何と艶やかな市杵島姫神社(いちきしまひめじんじゃ)
宗像 信子
前回ご紹介しました大神(おおみわ)神社の中に、何とも艶やかな神社がありました。
大神神社のパンフレットには、「この神社は九州の宗像の神様の一人、市杵島姫命を祭っています。海の神、水の神であり、芸能をつかさどる弁天さんとしても親しまれている」と書かれています。
大神神社は静謐な広大な敷地にいくつもの神社ありますが、その中でもちょっと雰囲気が違う美しい神社です。
今年ユネスコの世界文化遺産に登録された「神宿る島 宗像沖ノ島と関連遺産群」に祀られている三女神のお一人です。宗像三女神は「宗像大社の社伝」によれば沖津宮の田心姫神(たごりひめのかみ)、中津宮の湍津姫神(たぎつひめのかみ)、と辺津宮の市杵島姫(いちきしまひめのかみ)です。
この市杵島姫神は弁天様とも呼ばれていて、私たちの身近なところにも祀られています。なぜかというとインドの神様である弁財天と同一視されているからです。水の神様であり、見目麗しい女神であることも一因しています。
この宗像大社と三女神については私の夫であり開運道の顧問兼講師である宗像善樹著の「史料にみる宗像三女神と沖ノ島傳説」(右文書院発行)をお読み頂けたらと思います。
ぜひ大神神社にいらした暁にはおみ足をのばして参拝して下さいませ。