帝国ホテルの正月飾り

 このコーナーは宗像信子講師(左)と安司弘子講師(右)の担当です。

謹んで新年のご挨拶を申しあげます。
本年も宜しくお願いいたします。
宗像信子(喪中)
帝国ホテルの正月飾り

宗像 信子
(開運道芸術部門顧問、咸臨丸子孫の会幹事)

1月5日に用事があり銀座に出たついでに、帝国ホテルに寄りました。
先月は真っ赤なバラのクリスマスの飾りでしたが、この日は素晴らしいお正月飾りに変わっていました。

まるで日本庭園のように落ち着いて優雅な正月飾りと、それを取り巻く華やかな春の佇まいでした。
今年の我が家は喪中だったので、全てお飾りは無しでしたから、このような素晴らしいお飾りを見ることができて嬉しくて心が弾んで、身も心も若返った気分になりました。いや、もしかしたら本当に若返ったのかも知れません。
ついでに地下に行ったみたら、少し小型にはなっていましたがまた素敵なお正月飾りがありました。
デパートとか大きなビルとかではまだまだ立派な門松を見かけますから、それを眺めてお正月らしい華やかな雰囲気をかすかに感じとって少しだけ正月気分を味わって終わっています。
昔は門松がどこの家の門にも飾られていたものですが、この頃は普通の民家には殆ど見られなくなって、一枚ペラの印刷した門松が張られていたりして寂しい限りです。
でも、よく考えてみると、お正月飾り門松の竹も松も最後はゴミになってしまうので、今後のゴミ問題を考えると簡略化した紙の門松、それでもいいのかもしれませんね。
とはいえ、古来からの日本の伝統も大切に守っていきたい気持ちは断ちがたいものです。やはり、これからも、立派な門松があちこちで見受けられる正月風景を大事にしたいと思います。日本の文化と伝統を守るためにも、この程度の贅沢は許されてほしいものです。さて現実に戻ると松の内もあと一日・・・さあ、仕事です。