月替わりで展示しています。続くギャラリーと座敷飾りが盆栽の展示空間となり、ギャラリーでは5席、座敷飾りでは3席の盆栽を季節に合わせ、週替わりでご紹介しています。
とありました。またこの中は撮影禁止でした。
 次に盆栽庭園に行きました。
説明書には盆栽庭園には常に40~50点の盆栽を展示しています。盆栽を360度すべての方向から見られる場所もありますので、盆栽の正面と背面の違いもご覧いただけます。ひときわ目立つ当館最大の盆栽、五葉松「千代の松」は、日のあたり方を調節するため回転式展示台に飾られています。
中央のあずまやと、本館2階の盆栽テラスからは、通常より高い視点から盆栽庭園を見ることができます。と書かれていました。
庭園では写真撮影ができたので、何点か写真をとりました。
展示されている盆栽には、樹齢1200年とかが何点もあり、400年、600年というのはざらでした。
手入れはやはり大変で手間のかかるものだそうですが、そうして何百年も育ててきているのだと思うと日本人の自然に対する心に感じ入るものがありました。
政治家が外国の要人の接待に使うこともあるそうです。吉田茂、岸信介、佐藤栄作などといった首相は何度も訪問しているし、実際にご自身でも素晴らしいコレクションをお持ちだったそうです。
そういった方々の盆栽も展示されていましたが、いったいいくらの値がつくのかは私などには想像もつきませんが、そういう下世話な推測はここでは止めて、純粋に心から日本の文化の盆栽の美しさに感激致しました。